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2009年02月17日 (火) | Edit |
当然ですが、人によってそれぞれ再生音に求めるクオリティや評価基準は異なります。

今回のオーディオ トライアルを通して、僕が再生装置に何を求めているのかが少し明確になったような気がするので、下記の項目にまとめてみました。

1) 聴きやすさ
2) 低音
3) 音量
4) 臨場感とか定位感
5) 原音再生
6) 生演奏か再生音か
 
1)聴きやすさ
僕にとって一番重要なのは「聴きやすさ」です。聴きたいと思った楽器の音がストレスなく聴きとれることを第1に求めます。このため、カナル型イヤフォンが今回のトライアルのリファレンスとなりました。例えば僕の場合ジャズのベースラインの聴きやすさが1つの重要な基準となります。当然、反射音の影響が少ないニアフィールドリスニングが僕には合っています。カナル型イヤフォンは究極のニアフィールドリスニング装置ですね。

2)低音
クラシックの交響曲を聴く時には、やはり低域の再生能力が欲しくなります。盛り上がりの部分の楽しさは低域側の再生帯域が足りないと半減してしまいます。ジャズのベースラインを追いかけるだけであれば、そこまでの低域再生能力は必要ありませんが、サブウーハーで低域側に余裕が出た事によってベースラインがよりストレスなく聴き取れるようになりました。しかし「迫力のある」低音とか身体に感じるような重低音とかは全く求めません。逆に邪魔です。僕の求める低音は、あくまで「聴きやすさ」の延長線上にあります。

3)音量
コンサートホールと同じ音圧の再現を理想とする方も多いようですが、僕は聴きたい音が十分に聴き取れる以上の音量は求めません。アンプの出力は2Wくらいしか使ってないと思います。逆に音が大きすぎると「聴きやすさ」が損なわれます。また、狭い部屋でそのような音量で再生したら、僕は重圧感で30分も聴いていられないでしょう。同じ音圧でも壁に囲まれた狭い室内と広いホールで聴くのでは、あるいは実際に演奏者が前方に存在するのとしないのとでは、物理的にも心理的にも条件が異なり過ぎます。僕はライブで聴くのと再生音を聴くのは全く別の体験として扱います。

4) 臨場感とか定位感
特に重視しません。もともとライブ盤は好きではなく、最初からステレオ再生を想定してセッティングされ慎重にミクスダウンされたスタジオ録音の方が好きです。ステレオシステムで音場を正確に再現する事など理論的に無理ですし、また可能であったとしても僕には重要な評価基準ではありません。部屋で再生音を聞いている瞬間そのものが独立した実体験すなわちライブですから。定位もあまり気になりません。フルトベングラーとかマイルスの古い録音はモノラルですが、特にステレオに劣るようには思えません。逆に真ん中に全てが定位するので聴きやすく感じる場合もあります。

5) 原音再生
これも必要以上はに重視していません。さすがにPCのオンボード サウンドデバイスは許容できませんが、まじめに作られたオーディオ用のそれなりの装置であれば僕には十分です。スピーカーで音が発せられるまでの部分が原信号に対して正確極まりなく作動したとしても、その後の部屋の反射の影響が大きいのではないかと思います。原音再生や臨場感(音場の再現性)を突き詰めるのであれば、再生場の反射の影響を受けないヘッドフォン再生(バイノーラル録音)の方が向いていると思います。

6) 生演奏か再生音か
一流ではあるが凡庸なミュージシャンの生演奏か、それとも人類の歴史に残るような超一流ミュージシャンの渾身の名演奏の録音盤か、どっちかだけといったらどっち取ります? 僕なら迷わず後者の方を取るな。それが今回の結論。僕にとってライブで聴く事が至上ではないし、従って再生音がライブにどれだけ近いかも至上の基準ではないという事です。

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