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2010年05月29日 (土) | Edit |
「新システム」と偉そうな事を言っていますが、早い話がフルレンジ スピーカーにステレオ式のパワード サブウーハーを追加しただけのものです。

サブを2本にした一番の理由は「メインスピーカーのスタンドが2本必要だから」と「使ってないちょうど良い大きさの箱が2つあったから」です。

以前は右側にパワード サブウーハーを置いて、片方には使用していないガラクタのスピーカーボックスをスタンドとして使用していました(下の写真)。
504_20100529061323.jpg
旧レイアウト。右側にサブ。左のボックスは単なる台に使用。

「では、2本にした事によって何かメリットはあったか?」ですが、下記の点でメリットが得られたと思います。

1) 一般的に100Hz以下等の低域では波長が長いため(100Hzで3.4m)、サブウーハーは(庶民レベルの一般的サイズの)部屋のどこに置いても良いと言われます(人間は低い音の出所を耳で聞き分けられない)。
ところが、前回の記事で出てきたロンさんの曲みたいに信号レベルの高いベースソロを聴いた場合、メインスピーカーからの倍音を聴く事によってロンさんはR/Lの中央に定位するのですが、デスクトップから手に伝わる微妙な振動がマウスを持った右手でしか感じられないため、かなり違和感を憶えました(ちょっと気色悪い感じ)。

つまり、人間は、両耳で低い音の方向を識別する事が出来なくても、振動あるいは風圧の方向は身体で感じる事ができるという事です。この違和感はウーハーを2本にする事によって解消されました。
僕の場合、デスクトップにサブウーハーを置くという、かなり特殊な条件ではありますが、スピーカー システムが比較的身体に近い場合、あるいは逆に部屋が大きくてR/Lのスピーカー間距離が広い場合は、サブをできるだけR/Lの中央に置くに超した事はありません。中央に置けない場合は2本にするのも有効な手だと思います。

2) 1本から2本にする事によって、当然ですが1本あたりの負荷が下がって振動板の振幅を下げる事ができます。これは歪みを低減し低音のスピード感に有利に働きます。大振幅に対応したサブ専用のドライバを使用しない場合は、特に有利に働くと思います。音楽専用にサブを使うのであれば、ドライバには振動板の軽い普通のウーハー用ユニットを使用した方が良いと思います。ただしシアター用に使うと壊れるかもしれません。

3) 音質とは関係ありませんが、R/Lが対称になるのでレイアウトしやすいというのも大きなメリットです。多くの場合、R/Lの中央には映像用のディスプレイや装置類を置くため、サブを中央に置く事は困難でしょうからね。

蛇足ですが、サブを使いこなすには測定が必須です。特に、既にある程度の低域性能を持った大型スピーカーにサブを追加する場合の調整は難しいと思います。

普通のアコースティック音楽を聴く場合、正しく調整されたサブはそれ程大きくは働きません(効果は意外と地味なんです)。特に大型のメインシステムに追加するような場合(カットオフが50Hz以下になるような場合)には、余程気を付けて聴かない限り効果は認識しづらいと思います(元々ソースの低域レベルが低い)。このような低カットオフ設定でサブをONにしてすぐにそれと分かるようであれば、明らかにボリュームを上げすぎです。正しく調整すれば、普段はいるのかいないのか分からないけれど、例えば「春の祭典」の35Hz超絶ティンパニー等の大入力が入った瞬間に大活躍してくれるはずです。
269_20100529082015.jpg
春の祭典のティンパニーの信号。CDの最大レンジの振幅で35Hzの信号が記録されています(参考記事)。

測定には計測器クラスのたいそうな装置は全く不要です。最低性能のパソコンと1000円くらいのPC用マイクロフォンがあれば、フリーソフトを使用して簡単に測定できます。コチラを参考にしてください。

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