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2009年03月10日 (火) | Edit |
PCで音楽を再生する事には抵抗があるけど音場補正はやってみたいという方には外付けのデジタル イコライザが便利だと思います。
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BEHRINGER DEQ2496 Ultracurve Pro
実売価格で4万円以下
■S/N比:113dB
■レンジ:±15dB
■インプットレベル:+12dBu、または+22dBu
■AES/EBUデジタル入出力:XLR×1
■測定マイク用XLR入力端子、ファンタム+15V
■ワードクロックBNC端子
■MIDI IN、OUT、THRU端子
■24-bit/96 kHz
■EQ/RTA
■マスタリングプロセッサー

購入はコチラで可能
メーカーサイトはコチラ
製品マニュアル(日本語)はコチラ

BEHRINGERの製品はオーディオ用というよりは音楽クリエータ用ですが、音質劣化が少ないため愛用されているオーディオファンも結構いらっしゃるようです。
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このDEQ2496は光学デジタル入出力を備えているので、CDプレーヤーのデジタル出力を接続すればデジタルのままイコライジングが可能です。そしてオプションのマイクロフォンを追加購入すればFrieve Audioと同じように自動音場補正も行えます。音場補正でフラットにした上に手動のイコライザ調整を重ねるといった使い方もできるようですから、ほぼFrieve Audioと同じ事ができると考えて良いと思います。

グラフィック イコライザは31バンドしかありませんから、タップ数が最大で65,535まで設定できるFrieve Audioのように細かい補正はできませんが、音場補正の目的であれば十分かもしれません。

価格もお手頃ですので、リスニングルームにPCを持ち込む事に抵抗のある方は一度試されてみてはいかがでしょうか。ただしコネクタ類がオーディオ用に一般に使用されているものとは異なるので注意が必要かもしれません。操作系はかなり独特なので慣れが必要なようです。上に製品マニュアルへのリンクを貼ったので購入を検討される方はよく読んでみてください。

アナログ出力も備えているようですが、デジタルで出力して別体の高性能DACを使用した方が当然音質的に有利だと思うので、DACをお持ちでない方はDACへの出費も考慮に入れておく必要があります。

このDEQ2496をオーディオ用に愛用されている方のブログとしてはlikeさんのAudio Likeが参考になると思います。是非ご一読をお薦めします。
ブログAudio Likeはコチラ

このような装置を信号経路に挿入する事を嫌われる方は多いと思いますが、部屋の音響特性をもろに被った音を「高音質?」で聴くのと、「音質」に微小な劣化はあってもそれらを補正して自然な音響特性で聴くのと、どっちが「自分にとって」「音楽を楽しむ」上で重要かを冷静に判断する必要があります。オーディオに限らず何でもそうですが、技術的に何かを改善すれば何かが悪化します。要は「トータル」で見て何が「自分にとってベスト」なのかを常に考える事が大切です。

技術とはすべからく妥協の産物です。様々に絡み合う要素を限られた周辺条件の中でバランス良く妥協しながら総合的にベストな結果が得られる一番シンプルなソリューションを見つける事が大切です。一部の要素だけに頑なに理想を追求しようとすると決して良いシステムはできません。全ての要素に理想を追求するといつまでたってもシステムが完成しないか、化け物のような非現実的なシステムになってしまいます。

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テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
2009年03月10日 (火) | Edit |
このブログではデジタル信号処理による音場補正の有効性を紹介していますが、長年普通のオーディオ装置を愛用されてきた方にはPC上でマウスとキーボードを使用して音楽を再生したりイコライジング処理を行うのには抵抗があるかもしれません。

そんな方でも一度はご自分のリスニング位置の音響特性を簡単に測定してみてはいかがでしょうか。
もし特性が激しく凸凹している場合は、測定しながらスピーカーを移動したり、リスニング位置を変えたり、絨毯やカーテンで部屋の音響特性を改善したりすると結構大きな効果が得られるかもしれません。

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スピーカーからの距離による音響特性の変化(40cmと135cmの比較)
スピーカーから離れるにつれて部屋の音響特性の影響が強くなり特性は凸凹になります。


PCさえあれば測定はお金をかけずに簡単に行えます。
このブログをご自宅でご覧になっている方はコンピューターをお持ちだという事ですよね。であれば1000円くらいの安物のマイクを購入するだけで誰でも簡単に測定が行えます。

マイクはパソコン用の安物で十分です。
087.jpg
ELECOM MS-STM54
定格 20~16,000kHz
1,312 YEN
先端の穴あきキャップとスポンジ状のフィルタを外して
ユニットむき出しの状態で使用しています。
いろいろな条件で測定してみてわかりましたが
20kHzまでほぼフラットな特性を持っているようです。
音場補正の目的であればこれで十分だと思います。
いたずらに高級なマイクを使用する必要はありません。

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コンピューターも高性能なものは必要ありません。
僕は性能的には現在最低クラスに相当するネットブック(EeePCとか)と同じAtomプロセッサを搭載したONKYO HDC-1Lという音楽用PCを使用していますが、問題無く測定も音場補正も行えます。

ソフトウェアも無料でダウンロードできます。
僕が愛用しているWAVファイル再生ソフトウェアFrieve Audioには音場補正ができないフリー(無料)版があります。フリー版は音場補正はできませんが、音響測定だけなら可能です。測定を行うにはASIOまたはASIO4ALLというサウンドドライバのインストールも必要となるので注意してください。
Frieve Audioのダウンロードサイトはコチラ

音響測定はPCに内蔵のサウンドデバイスを使用して行えます。
サウンドデバイスのフロントスピーカー出力(緑のジャック)またはヘッドフォン出力から「ステレオミニプラグ-RCAx2」ケーブルでアンプの入力へ接続します。もちろんマイクもPCのマイクロフォンジャック(ピンクのジャック)へ接続してください。

測定方法やASIO4ALLドライバの入手方法はこのブログのカテゴリ「Frieve Audioによる音場補正」内に詳しく記載していますのでそちらを見てください。
「補正結果の測定」以外はフリー版もシェアウェア版も操作方法は全く同じです。マイクロフォンについてもそこに書いてありますが、僕は1000円くらいの安物をちょっと改造して使っています。それで十分。

もしFrieve Audioを本格的に音楽再生に使用したいとお考えであれば、音場補正が可能なシェアウェア版(M-Class: 3,200円)を強く推奨します。それと外付けのDACも必要です。PC内蔵のサウンドデバイスは音質的にはかなり劣りますから。

Frieve Audioの本来の用途はWAVファイルの再生であり音響測定は補助的な機能ですが、スピーカーの音響測定用に専用設計された「MySpeaker」というソフトウェアも無料で入手可能です。
MySpeakerのダウンロードサイトはコチラ
MySpeakerはスピーカーの詳細な性能測定が行える多機能な測定ソフトウェアです。もちろんリスニング位置の測定にも使用可能です。僕は使った事がありませんが、なかなか良くできていそうです。興味のある方はどうぞ。

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