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2010年10月03日 (日) | Edit |
よく見かけるご意見に「小径ウーハーでいくら頑張って周波数特性を同じにしても、大径ウーハーの低音には適わない。それは別物だよ。」といった趣旨の発言が見受けられますが、果たしてどうなんでしょうか?

実用状態を前提にちょっと考えて見たいと思います。

38cmウーハーを一般的な日本家屋のリビングに置いて離れて聴く場合と、極端な例としてケロを50cmの距離に置いて聴く場合を考えて見ましょう。耳位置での音圧は同等としましょう。ちなみにケロは、付属のサブウーハーアンプ(50Hz以下ローカット内蔵)ではなく外付けのチャンデバとFrieveAudio(要はハチマル新システム)へ接続すれば、38cmウーハーと同等のF特を楽勝で得られます。

さて、ダイアフラムは大きくなるほど重くなり、スケーリング剛性も低下します。これらは当然音質上不利に働きます。スケーリングして考えればAuraの3インチ メタルコーンは一般的な大径ウーハーに比べて圧倒的に高剛性なはずです。また大径ウーハーは重いダイアフラムを駆動するためにより大パワーを要しますし、離れて聴くために、その分の音量もさらに上げる必要があります。これは音質上不利に働くか、あるいは駆動する側の装置により高い要求が課せられます。しかし、これらの要因は次に述べる要因に比べれば大した事ではありません。

最も致命的な要因は「部屋」です。大きくなるほど離れて聴く事になります。38cmの3ウェイシステムを50cmの距離で音量を絞って聴くなんてことはあり得ませんよね。さてこのような一般的実用条件において、38cmの本領を発揮する100Hz以下の低域ではモロに部屋の定在波の影響を被ります。恐ろしいくらいに。。ほとんど「部屋」の音を聴いている状態。

このような大型スピーカーの真価を発揮させるには、それなりに広い部屋、高い天井、入念な音響処理が不可欠なのは当然です。一般庶民には非現実的な条件と言えましょう。千秋君の実家の三善さんチくらいあれば大丈夫だろうけど。。。

さてさて、おっしゃる通り、実際の耳に届く両者の低域音は一般的実用状態において全く別物となるでしょう。ではでは実際に耳に届く低域音の「クオリティ」はどっちの方が一般的に高いと言えるのでしょうか?トクト考えて見てください。これがハチマルの言う「(「音楽」を真剣に聴きたいなら。。)スピーカーは小さくて近いに超した事はない」の意味です(ただし小っちゃくても低音がバッチシ出ているというのが前提ですよ。普通に小っちゃいだけじゃ駄目。)。。それとね、スピーカーだけで議論しても無意味だと言う事を言いたかったんです。部屋の影響が馬鹿デカイ。。

ただし「好き嫌い」は別のハナシ。。。

次は「大きなスピーカーの必然性」について考えて見たいと思います。

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テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
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