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2013年10月10日 (木) | Edit |
ジャズは西洋音楽とアフリカ音楽の組み合わせによって発生した音楽であるとされます。

これぞ正にフュージョンであると言え、これは西洋音楽の歴史の中で画期的なターニングポイントであったと言えるでしょう。現代の僕達がCDやラジオやTVで普段聴いている純クラシック系以外の音楽は、ジャズに限らずポップスであれロックであれヒップホップであれ歌謡曲であれ演歌であれ、事実上全て、程度の差こそあれ、黒人音楽の影響を受けているからです。

エルビスプレスリーは黒人のように歌える白人と呼ばれたそうです。その後、白人ロックが60年代に主にイギリスで大きく発展しますが、ビトルズもストーンズも、黒人達のロックンロールやR&Bに憧れて強く影響を受けたと言うのは周知の事実です。現代のロックやポップスでアッタリマエのように使われているドラムセットも、ジャズドラマー達によって軍楽隊用のシンプルなものから改良されたものだそうです。また、ドラムスとピチカートベースでビートを刻むという今日普遍的な演奏形態も、おそらく黒人音楽に端を発するはずです。ラップも黒人特有の語り口がルーツであるとされます。ジャマイカのレゲエも黒人由来ですし、ブラジルのサンバもそうです。さらにボサノバはサンバを母体とすると言われます。また、南北両米大陸ともネイティブ民族由来ではなくアフリカ大陸から強制的に連れてこられた黒人由来である事が非常に興味深く思われます。

前の記事で、僕は「地」の要素が希薄なクラシック音楽に物足りなさを感じると書きました。西洋音楽に黒人音楽がフュージョンする事で、この「地」の要素が加わったと言えるでしょう。西洋音楽は、その成り立ちからして、科学と同様に極めて強い不変性を持つ事は理解できますが、なぜ黒人(アフリカ)由来の音楽要素がこのように民族や人種や地域を越えて普遍的に愛聴されるのでしょうか? これはもしかして最強のコンビネーションなのでしょうか?
これについては今回は深追いせず、ここらで「ジャズ」の方に話題を向けますね。やっと「ジャズ」です。

黒人色の強い音楽ジャンルには、ジャズ以外にもソウル、R&B、ブルース、ゴスペル、ラップ等がありますね。
ではジャズを特徴付ける要素って何なんでしょうか?

ジャズの起源を調べてみると、20世紀に入ってアメリカの黒人達が白人に混じって、あるいは黒人だけのバンドで演奏するようになり、1930年代に主に都市部に移住した黒人ミュージシャンによってソロ演奏が重要視される「ジャズ」としての進化を遂げたと言われています。1940年代になると、マンネリ化したスウィングジャズに飽きたりずに即興演奏を強く指向する演奏家達がジャムセッションを行うようになり、その結果「ビバップ」と呼ばれるスタイルが発生したとされます。このビバップによって、ソロを順番ずっこに回し、コード構成を守りながらテーマの原型をとどめないくらい旋律をデフォルメするという、僕達にもお馴染みの「モダンジャズ」のスタイルが確立されたようです。フムフム。。。

「ジャズ」を他の黒人系音楽から際立たせる要素のひとつは「ソロ演奏」、もうひとつは「アドリブ」と言って良いでしょう。

では「モダンジャズ」とはどのように定義されるのでしょうか。
一般的に「モダンジャズ」とは、1940年代のビバップから1960年代末(マイルスの電化あたり)までを指すようです。

これに対し、僕の考える「モダンジャズ」はこれよりも10年ほど後にシフトしています(ビバップを含まない)。つまり、1950年台に役者が揃って大きく進化を遂げ、1960年台に洗練/先鋭/多様化して絶頂期を迎えるも後半にはロックに圧され始め、1970年代になるとウェザーリポートやジャコを中心に小数のミュージシャン達がなんとかジャズの探求を継承し、1980年代にジャコの死をもって事実上終焉した一連のアートムーブメントを「モダンジャズ」と勝手に定義します。これは全く独断的なハチマル流定義ですので、ご注意を。。。。

僕の興味が、他の黒人系音楽ジャンルではなく専ら「ジャズ」、とりわけハチマル定義の「モダンジャズ」(1950~1985年)に向かう最大の要因は、おそらく彼らの「探求」という行為にあります。彼らは、マイルスは、コルトレーンは、黒人特有のギョロ目をあのように血走らせ、汗と涎とアルコールとドラッグにまみれて、あのように命懸けで、一体全体ナニを探求したのでしょうか?

ハイ、時間切れ。。。。

今回は問題提起のような形になりました。
次回からは「黒人(アフリカ)由来の音楽要素を含む現代的西洋音楽が何故このように普遍的に愛聴されるのか?」「モダンジャズの時代を駆け抜けたジャズマン達は一体全体ナニを探求しようとしたのか?」といったオハナシになると思います。オッタノシミニ!

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テーマ:JAZZ
ジャンル:音楽
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