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2016年11月24日 (木) | Edit |
シリーズの最終回です
(一度掲載した記事を加筆して複数の記事に分割しました)

電気/電子技術が大きく進化した現代において、家庭用オーディオ技術のボトルネックは機械部品であるスピーカであり、スピーカにおける最大の課題は低音再生であるというのが私の結論です。

音楽再生の総合的なクオリティを効果的に向上させるには、やたらコマケー瑣末な事にかかずらう前に、システム内の最も大きな問題から先に潰して行かねばなりません。それが真っ当な人間の行動パターンです。ですから、LEANAUDIOトライアルにおける8割の労力は低音再生に向けられました。別に私が特に低音が好きだからだというのではありません。ハーモニーで構築された西洋音楽を最大限に楽しんで聞こうとすると、十分に低い音まで正しく聞こえる事が重要なのに、スピーカ再生ではイヤフォンのように十分によく聞こえなかったからに過ぎません。

例えば一般的な条件での歪み率は概ね以下のようになります。
スピーカ(100Hz以下): 1~10%
スピーカ(100Hz以上): 0.1~1%
アンプ: 0.001~0.1%

私はLEANAUDIOトライアルを通してハイエンドと言われる領域のアンプから小さくて超安価なデジタルアンプ(および小さな真空管アンプ)まで試しましたが、全体的な再生クオリティへの影響度合(寄与度)は上記の歪み率と概ね同じような関係だと思います。ですから、100万円のアンプが1万円のアンプにブラインドで負けたとか区別が付かないとか聞いても、まぁソンナモンだと思います。アンプよりは、ソースの圧縮度あるいはDACでのビット処理(アップサンプリング等)の影響の方が多少大きいと私は感じました。また、真空管アンプのキャラクタは私でも判別でき、好印象も受けましたが、楽曲によっては聞きにくい事もあり、メンドクサイので使わなくなりました。

デンセン類のクオリティへの寄与度は、どう考えてもさらに数桁低いでしょう。ですから、超高価なデンセンがブラインドでクリニング屋さんの針金ハンガーに負けたとか区別が付かないとか聞いても全く驚きません。それらのチガイは極めて微小でしょうから、たとえ本当にチガイが聞き分けられたとしても(もちろんブラインドでですよ)、好みの問題(さらに言えば、どちらが好きかすら判別しがたい、単に違って聞こえるというだけ)でしょう。

スピーカに関しても、サブウーハ等を使って100Hz以上の帯域だけを受け持たせるのであれば、最近の良質な小径フルレンジドライバはどれでもOKレベルだと思います。どのフルレンジドライバも、数kHzの信号波形を十分に正しく音の波形に変換してくれる事は当ブログで確認済みです。主に中高域のF特の微妙な形状の違いによって音にキャラクタ(個性)が生じますが、それは好みの問題です。フラットにしたいなら(あるいはキャラクタを変えたいなら)デジタルイコライザで補正すれば宜しい。

しかし、バスレフ型であれブーストした密閉型であれ、フルレンジ1発で十分に低い周波数まで再生したいのであれば、ドライバを慎重に選ぶ必要があります。もちろん、ウーハー用に使うドライバもそうです。低域の歪み特性はドライバの機械的/磁気的設計(主に機械的サスペンション)によって、大きく優劣が付きます。そして、低域の再生クオリティが全体の音楽再生クオリティに大きく影響します。この点において、MarkAudio製フルレンジドライバが抜きん出て優れている事は当ブログでデータを示しながら再三ご紹介した通りです。

基本中の基本シリーズは、以上でオッシマイです。

我々普通に音楽を愛聴する者から現在のハイエンドと言われるオーディオ技術を見ると、マニヤしか拘らぬような(ブラインドでホンマニ聞き分けられるのやら甚だ怪しげな)ヤタラコマケー極端に瑣末な部分に驚くほどの労力とコストを費やしているようにしか見えません。そして、アホみたいな価格。。。一方、それ以外の製品はすごくテキトーに造られているように見えます。マニヤしか気にしないようなコマケー部分はスッパリとそぎ落とし、我々音楽愛聴者にとって本当に利益になる本当の基本的重要部分がしっかりと造られた真っ当な実用工業製品を提供して欲しいなぁ。。と思います。ホンマニ。。

次回から「音質」について書きます。
モトモト、この記事の後半に書いていたのですが、長すぎたので加筆の上で改めて分割して再掲しますね。
オッタノシミニ!
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