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2013年10月25日 (金) | Edit |
ABCと言っても「入門」という意味ではありません。今回は理想的なオーディオシステムについて考えて見ます。
ここで言う「システム」とは、制作側と鑑賞側を含めたトータルな「システム」です。

これにあたって、3つの状態を考える必要があります。
A: 音楽家の生の演奏行為
B: スタジオのモニタ装置で作り込まれ、最終的に表現者が彼の「耳」で確認/承認した状態
C: 家庭用再生装置でリスナの「耳」に届く状態

ここで重要なのは
1) B = A ではない
表現者が世に問うのはあくまでも「B」の状態です。表現者は明確な表現意図を以て「A」から「B」を作り込みます。場合によっては、「B」を「A」に「似せよう」(理想装置でない限り「似せる」事しかできない)とするでしょうし、場合によってはAに大幅な加工を加えるでしょう。どう作ろうが、それは全く彼らの勝手です。画家が何色を使って何をどう描こうが勝手なのとオンナジ。

2) C = B が家庭用再生装置の理想
理想的な家庭用再生装置の目的は、理想的なスタジオモニタ装置を使って表現者が彼の「耳」で最終的に承認した「B」の状態をリスナの「耳」に届ける事です。つまり、スタジオにおける表現者の「耳」から家庭におけるリスナの「耳」までの伝達です。

3) C = A は幻影(コノミノモンダイ)
いわゆる「原音再生」ですね。仮想体験を過剰に求めた「音場のサイゲン」というヤツも同じです。これらを過剰に求めると「ナイモン」を求めてグルグルする事になります。ソース(B)に含まれていないモノを装置で無理矢理付加しようとするわけですから、個人的コノミノモンダイの領域となります。「原音再生」とかナンタラカンタラとか、大層な事を言う必要はなく、個人的コノミノモンダイの領域ですから、各人好き勝手にやればヨロシカロウと思います。

次に、制作側および鑑賞側の理想の装置について考えて見ます。
1) 制作側の理想装置
理想のスタジオ モニタ装置は基本的に真っ白のキャンバスです。モニタ上で、表現者が思うがママに、望むがママのクオリティで、そのキャンバスに彼の望み通りの音楽表現(音色、ヒビキ感等を含む)を描ける事が、最終的なモニタ装置を含む制作側装置の理想です。彼がモニタ上で生音の再現を望めば全くその通りに再現でき、彼が生音に飽きたらず彼のイメージする音を望めば、モニタ上で自由自在に効果を加える事ができる装置です。彼がモニタを聴いて「ツマラナイ」と感じれば、彼が「ツマル」と感じるまで、モニタで聴きながらヒビキなり音色なりナンタラカンなりカンタラカンなりオンガクセーなりヂョーネンなりシヅルカンなり何なりの効果を加えるでしょう。

2) 鑑賞側の理想装置
理想の鑑賞装置は基本的に純白のスクリーンです。スタジオのモニタから表現者の耳に届いた「B」を、そのままのクオリティで、そのままの音色で、そのままのヒビキで、そのままリスナの耳に届けるという事です。絶対に勘違いしてはならないのは、「A」を再現する事が目的ではないという事です。リスナは、表現者がモニタで聴いて「ツマル」と感じた、彼の望むがままのナンタラカンなりカンタラカンなりヂョーネンなりオンガクセーを含む「彼(俺様)が求めた音」で「彼(俺様)の音楽」を聴く事ができます。リスナは、その表現が「ツマラナイ」と感じるのであれば、それを聴かなければ済むだけのハナシです。
恐らく、多くのオヂオマニア達が望むオトと、音楽家がモニタ上で僕達に聴いて欲しいと目指した音は大きく異なるのではないかと思います。マニアの多くは「ツマラナイ」と感じるのではないでしょうか。何故ならば、音楽に触れるに際しての意識の置き所が全く異なるように思えるからです。180度グルットね。。。。
リスナが装置でオトをイヂッテ自分が「ツマル」ように手を加えるのはリスナの勝手ですが、それは全くの個人的コノミノモンダイ領域であり、絶対的な基準はありません。オンガクセーたらヂョーカンたらをさも偉そうに振り回す必要はなく(真にそれを求めるのであれば、素直にソースを聴くべきであり)、自分の好きなようにやればヨロシカロウと思います。

以上は、あくまでも理想状態です。

制作側の装置(特にモニタ装置/方式/考え方)にも改善が必要でしょう。ただし、スタジオモニタだけが進化してもアキマセン。モニタはあくまでも、家庭用再生装置の原器である事を念頭に置く必要があります。モニタはシステム内の基準点に過ぎません。システム全体の最終的出力点は、あくまでも家庭におけるリスナの耳位置であるという事です。ここでの世の中全体の平均的クオリティが向上しない限りアカンという事です。

理想の実現を阻害する最大の要因は、再生場(部屋)の影響です。何故ならば、スタジオも各家庭の部屋も千差万別だからです。
第2の主要因は、若者達でも十分に手が届くリーズナブル価格帯のコンパクトな民生用装置(真っ当な家電製品)の再生クオリティ(特に低音再生能力)がここ何十年もの間基本的に進歩していない点にあります。最近のJポップの録音に対して批判も多いようですが、リスナの平均的な再生環境を考えれば致し方ないのかもしれません。家庭用再生装置のアベレージが大きく向上すれば、制作側のクオリティも必ず向上します。何故ならば、制作側がエクスキューズできなくなる(エーカゲンに作れなくなる)からです。

再三申しているように、部屋の影響を全く受けないヘッドフォン/イヤフォン方式は、以上の点で圧倒的に有利です。今後さらに、ヘッドフォン/イヤフォン再生が広く普及するようであれば、制作段階からコチラをモニタの基準にする事で、上記の理想状態に一気に近付く事ができるでしょう。

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テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
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