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2011年05月21日 (土) | Edit |
先の記事で、スピーカーをカーテンで隠したり照明を暗くしたり画像を置いてはどうか。と書きましたが、これは例の視覚的音場感(イメージ)を思い浮かべやすくするためではなく、逆にそのような音像イメージやスピーカに気を取られずに音楽を楽しめるようにする措置として提案したものです(視覚をどっかにボーッと漂わせて、意識に無駄な努力をさせないため)。グラフ雑誌眺めながらでも、マッチ棒積み上げながらでも、要らぬ余分な意識をボーっとできるなら、なんでもOKだと思う。

そもそも生演奏を聴いている時には、視覚で容易に空間を認識できるので、聴覚で苦労して空間を認識しようとはしないはずです。聴覚は専ら音の時間変化(すなわち音楽)の知覚に専念するでしょう。さて再生音楽を聴く時、普通の人は実際に見える環境を素直に受け入れて、ライブと同様に聴覚による空間認識にさして注意を払わないはずです。何故ならば目の前には奏者もステージも存在しないのは明白であるし(音がスピーカーから出てくるのはごくアタリマエで自然な現実であるし)、主たる興味の対象はあくまでも音の時間変化(すなわち音楽)にあるからです。実際に視覚で認識される空間(自分のお部屋)に合致しない仮想空間(ホール)を、わざわざ多大な意志的努力を払ってまで再生音から聴覚を頼りに認識しようとはしないのが普通です。そんな事に意識を消耗するよりも、主たる興味の対象である音の時間的変化(音楽)の認識に意識を振り向けようとするのが行動として自然だからです。ですから自然に普通に再生音楽を楽しんでいる人には、上のようなアドバイスは不要です(そのような人達は、音楽を聴いている時に余剰な感覚(意識)を遊ばせる自分なりの方法を自然と習得している)。この事からも、音楽家であろうと普通の音楽愛聴者であろうと(普通に音楽を聴こうとする人間は)、再生音楽に対して音場再現性(空間再現性)をオーディオマニアのように強く求めないのは極あたり前の事のように思えます。

学生時代のジャズ好きの友人宅で新譜LPのダビングをよくさせてもらったが、友人が好きな曲を聴いている時の行動をよく覚えている。というのは、ソイツが好きなLPを聴いてる時に暇だったので勝手に人物スナップの練習(空打ち)をさせてもらった事があるからだ。ファインダ越しに見た事は鮮明に記憶に残っている。写真屋の習性か?装置はよく覚えてないが親父さんの結構立派なやつだったと思う。

こんな感じかな。
曲に入り込むと視点は定まらない、宙を見ている、というか何も見ていないみたい、多分ピント合ってない、ジャズなのでコーラスの変わり目等に合わせて視点や姿勢が変わるみたい、カッチョイーとこで当方を見てドーヨって感じでニヤッとする、突然脈絡無く当方にクルマの話をする(CITYが欲しいそうな)、黙る、突然立ち上がってお菓子を取る、当方にも1本くれる、食うかと思うと口に入れずに持っている、お菓子を落とす、我に返る、拾ってしばらくお菓子をじっと見ている、食わないかと思ったら突然食う、きっと落としたこと忘れてる、ゴミ捨てに立ち上がって窓から外を見るでもなく見る、硝子をコツコツたたいてリズムをとる、あくびする、席に戻る。。でさぁとまた突然クルマの事を話す(親は中古にしろと言ったそうな)。。。。。かと思うと黙る。。。再び曲に入り込む。でフリダシに戻る。。。

まあ、普通、好きな音楽を聴く時ってそんなもんだと思う。音場なんか微塵も気にしてない。意識はアッチとコッチで行ったり来たりしながら音楽(音の時間変化)をかなり深く追いかけている(そして断続的に没入する)。アッチに逝っている時は「聴いている」という状態なのかすら定かでない。勝手に意識に流れ込んでくる状態なのか?

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