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2009年02月16日 (月) | Edit |
LEAN AUDIOの概念
通常の部屋でステレオ再生する場合、スピーカーから出る音がどんなに完璧な特性を持っていても、壁からの反射音によって実際に耳に届く音の特性(周波数、位相)は醜く歪みます。これを改善するために部屋の音響特性を整える事は、一般家庭においては簡単ではありません。

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スピーカー正面の周波数特性 距離40cmと135cmの比較、サブウーハーOFF

しかしスピーカーに近づく事によって直接音に対する反射音の比率を下げれば、それらの影響を軽減する事ができます。その上でデジタル信号処理による音場補正を行えば、理想に近い周波数/位相特性をリスニング位置に実現する事ができます。

デジタル信号処理は極めて精密で位相誤差のない補正を可能とします。音源がほぼ100%デジタル化されている現代において、信号をアナログ化する以前にデジタル処理を最大限に活用すべきであると考えます。

また、近距離で聴くため同一音圧を得るのに必要なアンプ出力(ボリューム)も下がり、従ってスピーカーの振幅も下げる事ができます。これらは音質的にも装置のコスト/サイズ的にも有利な方向に働きます。

音が拡散する前に耳に届くため、小さなスピーカーでも低音が聴き取りやすくなります(究極のニアフィールドであるカナル型イヤフォンがあのように小さなダイアフラムで超低音を再生している事を考えてください)。

さらにサブウーハーをデスクトップに設置する事によって、耳の高さに近いデスクトップ面からの反射が有効に利用でき、部屋の反射の影響を最小限におさえたダイレクト感のある低音が得られます。そして音場補正を使用する事によって極低域まで極めてフラットな周波数/位相特性を簡単に実現する事ができます。

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サブウーハー使用時の音場補正ON/OFF比較
ハイエンド指向 → 装置を大きくしてスピーカーから離れる → 音量を上げる / 反射の影響がますます増える
リーン指向 → 装置を小さくしてスピーカーに近づく → 音量を下げる / 反射の影響がますます減る

システム構成は、
音源装置として、非圧縮PC音源 + デジタル信号処理ソフトウェアFrieve Audio
出力装置として、小出力アンプ + 小径フルレンジスピーカー + デスクトップサブウーハー
が基本となります。

カナル型イヤフォンに迫るワイドレンジで明瞭なニアフィールドサウンドをデスクトップ上に実現する事がLEAN AUDIOの目標です。

現在のシステム構成
- スピーカー -
8cmフルレンジ (F80AMG、自作ボックス)
デスクトップ サブウーハー (Victor SP-DW1)
超小型スーパーツイーター (TAKET BATPURE)

- 再生ソフトウェア -
Frieve Audio M-Class (シェアウェア)

- 音源 -
オーディオPC (ONKYO HDC-1L)

- アンプ -
KENWOOD KA-S10

- リスニング位置の周波数特性 -
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Frieve Audio M-Classの音場補正機能を使用
サブウーハー ON
補正範囲: 30Hz~10kHz

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