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2014年03月22日 (土) | Edit |
どのような機械を設計/開発する場合でも、まず最初に目的(何のために、どのように使われるのか)を明確にしないと、スットコドッコイな代物ができあがります。そして、目的がグルッと180°異なれば、求められる機械もグルっと大きく異なって当然です。

(A)なんかM (B)なんかA

以下は、4年間のLEANAUDIOトライアルにおける僕の実体験に基づく結論です。

「音」ではなく「音楽」を楽しむための装置で重要な事
☆ ベトベンであろうがマドンナであろうが、西洋音楽の重要帯域は40Hz~10kHzであり、この帯域の音をリスナの「耳」まで周波数/時間ドメイン的に正確に、低歪み/低ノイズで届ける事が、家庭用オーディオ装置に求められる最も基本的な命題である(あくまでも実用的に必要十分なレベルでね)。

☆ 特に、西洋音楽で重要となる100Hz以下の周波数/時間ドメイン的に正確な再生をコンパクトで安価な機器でアッタリマエに提供できるようにする事がスピカシステムにとっての最大の技術課題である。

☆ 家庭における音楽再生では、部屋の音響特性が最大の影響因子となる。この点においてニアフィールド リスニングとデジタルイコライザによる音場補正は決定的に有利であり、さらに言えばヘッドフォン/イヤフォン再生が理想的である(究極のニアフィールド)。

- 装置由来の音の癖(個性、付帯的な音等)が過剰だと音楽の内容は確実に聴き辛くなる。マニヤ達の言う「原音再生」たら「高忠実度再生」たらナンタラカンタラといった大層な事では全くなく、装置は記録されている重要帯域(40Hz~10kHz)の信号を必要十分なレベルで素直に自然に正確に明瞭にリスナの「耳」に届けてくれればそれで良い。SP時代の録音や劣悪な海賊版ライブでも無い限り、それで全く十分に「良い」音で音楽を楽しめる(そのためには素直に作られた高品位なドライバが最重要)。

- 最重要基本命題(☆)を疎かにして装置の微細な個性を追い求めるのは全くの本末転倒であり、全くの趣味/道楽の領域である。

- 臨場感(仮想体験、アタカモ。。。)を徒に求めた過剰な空間表現はかえって音楽を聴き辛くする。また、一般の音楽愛聴者(音楽家を含む)のオンヂョに向かう意識は極めて希薄であり(仮想体験を求めない、スピカから音出るのはアッタリマエ)、必ずしも2本のスピカの中央に陣取ってじっと聴くわけではないし、マニヤのような聞き方がエライわけでもジョートなわけでもナンデモナイ。

- 最重要基本命題(☆)を疎かにして過剰に空間表現を求めるのは本末転倒であり、全くの趣味/道楽の領域である。

補足
諸々の点でヘッドフォン/イヤフォン再生はスピカ再生よりも圧倒的に有利である。ただし、スピカ再生を前提に制作された媒体を自然なセパレーションで再生するための信号処理面での改善が求められる。制作段階からヘッドフォン再生を基準に制作されるようになれば理想的である。

シツコク再再掲
「ぼくたち指揮者は一生懸命音を混ぜようとしているのに、どうして君たちオーディオマニアはそれを分解して聴こうとするんだい?」(小澤征爾さんの発言らしい)

「空間表現の追求など不可能を無理して求めているだけであって失うものの方がはるかに大きい、そもそも現代のオーディオは完全に間違った方向に走っている。」(とある演奏家の発言らしい)

「良いスピーカーでゴージャスサウンド聴くのはオーディオマニアだから自分はこれで十分」(矢野顕子さんの発言らしい)

「みんな仲良く、世界中が同じ音質で聞けるようにしてくれー」(とある日本のミュージシャンの発言)

「音楽家の多くは高精度のハイファイ音を楽しむのではなく、音楽の本質を聴く。したがって、彼等は名演奏であれば、SPから再生されたCDでも満足して聴いていることが多い。」(論文「音楽演奏現場における楽音の実態と音楽家のオーディオに対する感覚について」(南 弘明、東京藝術大学音楽学部、電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 98(157), 45, 1998-06-29)の抄録より抜粋)


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テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
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