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2013年11月20日 (水) | Edit |
Evo ZXRをすっかり気に入ってしまい、最近では他の装置をほとんど使っていません。他の装置ではなくコイツに自然と手が伸びてしまうという事です。コマケーオンシツがドーノコーノではなく、音楽再生クオリティと利便性を含めて総合的に、コイツで聴くのが最も快適に感じるという事でしょう。

ZXRの良い点としては、
- F特さえフラットにしてしまえば、音に意図的でヘンテコリンな味付けがなくナチュラル
- 40Hzまでしっかりとした低音をフラットに再生してくれる
- イヤパッドの締め付けが弱いため長時間着用しても苦にならない
- Surround効果のおかげで音場が自然で、音楽を聴きやすい

といったトコロでしょうか。
他のヘッドフォンでは、iPodで聴く場合はもちろん、PCで聴く場合もBluetoothで無線化するとZXRサウンドカードのSurroundエフェクタを使えないため、抵抗入りアダプタを使わざるを得ません。DSPをヘッドフォンに内蔵してしまえば、ソースを選ばず常に同じエフェクタを使えるという大きな利点が得られます。Bluetooth + DSP内蔵は最強のコンビネーションと言えるでしょう。これはヘッドフォンに限らず、スピカにも言える事です。

さて、このSurroundエフェクタの具合がナカナカ良いわけですが、今回は左右の信号をどんな風に混ぜているのか、簡単にF特を計測して調べてしました。

全てSurroundを100%に設定しています。
Surround_20131120111101736.jpg
- 黄色は、左右チャンネルに同じ(モノラルの)サインスイープ信号を入力して、右耳で計測した結果です。
この条件で特性がほぼフラットになるよう、イコライザを調整しています。

- 赤は、右チャンネルにだけスイープ信号を入力して、右耳で計測した結果です。
通常は(エフェクタがOFF)ならば、F特は全く変化しません。しかし、エフェクタを効かせた事で、500Hz以下の出力だけが減衰しています。つまり、低音成分だけが一部左側に割り振られたという事です。

- 青は、右チャンネルにだけスイープ信号を入力して、左耳で計測した結果です。
通常は(エフェクタがOFF)ならば、反対側(左)のチャンネルに音は全く出力されません。しかし、エフェクタを効かせる事で、かなり大きな音が左チャンネルにも出力され、特に500Hz以下では右耳とほぼ同じレベルになっています。これはつまり、500Hz以下の低音はほぼモノラル状態だという事です。一方、500Hz以上の出力は直線的に減衰しており、高音ほど左右のセパレートが強まる事がわかります。

「低音はたくさん混ぜて、高音はあまり混ぜない」という、正に前の記事に書いた通りの混ぜ方ですね。

抵抗入りアダプタの場合は、周波数に関係なく一律に混ざってしまうのに対し、DSPを使うと、このようにより実際の現象に近い混ぜ方ができます。

今回はF特(周波数ドメイン)だけで解析しましたが、左右間の位相差(遅延)に関しても(時間ドメイン的に)ナニカやっているかもしれません。そのうち調べてみたいと思います。

追記
ZXRは100Hz以下の低音もエー感じです。SONYのMDR Z1000の場合、イヤパッドの密閉性が高いためか、低音に圧迫感があるのですが、パッドの締め付けが弱いZXRでは、耳位置のF特が同程度でも圧迫感をそれほど感じません。イヤパッドの気密性が下がると、圧が漏れて低音のレスポンスは下がるのですが、ZXRではドライバ自体で低音を強く出しておいて、イヤパッドの密閉性を下げるという考え方かも知れません。このへんについても、そのうち実験君してみますね。。PC屋さんの製品ですが、侮れませんよ。。。ホントに。

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