FC2ブログ
2013年04月05日 (金) | Edit |
今回はアンプについて、僕の実体験に基づいて書いてみます。

周知の通り、部屋とスピカの影響に比べればアンプの影響は極めて微小です。
以前の記事で紹介したように、某ザッシが主催したブラインドテストで、1万円を切るデジタルアンプが300万円超のハイエンドアンプよりも高い評価を得た。なんて事は条件次第でイックラでも起こりえます。

また、ニアフィールドリスニングに限らず日本の標準的な部屋のサイズを考えれば、常識的な音量で音楽を楽しむにおいて大出力は全く不要です(コチラの記事参照)。

以下、僕の実体験に基づく率直な見解です。

今時の電気技術からして20K円以下で出回っている小さなデジタルアンプで全く用が足りますし、以前紹介したTripath社製ICを使ったミニミニアンプ(コチラ)でもA10ウーハを十分に駆動してくれました。Tripath社のICはマニアの間でも非常に評判が良いみたいで、300万円アンプに勝った安物アンプも同社製ICを搭載していた模様です。ミニミニアンプは悪GAMA君と一緒に姪にプレゼントしたので、今はウーハ用に同じくTripath社製ICを採用したDayton製デジタルアンプ(実売15K円)を使っています。そしてZAP MAINにはクールなデザインがお気に入りのNuForce Icon AMP(グレーに塗装)を愛用しています(実売で27K円くらい)。

そもそも、部屋やスピカに起因して発生する最終的な音響波形の歪レベルに比べれば、今時のアンプのTHDやS/Nは、どんなに安価なものであってもそれはソレハもう屁みたいに微小でしょう。オヂオ用として売られている物なら実用上なんでもエーンチャウ?というのが正直な実感です。最早オンシツよりもサイズとデザインが最重要因子と言って良いのではないでしょうか。電気回路自体は超低コストですから、外装に一番お金がかかっているかも知れません。

こんなにお安くコンパクトにできるのだから、もうスピカの一部品として内蔵してしまえば良かろう。。。という事で業務用モニタスピカではアンプ内蔵型が主流のようです。僕は民生用でも、アンプとDSPと無線インターフェイスを内蔵したメカトロスピーカが今後のトレンドになるだろうと考えています(オヂオ界がマニアオヂオを脱して正常に進化すればね)。そのコンセプトについては、コチラの記事に詳しく書きました。

ブットビ高価なハイエンド アンプって、一体全体なんなんでしょうか?巨大なオヘヤで巨大なスピカを巨大な音量で例の「オンガクセー」とか「ジョーカン」とか「リンヂョーカン」とか「シズルカン」とか「クーキカン」とかをタップリ演出して超ゴヂャスに鳴らすためのソーチなのでしょうか? 出力だけでそんなにコストがかかるとは思えませんので、そのへんのソーチ由来の「オンガクセー」とかを入念に作り込むために巨大なコストがかかっているのでしょうか?数曲聴いたら、モーエー、頼むから止めてくれ!せめて音量を半分に下げてくれ!と僕なら叫ぶカモ知れません。少なくとも僕のリスニングスタイルや僕が求める音楽再生とは180°異なる世界なのでしょう。

再三申しているように、僕は再生音楽にライブの再現を全く求めません。環境の整った広々としたホールでワクワクするゴヂャスな視覚臭覚触覚情報および多くの聴衆が発するあのホール独特の環境騒音(場のザワメキ)と一緒に体験するライブと、ホールに比べれば圧倒的に狭くて音響特性も全く異なる締めきった四角い自室で極めてピュアに録音された演奏を一人静かに聴覚のみで鑑賞する再生音楽とでは、物理的および心理的に全く異なります。全くです。マッタク。ゼンゼンチャイマス。

再生音楽には再生音楽にしかできない表現と楽しみ方があり、再生音楽にライブの再現を求めれば再生音楽本来の良さを確実かつ致命的に損なうと考える僕には、とてもそのようなゴヂャスな再生を楽しむ事はできないでしょう。

以前、一応ハイエンドに属するNuForceのIA7E (220K円くらい)というアンプをお借りする事ができたので、僕としては珍しくトッカエヒッカエしながらIconAMPおよび業務用激安100Wアンプ(18K円くらい)とキキクラベテみた事があります(詳しくはコチラから始まる一連のレビュー記事をご覧ください)。

初めてのハイエンドという事で、しかも超お気に入りIconAMPの高性能型(高額型?)という事で、それはもう期待に胸を膨らませてプラセボ満々でアンプの電源を入れたのですが、しばらく聴いてみた最初の感想は「値段が10倍もするのに、なんか変わらんヤン」でした。僕の普段の音楽の聴き方では、有意な変化をなにも感じられなかったという事です。その後、シューチュして比較してみると、IA7Eはほーーーんの少しゴジャズ感がある(低音が少しブワッと気味、金管が少し金臭く聞こえる(これは嫌い)、ピアノが少しキレイな)ようにも聞こえましたが、どちらかというと地味なIconAMPの方が僕には「聴きやすく」思えました。

この違いは敢えて切り換えながらシューチュして比較すれば感じられますが(あるいは感じるような気もしないではありませんが)、単独で使っていれば、別に「ドッチデモエーンチャウ」というレベルのものだと思います。また、ブラインドで聞き分けられるかどうかも不安です。IA7Eは全く色付けが無くドラムをビシンバシンに高速ドライブするとネットに書かれているのを事前に読んだ僕は、AiconAMPよりももっとピュア(地味)なもっとビッシンバッシンな再生を期待していたので、全く期待外れでした。事前情報によるプラセボ効果満々だったんですけどねぇ。。。。

その後、メーカが高らかに謳っているIA7Eの駆動力の高さを確認するために、低周波音の過渡特性を計測で比較してみましたが、明らかにIconAMPの方が優れていました。大出力アンプの方が駆動力が高いというわけでも無さそうです。。さらにガッカリ。

そして、IA7Eで暫く聴いていると頭が痛くなる(こめかみ付近が締め付けられるように感じらる)という問題もありました。原因はさっぱりわかりませんし、僕だけが感じる問題かもしれませんが、超音波でも強く出ているのでしょうか?音より何より、この点でIA7Eは全く使う気がしませんでした。

やっぱり値段が10倍も高いとゴヂャス感が求められるのかナァ。。よく分からんがハイエンドは身体にも合わないようだし、ナニカ要らぬ事でもしてるのかナァ。。怖いナァ。。というのが、その時の感想です。色づけが無いと巷で評判のNuForceですらコレですから、他のウルトラ ハイエンドは推して知るべしなのでしょうか?

ソーチ由来の「音」の個性や現象ではなく「音楽ソノモノ」を楽しむ分にはハイエンドは不要というか、適さないと言って良いかも知れません。全く普通に、全く要らぬ事をせずに、全く真面目に、全く真っ当に作られた、真に必要な本当の性能を備えた、デザインが良くてコンパクトな、適正価格の製品がベストだと思います。AlpairとかIcon AMPはそのような製品であると思います。

次回はDACについて書きます。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます にほんブログ村ランキング参加中
関連記事
テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック