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2010年10月05日 (火) | Edit |
前の記事からの続きです。

極々大ざっぱに言えば、従来、それほど大音量を必要としない家庭用オーディオであのような大型スピーカーが必要とされたのは、ただたた低音を再生するためでした(PA用では大音量を出すためにも大型化が必要ですが)。何も立派に見せて高く売るためではありません。誰も好き好んで大きくしたくは無いけれど、低音再生のためには仕方が無かったという事です。また、サイズが大きいために離れて聴く事を強いられて来たわけです。全ては十分な低音を再生するために。。。。また、そのようなスピーカーを十全に駆動するために駆動側の装置にも高い要求が課せられ、スピーカ自体にも複雑なマルチウェイ システムが必要とされてきました。

現在のオーディオの標準的なリスニング スタイルは、ある意味このような主に低音再生にまつわる足枷を背負っていると言えます。

しかし、前の記事に書いたように、それなりの方法を用いれば、(特定の音量制限の下に)大した苦労もなく小さなスピーカーでも従来の大型並(あるいはそれ以上、しかも長年背負ってきたバスレフ問題からも開放されたホンモノノ)低音性能を得る事ができます。つまり、上記の長年の呪縛を解く事ができるわけです(発想の転換が必要)。

599_20101005083250.jpg
FOSTEX G2000 (バスレフ型)とケロ(密閉型)
ケロはアンプ内蔵の50Hzローカットフィルタを解除すれば、
これとほぼ同等の低域特性を持ちます
両者間で決定的に違うのは最大音量(すなわちリスニング距離)

小型でも十分な低音特性が得られると言う事は、スペース面/コスト面だけでなく、「音楽を聴く上での音質面」で決定的に大きな意味を持ちます。すなわち身近に置けるという事です。
これは2つの意味を持ちます。

- 音楽再生で(特に低音において)最も影響が大きく最も厄介な部屋の影響を根本的に軽減できる事
-------- 「音楽」が極めて自然に聴きやすくなる
- 小出力でも耳位置で十分な音圧を確保できる事
-------- この事自体がさらなるスピーカーの小型化を促す(サイズは必要音量で決まる: 前記事参照)
-------- 駆動側に対する要求が低くて済む(小出力のアンプでも十分)

何も立派なリスニングルームが無くても、たいそうなアンプ類が無くても、日常生活に溶け込んでアタリマエのように交響曲の楽しさを味わえる十分な低音性能を備えた本当の意味での音楽再生装置が実現します。これがハチマルの考える「これからの一般「音楽」リスナー向けオーディオ」です(オーヂオマニヤ用ではアリマセン)。

もちろん「身体に感じる重低音」をこのようなシステムに求める事はできません。それを望む方々向けには、それなりに大型の極低音用サブウーハーが追加で必要となるでしょう(部屋全体の空気を振動させるために)。この場合、位相もへったくれもない(とにかく部屋の空気を動かせば良い)ので、部屋のどこにサブを置いてもタブンOK。もともと大型スピーカーを一般的サイズの部屋に置いて聴いている場合の極低音でも位相もへったくれもないはずです(部屋の影響で)。ちなみに僕はコントラバスの最低音である約40Hzまでは、位相のきちんとしたスピーカーからのダイレクト音を聴きたいと思います。

以上

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テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
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