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2012年05月18日 (金) | Edit |
以前にも書いたように、コレクションでは聴く曲が淘汰されてきたため、最近はネットラジオを聴く機会が増えています。ZAP BAS君大活躍中。

ジャズを聴きたい時はジャズ専門局のJAZZRADIO.comをよく利用します。時代別、ジャンル別、楽器別等、30チャンネルに分類されており、嬉しい事に最近Bass Jazz (ベースが主役のチャンネル)が追加されました。ここは有料の局ですが、無料でも全てのチャンネルを聴く事ができます。無料の場合、ビットレートは40kbps (HE-AAC)に制限されます。料金を払えば、192kbps(MP3)、128kbps(AAC)、64kbps(HE-AAC)で聴けるようになりますが、iTuneのラジオのリストからアクセスすると64kbpsで聴けるので、普段はiTune経由で聴いています。この局に限らず、アップル社と局の間で何らかの契約があるようで、iTuneからアクセスした方が高ビットレートで聴ける場合が多いようです。

一般的にMP3形式の音楽ソースの場合、128kbps以上のビットレートが普通だと思うのですが、この局の場合64kbpsという極端に低いビットレートでもたいして問題を感じません。「音質」なんか意識せずに「音楽」を普通に聴く分には、無料でも全然OKチャウ? というのが実感です。そりゃぁ、切り換えながら聴き比べれば、違いも分かるのでしょうが、別に「音質」をわざわざ聞き分けたりツイキューしたいわけではないので、必要十分なクオリティで音楽を再生できているように思えます。

このように極端に低ビットレートでも、大して劣化を感じずに聴けてしまうのは、AACあるいはHE-AACというフォーマットの恩恵によるらしい。。。というのが今回のお話です。

まず、「MP3 vs AAC音質比較!」という記事をご一読ください。

MP3の場合、ビットレートを256kbpsより落とすと上限周波数は直線的に低下します。上記のサイトによると、256kbps以上での上限周波数はオリジナルと同じ22kHzですが、128kpbsでは15.2kHz、64kbpsでは8.3kHzまで低下します。

これに対しAACの場合、高ビットレートの上限周波数は20.0kHzと若干MP3に劣るものの、128kbpsで18.7kHz、、64kbpsでも13.5khzと、低ビットレートでの上限周波数は比較的高く維持されています。一方、ファイルサイズ(圧縮率)はMP3とほぼ同等です。AACは、MP3等の従来方式を超える高音質・高圧縮を目的に標準化された方式とされ、低ビットレートほどAACの優位性が顕著に現れるようです。上限周波数だけで音質が決まるわけではありませんが、音楽を再生する場合、少なくとも10kHzまでは余裕で再生する必要があるように思われます(FrievAudioのフィルタでいろいろ試した実感です)。MP3の場合、ぎりぎり最低限96kbpsが必要だという事です。128kbpsが標準的に使われるのも妥当な選択だと思います。

AACでも、128kbpsよりも低ビットレートになると、上限周波数が顕著に低下しますが、この点を改善したのが上記のネットラジオで使っているHE-AAC方式です。この方式では、48kbpsでも17.7kHzまで再生可能なようです(コチラ参照)。ただし、アルゴリズムで高音域を予測して生成しているようで、波形自体がどの程度正確なのかは不明です。

まぁ、何はともあれ、「音質」にやたら集中して聞き分けたりツイキューしたりせず、専ら「音楽」を楽しむのであれば、64kbpsのHE-AACでも十分許容できるんちゃう?というのがハチマルの実感です。

これとは正反対の技術として、20kHzを超える帯域の再生を謳うハイレゾ音源やスーパーツイータがあります。ハチマルの実感では、そのような超高域の再生が必要だとは余り思えません。音楽の内容を成す重要成分は恐らく10kHzそこそこまでと思われ、それ以上の帯域は半ばランダムな付帯的現象であるように思えます。恐らく、あのシュワシュワとした、ちょっと耳にコソバユイようなHi-Fi的風味(ステレオ臭さ)が強調され、例のクーキカンとかフンイキとかケハイとかが演出されるため、そのへんを重視するマニアには喜ばれるという事ではないでしょうか。ハチマルには逆に鬱陶しく感じられます。だってさぁ、一番リラックスして集中できる自分のお部屋で、ヒトリ静かに誰にも邪魔されずに音楽を聴けるのが再生音楽の良いトコロなわけで、そこに会場のザワザワしたライブ感やフンイキやクーキカンやケハイとやらを過剰に持ち込みたくないのよ。「音楽」に集中しにくいし。。自分を取り巻く現実の時間と空間の中で、大好きな「音楽」を楽しみたいという事です。すなわち仮想体験を求めるのではなく、スピーカから再生される音楽を聴いているその場その時の瞬間瞬間が新しく生々しい実体験だという事です。だから基本的にライブ盤はあまり好きではない。

追記1
という事で、音質的には無料でも良いかな?と思うのですが、時々挿入される有料サービスの宣伝ナレーションが鬱陶しいので、お金払ってしまおうかと考えています。$4,99/月、$49/年ですから大した額ではありません。

追記2
Victorの携帯型プレーヤを購入した時に、いろいろなビットレートで圧縮して聴き比べた事があります(MP3)。256kbpsと128kbpsを聴き比べたところ、集中して比べると、256kbpsの方が良いような気もしないでもないような気もしたので、256kbps (またはサイズが同等の320~128kbpsのVBR)で圧縮していました。256kbpsと非圧縮のWAVも比べましたが、違うような違わないような、そもそも、それほど執念を持って「聞き分けよう」という意思が働かないので、よく分かりませんでした。要は、そのヘンの音質のチガイが「音楽」を楽しむ上でさして重要だとは感じられなかったという事です。そんなのより、スピーカの低音不足とかバスレフ型の低音ビートの不自然さの方が「音楽」を聴いていると余程気に障りました。

次回はクラシックを聴く時によく利用する局をご紹介します。

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ジャンル:趣味・実用
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