FC2ブログ
--年--月--日 (--) | Edit |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2018年02月07日 (水) | Edit |
東京に戻ってきました。

結局、Alpair6MのZAP君をイコライザで少し低域ブーストしただけのシンプルなシステムに落ち着きました。
アンプには真空管アンプ(TU870)を使っています。コレで全く十分。

最近は自転車で楽しんでいます。
自転車のブログ(
ピストdeチネッタ)を始めましたので、よろしかったらご覧ください。

スポンサーサイト
2016年11月24日 (木) | Edit |
(一度掲載した記事を加筆して複数の記事に分割しました)
音質シリーズ最終回です。

オーディオ装置の自作や開発をする際は、また、市販オーディオ装置を選ぶ際は、この「クオリティ」と「キャラクタ」を明確に区別する事がとても重要です。トッカエヒッカエの直接比較試聴を行うとキャラクタの違いがトテモ大きく感じられますが、クオリティが同等であれば、実際の違いは実は大変微小です。普通に実用的に音楽を聴いていれば、そのような違いの事はすぐに忘れてしまうでしょう。

実際、実家で使っているRoar君システムと自宅のZAP君を直接比較すると違いは大きいでしょうが、Roar君システムのクオリティは私の最低基準を満たしているため、これだけを聞いていれば気にせずに音楽が楽しめます。過剰な比較行為は、本来の目的を忘れさせてしまう傾向があるため、それ自体を趣味とする者以外は、注意が必要です。

私の経験によると、「好みの問題」領域に関する判断(好み)は、ちょっとした環境の変化や気分によってコロコロ変わり、しつこくやっていると同じところを知らずにグルグル回ります。私も何周かしてから気が付きました。ですから、「好みの問題」領域に過剰に拘ると、永遠のトッカエヒッカエになります。富士の樹海というやつです。どこかで止めない限り、抜け出す事はできません。

人間というのはモトモト「比較」という行為が大好きなのかもしれませんね。しかし、確固たる目的を持たずに比較あるいはディティールに執着する行為は不毛です。限りなき細部への沈潜に終止し、そこからは前進も創造も生まれません(そのなれの果てが現在のハイエンドと呼ばれるマニアオヂオでしょ)。彼らがツイキュする「ヨイオト」というのは、余りに曖昧模糊とした目標です。それは、タマタマその時の「好みの」オトというに過ぎないからです。それを敢えて「趣味」とするツモリがないのであれば、自ら泥沼に足を突っ込まぬよう、またこの業界の極めて怪しげな宣伝や風評を鵜呑みにせぬよう、ご注意あれ。

という事で、マタマタ言いたい放題を書きましたが、ブログはこれにてお休みします。
ご愛読ありがとうございました。
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年11月24日 (木) | Edit |
(一度掲載した記事を加筆して複数の記事に分割しました)
今回は、装置から出てくる音の「キャラクタ」についてです。

マニア達が聞き分けるキャラクタには2つあるようです。1つは「音楽の音」そのもの、もう1つは「音場とか雰囲気」です。

私はリンヂョー感とかアタカモとかオクチノカタチとか全く頓着しませんし、スッテレオの似非音場を嫌うので、「音場」の事はよく分かりません。通常のリスナは(音楽家も含め)、ステレオ感にほとんど拘りません。2つのスピカの真ん中でマンヂリともせずに聞く人など極めて稀でしょうし、だいたい、どうして2つスピカがあるのか全然知らずに聞いている人が驚くほどタクサン居られますから。ソンナモンです。
「空間表現の追求など不可能を無理して求めているだけであって失うものの方がはるかに大きい、そもそも現代のオーディオは完全に間違った方向に走っている。」(とある音楽家の発言)。私も全く同感です。そもそもスッテレオという中途半端なモンを出すから、マニヤ達がヤヤコシー事になるのです。サイゲンとかツイキュとかできるシロモノではありません。飛び出すTVと同レベルのちょっとしたギミックに過ぎぬでしょう。そいえば3D TVってドーナッタ?最近全然聞かないけど。。。。

「音楽の音」のキャラクタに関しては、その大部分がスピーカの中高域のF特曲線の微妙な形状(凸凹)に依拠すると思われます。
私の経験では、音楽の聞こえ方(印象)に最も強く最も直接的に影響するのがF特です。グライコで特定バンドを3dB程度上下するだけで、かなり聞こえ方が変わります。キャラクタがはっきりと異なるスピーカ同士でも、F特を全く完全フラットに自動補正して聴き比べると、たとえ振動板の材質が違っても驚くほど同じに聞こえます。

キャラクタを形成するもう1つの要因は、箱板の響きや定在波等による付帯音でしょう。インシュレータ(振動を遮断する物ではない)にやたら拘るのも同じです。吸音材を多用する密閉型が彼らに嫌われる1つの要因は、付帯音が少ないからでしょう(オトが死ぬのだそうです。。)。しかし、付帯音というのは早い話がノイズです。付帯音が増えるとS/Nは悪化します。当然ですが、付帯音が少ないほどアーチストさんのやらはった事は、そして楽器固有の音は、聞きやすくなります。

例えば彼らはストラディバリの響きをオウチで「サイゲン」したいのだと言います。ツイキュするのだと言います。ストラディバリの精妙に造られた木製胴体から発せられる固有の響き(つまりストラディバリに固有のキャラクタ)は波形としてソースに記録されており、どうあがいてもそれ以上の情報を得る事はできません。また、残響音(ホールトーン)もソースにはしっかりと記録されています(最近の録音では残響音が多すぎるくらいです)。そこに勝手な箱板の響き(つまり自分のソーチのキャラクタ)を追加なんかすると、せっかくソースに含まれているストラディバリの微妙な響き(つまりストラディバリ本来のキャラクタ)に関する情報は損なわれ、ストラディバリ自体の音は聞きにくくなるだけです。違いますか。一体全体、彼らはナニを聞きたいのか。結局、自分のソーチに固有の音(ソーチのキャラクタ)を聞きたいだけでしょう。だから「マニヤは音楽を聞いていない」と言われるのです。最初からそういう趣味だと言えば良いモノを、「サイゲン」とか「ツイキュ」とか偉そうに言うからオヂオ技術全体がヤヤコシクなるのです。だからあの音楽家さんが「そもそも現代のオーディオは完全に間違った方向に走っている。」とお怒りになるのです。ですよ。。

ソースには十分と思える(場合によっては過剰ではないかとも思える)残響音(または残響効果)が含まれているのに、なぜマニア達は装置でそうやたらに響かせたがるのか、私には不思議でなりませんでした。だって、音楽が聞こえにくくなるやん。

彼らが付帯音(ノイズ)に執着する一因として、大音量再生が影響しているのではないでしょうか。オッキナ装置を使っているとオッキナ音を出したくなるのは分かるのですが、また、オッキナ音の方がソーチのチガイを聞き分けやすいのでしょうが、音楽の快適音量は周囲の暗騒音(環境ノイズ)とのバランスで決まります。また、音源との距離感は直接音と残響音の割合によって決まります(残響音が多いと音源は遠くに感じる)。ノイズの少ないソースを静かな狭い部屋で音量を必要以上に上げて聞こうとすると、何らかのノイズや響きが欲しくなって当然です。これは、S/Nの低い(暗騒音レベルがCDに比べて非常に高い) LPが好まれる1つの理由でもあると思います。必要以上の大音量再生はスピカの特に低域の歪みを確実に増加させ、再生クオリティを悪化させます。

蛇足ですが、スタジオでのモニタリングに推奨されている音量は、音楽ソースの場合で80dBを少し超える程度です。これは、一般的な静かな環境での快適音量(70~80dB)と大きく変わりません。また、一般的な効率のスピカで、1m離れてこの音量で聞くには、1W以下の入力で十分です。

DSP内蔵アクティブスピーカであれば、デフォルトのF特をユーザ受けするキャラクタ(ちょっとドンシャリ気味等)に設定する事もできますし、あるいはデフォルトはフラットにしておいてプリセットでユーザが自由にキャラクタを選択できるようにしたりもできます。実際、ご紹介したBluetoothスピーカ達のほとんどが、そのような機能を備えており、音場の拡がり方や、響き感(残響効果)もユーザがお好みで調整できます。私は全部OFFにしてますけど。

次回はシリーズの最終回です。
オッタノシミニ!
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年11月24日 (木) | Edit |
(一度掲載した記事を加筆して複数の記事に分割しました)
私は「音質」という言葉を滅多に使わず「音楽再生クオリティ」という言葉を多用します。「音質」という表現には「クオリティ」(音楽再生の品質)と「キャラクタ」(出てくる音の個性)という2つの意味が曖昧に含まれるからです。

「クオリティ」とは、ソースの信号をどれだけ正確にリスナの耳まで届けられるかという指標です。その第1の指標が周波数特性です。なぜなら、音楽に含まれる低い音から高い音までリスナに正しいバランスで届ける事がまず重要だからです。少なくとも、アーチストさんが表現の意図を持って出さはった音は、低い音から高い音まで全てリスナの耳に正しく聞こえる必要があります。まず、聞こえるか聞こえへんかが重要だという事です。そして、聞こえる音のクオリティを示す指標として歪み、S/N、位相等があります。

これらは全て計測可能であり、客観的に評価可能です。「クオリティ」が高ければ、確実に音楽の内容が聞きやすくなります。アーチストさんのやらはった事の全部が、苦労しなくても正しく良く聞こえるようになるのですから当然です。クオリティが高ければ、一部の音が聞こえ難くて余計な集中が要求されたり、不自然に聞こえてイライラさせられたりしないという事です。また、音楽が本来持つ構造的バランス(黄金バランス)が正しく保たれるため、音楽を心地良く感じる事ができます。興味の対象がオヂオ装置から出てくる音の「キャラクタ」ではなく、「音楽」すなわちアーチストさんの「やらはった事」である場合、「音楽再生クオリティ」を向上させる事が第1に重要です。

しかし、完全な機械は存在しません。所詮は人間が造るモノですからね。様々な点で技術的妥協が強いられ、どう妥協するかは技術者の考え方によって異なります。ですから、装置によって微妙な個性が生じます。それが「キャラクタ」です。これを私は「好みの問題領域」と呼びます。クオリティが同等であれば、どちらを選ぶかは全く主観的な好みの問題だからです。クオリティが自分の求める基準を満たしていれば、キャラクタの微妙なチガイは気にしなければ気にしなくて済む事ですし、トッカエヒッカエの比較シチョーをしない限り、普通に音楽を楽しんでいればそのような微妙なチガイは意識にのぼらないでしょう。多くの一般ユーザにとっては、微妙なキャラクタのチガイよりもデザインや色や価格やサイズの方が重要でしょう。

マニア達は、主にこのキャラクタの非常に微細なチガイを聞き分ける事を趣味とします。人間の習性として、比較に没頭すればするほど、本来の大目的を見失い、際限なく微細なチガイが気になり出します。その内、どちらが好きか嫌いかすら重要ではなくなり、「違い」を聞き分けるという事自体が目的となる、あるいは「違って」聞こえる事自体を喜ぶ傾向が明らかに見受けられます。

次回はその「キャラクタ」について詳しく考えます。
オッタノシミニ!
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年11月24日 (木) | Edit |
シリーズの最終回です
(一度掲載した記事を加筆して複数の記事に分割しました)

電気/電子技術が大きく進化した現代において、家庭用オーディオ技術のボトルネックは機械部品であるスピーカであり、スピーカにおける最大の課題は低音再生であるというのが私の結論です。

音楽再生の総合的なクオリティを効果的に向上させるには、やたらコマケー瑣末な事にかかずらう前に、システム内の最も大きな問題から先に潰して行かねばなりません。それが真っ当な人間の行動パターンです。ですから、LEANAUDIOトライアルにおける8割の労力は低音再生に向けられました。別に私が特に低音が好きだからだというのではありません。ハーモニーで構築された西洋音楽を最大限に楽しんで聞こうとすると、十分に低い音まで正しく聞こえる事が重要なのに、スピーカ再生ではイヤフォンのように十分によく聞こえなかったからに過ぎません。

例えば一般的な条件での歪み率は概ね以下のようになります。
スピーカ(100Hz以下): 1~10%
スピーカ(100Hz以上): 0.1~1%
アンプ: 0.001~0.1%

私はLEANAUDIOトライアルを通してハイエンドと言われる領域のアンプから小さくて超安価なデジタルアンプ(および小さな真空管アンプ)まで試しましたが、全体的な再生クオリティへの影響度合(寄与度)は上記の歪み率と概ね同じような関係だと思います。ですから、100万円のアンプが1万円のアンプにブラインドで負けたとか区別が付かないとか聞いても、まぁソンナモンだと思います。アンプよりは、ソースの圧縮度あるいはDACでのビット処理(アップサンプリング等)の影響の方が多少大きいと私は感じました。また、真空管アンプのキャラクタは私でも判別でき、好印象も受けましたが、楽曲によっては聞きにくい事もあり、メンドクサイので使わなくなりました。

デンセン類のクオリティへの寄与度は、どう考えてもさらに数桁低いでしょう。ですから、超高価なデンセンがブラインドでクリニング屋さんの針金ハンガーに負けたとか区別が付かないとか聞いても全く驚きません。それらのチガイは極めて微小でしょうから、たとえ本当にチガイが聞き分けられたとしても(もちろんブラインドでですよ)、好みの問題(さらに言えば、どちらが好きかすら判別しがたい、単に違って聞こえるというだけ)でしょう。

スピーカに関しても、サブウーハ等を使って100Hz以上の帯域だけを受け持たせるのであれば、最近の良質な小径フルレンジドライバはどれでもOKレベルだと思います。どのフルレンジドライバも、数kHzの信号波形を十分に正しく音の波形に変換してくれる事は当ブログで確認済みです。主に中高域のF特の微妙な形状の違いによって音にキャラクタ(個性)が生じますが、それは好みの問題です。フラットにしたいなら(あるいはキャラクタを変えたいなら)デジタルイコライザで補正すれば宜しい。

しかし、バスレフ型であれブーストした密閉型であれ、フルレンジ1発で十分に低い周波数まで再生したいのであれば、ドライバを慎重に選ぶ必要があります。もちろん、ウーハー用に使うドライバもそうです。低域の歪み特性はドライバの機械的/磁気的設計(主に機械的サスペンション)によって、大きく優劣が付きます。そして、低域の再生クオリティが全体の音楽再生クオリティに大きく影響します。この点において、MarkAudio製フルレンジドライバが抜きん出て優れている事は当ブログでデータを示しながら再三ご紹介した通りです。

基本中の基本シリーズは、以上でオッシマイです。

我々普通に音楽を愛聴する者から現在のハイエンドと言われるオーディオ技術を見ると、マニヤしか拘らぬような(ブラインドでホンマニ聞き分けられるのやら甚だ怪しげな)ヤタラコマケー極端に瑣末な部分に驚くほどの労力とコストを費やしているようにしか見えません。そして、アホみたいな価格。。。一方、それ以外の製品はすごくテキトーに造られているように見えます。マニヤしか気にしないようなコマケー部分はスッパリとそぎ落とし、我々音楽愛聴者にとって本当に利益になる本当の基本的重要部分がしっかりと造られた真っ当な実用工業製品を提供して欲しいなぁ。。と思います。ホンマニ。。

次回から「音質」について書きます。
モトモト、この記事の後半に書いていたのですが、長すぎたので加筆の上で改めて分割して再掲しますね。
オッタノシミニ!
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年11月19日 (土) | Edit |
前の記事の補足です。

前の記事で、アンプ内蔵のバスレフ型スタジオモニタは共鳴周波数より下の低域信号をカットしているはずだと書きました。
今回は、それを確認してみましたというオハナシです。

下はYAMAHAのMSP5というスタジオモニタのF特図です。
Yamaha2.jpg
ウーハーは12cmです。このスピーカの共鳴周波数もやはり概ね70Hzです。以前ご紹介したチッチャナBluetoothスピーカ達も70Hzでしたね。。70Hzてもしかして定番なの?
前記事のFOSTEX製スピーカでは、40Hz以下のレスポンスが落ちずに殆ど歪みの音だけが出ていました。
しかし、このモニタスピーカのレスポンスは最後まで綺麗にストンと落ちています。ドシテデショーカ?

下はブロック図です。
Yamaha.jpg
やはり、入力後すぐにローカットフィルタで低域信号を減衰させています。上位機種のMSP7では、背面のスイッチでこのカットオフを80Hzまたは100Hzに変更できるようです。また、以前ご紹介したチッチャイBluetoothスピーカ君達も、F特を見ると明らかにローカットしています。パッシブラジエータ方式も、バスレフと同じような「空振り」が発生しますからね。

小型のバスレフでは、「空振り」の悪影響を低減するために、このような入力信号のローカットが非常に効果的だと思います。

この例でも分かるように、スピーカにアンプ/DSPを内蔵するとスピーカの挙動を適切に制御できるため非常に有利です。電子/電気技術が飛躍的に進歩したおかげで、そのような回路は非常に高性能かつ安価です。ですから、小型スタジオモニタの分野では、パッシブ型は殆ど姿を消しつつあります。何度も申しますように、スピーカのメカトロ化により、スピーカの性能は大きく向上します。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年11月18日 (金) | Edit |
前の記事では、低音域ではスピーカの振動板振幅が増加する事によって主に2次と3次の高調波歪みが増加するというオハナシをしました。今回は、市販ブックシェルフ型2ウェイスピーカの歪み特性をご紹介します。

歪み特性がカタログ等で公表される事は稀なのですが、ネットで検索して見つかった貴重な2例をご覧にいれます。

まずはバスレフ型。
参考のため、以前の記事に掲載した振動板振幅のシミュレーショングラフを再掲します。
basR.jpg
黄色が振動板の振幅です。おさらいすると、
バスレフ型では、共鳴周波数で振幅が一度減少する。
それ以下の周波数では振動板が制動を失って振幅は激増する(いわゆる「空振り」状態)。
でしたよね。

下のグラフは、FOSTEXのGR160という16cmバスレフ型2wayの周波数特性です。
GR160_f (1)
このグラフには、2次(赤)と3次(青)の歪みがプロットされています。
共鳴周波数(約70Hz)で振動板振幅が減少するため、2次および3次歪みは実際に減少している事がわかります。それより低い周波数ではどちらの歪みも増加し、2次(赤)は約40Hzでロールオフしています。3次はさらに増え続けますが、25Hzくらいでロールオフすると思われます。

SPLは40Hz以下でフラットになっていますが、これは歪みが激増したためです。このスピーカから40Hz以下の音は殆ど出ません。
このスピーカに40Hzの信号を入力した場合、出てくる音のほとんどが2次(80Hz)と3次(120Hz)の成分で占められ、元の40Hzの成分はほとんど含まれません。つまり、40Hzのマドンナのズンドコビートの信号が入力されると、このスピーカからは40Hzではなく80Hzと120Hzの音しか出てこないという事です。さらに30Hzでは、殆ど3次成分だけになります。つまり、ソースに強い30Hzの信号が含まれていた場合、このスピーカからは90Hzの音しか出てきません。

ここで忘れてならないのが、我々の耳には周波数の高い音の方が良く聞こえるという事実です。例えば、30Hzに対して125Hzの音は約25dBも大きく聞こえます。つまり、極低音の2次や3次の歪みの音は、元の音よりも遙かに敏感に聞こえやすいという事です。ホンマ厄介ですね。低音再生は。。。

下は、上の特性図から計算した歪み率(%)です。
BR.jpg
緑が3次、赤が2次です。青破線は2次と3次の合計です。4次以上は非常に僅かであると仮定し、ここではこれをTHD (総高調波歪み)と見なします。

1kH以上の歪み率は2次も3次も0.2%以下しかありません。なぜなら、振動板の振幅は非常にわずかだからです(シミュレーション グラフを見てね)。周波数が下がるにつれて振幅が増加するため歪み率も徐々に増加し、100Hzにおける3次歪み率は1%を少し超えています。

そこから、共鳴周波数(70Hz)に向けて歪み率は一度減少しますが、その後は空振り状態となって激増します。THD (2次+3次)は、50Hzで10%、40Hzで70%、30Hzで90%に達します。つまり、40Hz以下では元の周波数の音は殆ど含まれなくなります。以前の記事に書いたように、バスレフ型の場合、共鳴周波数より下の音は殆ど聞こえないか、聞こえたとしても音階がアヤフヤになるというのは、正にこういう事です。さらに、過渡的な問題も生じるため、出てくる音は元の信号波形とは似ても似つかぬ出鱈目な波形になります。もう、「ナンカ音が出てるだけ」という状態です。もはや「再生」と言えるレベルでは全くアリマセン。音階によっては根音(例えばドレミのド)が全然聞こえないか、聞こえたとしても音階とリズムが狂って聞こえるという事です。音楽ソースによっては40Hzまでかなり強い信号が含まれるため、この問題は顕著に感じられる場合があります。
聞いているうちにだんだんとイライラしてきて、ポートにティッシュペーパーや吸音材を詰め込み始めるのは恐らくそういう事です。

下は最近見つけたFOSTEX GX100Limited (10cm)の特性です。参考として追加しておきます。
l_ts_fostex100gxltd09.jpg

最近のスタジオ用モニタの殆どはアンプとDSP(デジタル信号プロセッサ)を内蔵していますが、それらのF特を見ると、バスレフの共鳴周波数より低い信号を非常に急峻なハイパスフィルタで除去しているように見受けられます。つまり、デタラメな音しか出てこないなら、入力信号をスパッとカットして全然聞こえないようにしてしまえ!という事です。共鳴周波数が比較的高い小型バスレフでは、そのような手立てが必須だと思います。シツコイですが、そんなんやったら密閉にしてDSPでちょっとだけブーストしたらエーヤンと思うのですが、何故そうしない?そのココロハ?

次に密閉型です。
下は、クリプトンKX-3PIIという密閉型2ウェイスピーカの特性です。ウーハーは17cmです。
KX-3P.jpg
横軸の左端は20Hzではなく35Hzくらいですので注意してください。F特は約50Hzまでフラットです。素晴らしい!
密閉型の現象はシンプルです。周波数が低下するにつれて振幅が増加して歪みが単純に増加します。途中で低下し始めるのはロールオフ現象です。2次も3次も約130Hz (約65Hz x 2、約45 Hz x 3)でロールオフしています。

下はグラフから読み取った歪み率です。
closed.jpg
赤が2次、緑が3次の歪み率です。密閉型は現象がシンプルなので説明は不要ですね。100Hzにおける3次歪みは0.2%以下であり、40Hzでも2%以下です。これは私のRoar+サブウーハの通常音量での特性とほぼ同等です。実用状態でこの特性なら私の基準を満たしてくれます。

しかし、ここで注意が必要なのは、これは1W入力で計測された値であるという事です。このスピーカの効率(1W入力で1m離れた位置で計測した音圧)は85dB以上あるため、一般的な住宅の一般的な広さの部屋で、一般的な快適音量(耳位置で70~80dB)でもって音楽を聞くのであれば、入力は概ね1W以下で十分でしょう。ですから、常識的な条件で音楽を聞く限り、このスピーカの40Hzでの3次歪みが2%を超える事はまずなかろうと思われます。しかし、アンプのボリュームを上げて敢えて大音量で聞こうとすると、振動板の振幅が増加し、3次歪みは激増するでしょう。

85dB以上で音楽を長時間聴いていると難聴を発症する危険性が高くなると言われます。微細なオトのチガイを聞き分けようとするマニア達にとって、難聴は致命傷でしょう。あるいは、長年の大音量再生で既に難聴気味になっているために、ますます大音量で聞こうとするのかもしれません。たまのライブならまだしも、日常的に大音量で音楽を聞く事は、音質面でも健康面でも良かろうはずがアリマセン。ご注意を。。。

という事で、市販の2ウェイスピーカの歪み特性について考察しました。
私がナゼそこまでバスレフ型を忌み嫌い、密閉型を好むのか、よくお分かりいただけたと思います。

次回は、基本の基本シリーズの最終回です。
オッタノシミニ!
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます

2016年11月16日 (水) | Edit |
前回は、周波数が低くなるにつれてスピーカの振動板振幅が急増し、その結果として低音の歪みが増加するというオハナシをしました。では、振動板の振幅が増加すると、なぜ歪みが増加するのでしょうか。今回は、ソノヘンについてオハナシします。

スピーカの振動板はエッジとダンパ(スパイダとも呼ぶ)によってフレームに支持されています(Alpair5のようにダンパが無いやつもある)。このサスペンション機構は、振動板を常に中立位置へ引き戻そうとするバネとして働きます。このバネの特性がどこまでも直線的(リニア)に伸びるのなら良いのですが、ある程度振幅が大きくなると、引き戻す力が急激に増加します(つまりサスペンションがもう伸びられないと突っ張る、バネの特性が非線形になる)。そうすると、振動板の動きが頭打ちになって、信号通りの音を出せなくなります。このような振動板の運動の頭打ちが発生すると、元の周波数の3倍の周波数(元の音が40Hzなら120Hz)を持つ歪み(3次高調波歪み)が発生します。つまり、元の信号にはないノイズが3倍の周波数で発生するという事です。

この振動板の頭打ちは、サスペンションの非線形性によって生じるだけでなく、ボイスコイルとマグネットギャップで構成される磁気回路(モーター)の非線形性によっても生じます。概ね正しく(線形的に)ボイスコイルを駆動できる振幅はXmaxと呼ばれ、カタログ値として表示される場合があります。下はXmaxの概念図です。詳しくは過去記事を参照してください。
xmax.jpg

サスペンションと磁気回路のどちらかの線形性が悪化すると3次の歪みが増加します。どちらが欠けても駄目ですよ。両方が大切です。

以下は私が実際に計測したサスペンション特性の例です。
spring.jpg
Driver AはP社製の比較的設計の新しい13cmクラス市販ウーハーです。最近のトレンドに倣い、非常に大きなXmax値をカタログで謳っています。Driver Bは、お馴染みMarkAudio製13cmフルレンジドライバです。
横軸は振動板の中立位置からの移動量(振幅)です。引っ込み側で計測しています。
縦軸はサスペンションが振動板を中立位置に向かって引き戻そうとする力です。
グラフにはXmaxのカタログ値もプロットしています。

どちらも、振動板が大きく動くと、最後には引き戻す力が急激に増加します。これはサスペンションが伸びきって、これ以上伸びるのがシンドイ状態です。DriverAに比べてDriverBの引き戻す力は全体的に弱く(つまりサスペンションが柔らかい)、右側へより長く直線的に伸びています(つまり直線性が保てるストロークが長い)。

Xmaxに注目すると、DriverAの方がカタログ値のXmaxは大きいのですが、Xmax(つまり磁気的限界)に達する前にサスペンションの機械的限界に達してしまいます。これに対し、DriverBはXmaxの位置でもサスペンションの直線性(ストローク)にまだまだ余裕があります。つまりDriverBでは磁気的限界の方が先に来るため、サスペンションの直線性が良好な領域内だけで振動板が駆動されます。

下は、これらのドライバで計測した40Hzにおける3次歪み率です。
hizumi.jpg
DriverAはある音量から3次歪みが急激に増加しますが、DriverBの3次歪みは計測した範囲では殆ど増加しません。過去記事をご覧になると分かりますが、このMarjAudioドライバは最後の最後まで3次歪みは激増しません。正に驚異的です。

以上から、サスペンション特性の重要性が十分にお分かりいただけたと思います。また、最近の市販ドライバの多くがカタログで非常に大きなXmax値を謳っていますが、サスペンションの特性がそれに見合ってロングストローク化していなければ、宣伝用のハッタリに過ぎないと言えるでしょう。カタログのXmax値については注意が必要です。Xmaxは単なる機械的設計寸法として簡単に大きくできるのですが、サスペンションの設計には非常に高度で繊細なメカニカル エンジニアリングが求められます。

一般的に、スピーカの高調波歪みは、2次と3次に大きく現れます。4次以上の歪みも現れますが、それらは2次/3次に比べて非常に小さい(通常は1%を大きく下回る)ため、気にする必要はありません。
3次歪みは、機械的および磁気的な限界によって振動板の動きが頭打ちになる事によって生じる事は既にオハナシしました。
2次歪みは、振動板の出っ張り側と引っ込み側で機械的および磁気的な特性が異なる事によって生じます。つまり、動きが中立位置を挟んで出っ張り側と引っ込み側で非対称になる事によって生じます。

この事を分かりやすく説明するため、シミュレーション波形をお見せします。クリックで拡大してご覧ください。
simu.jpg
青の波形が振動板の動きです。振動板の動きがそのまま圧力(音)の波形になるのではありません。圧力は振動板の動く速さに比例します。つまり振動板の動きを時間微分する事で音の波形が求まります。緑が、その音の波形です。

▼左上の図は歪みの全くない状態です。振動板の動きも音の波形も完全な正弦波です。
▼左下の図は、振動板の動きを正弦波(赤破線)に対して上側へ偏らせた場合の結果です。そうすると2次歪みが発生して音の波形は右側へ偏ります。この波形の2次歪み率は約7.5%です。
▼右上の図は、振動板の動きを上下で少し頭打ちにした場合の結果です。すると3次歪みが発生して波形の頭が尖ります。この波形の3次歪み率は約2.5%です。
▼右下の図は、さらに大きく頭打ちにした場合の結果です。音はもはや正弦波とは全く異なります。この波形の3次歪み率は約7.5%です。

3次歪みは振動板がある振幅を超えると雪崩を打つように激増しますが、2次歪みは振幅に対してどこまでも単調に緩やかに増加します。このため、スピーカの低音再生限界は3次歪みが激増する振幅によって決まります。

2次歪みは、3次歪みに比べると聴感的にあまり気になりません。私が自分で行った聴感試験によると、2次歪みは数%あっても許容できます。しかし、3次歪みは2%が限界であり、願わくば1%以下に抑えたいところです。詳しい実験の内容は過去記事をご覧くださいませ。

2次の歪みは2倍の周波数を持ちますから、元の音の丁度1オクターブ上の音です(元の音がドなら2次高調波の音は1オクターブ上のド)。なので、余り気にならないのかもしれません。あるいは、単純に3次よりも2次の方が元の周波数に近いからなのかもしれません。その辺は不明です。しかし、とにかく、3次歪みというヤツが、極端に低音再生クオリティを劣化させる最大の要因である事は確かです。LEANAUDIOを通して私はこの事を痛感し、最終的にMarkAudio製ドライバを使う事によってこの問題を大きく改善する事ができました。当ブログにはその経緯を克明に記録してありますので、ご興味のある方は過去記事をご覧くださいませ。

あ、そうそう、大事な事を忘れていました。
当然ですが、再生音量を上げると振動板振幅はダイレクトに増加し、従って低音の高調波歪みもダイレクトに増加します。必要以上に音量を上げる行為は音質面から見ても考え物です。アンプのボリュームを上げて行くと、音が全体的にザワツキ始めるのが分かると思います。これは、主に低域の歪みの増加によるものです。中高域の振動板振幅は元々非常に小さいため、音量を上げても歪みは低音に比べて遙かに小さいですからね。この事からも、低音の再生クオリティが音楽再生全体の印象(クオリティ)に大きく影響する事が実感できると思います。また、小さな音量で聞くニアフィールドリスニングは、この点でも明らかに有利です。

次回は市販2ウェイスピーカ(密閉型とバスレフ型)の歪み特性について書いてみますね。

オッタノシミニ!
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年11月14日 (月) | Edit |
前回の記事で、イヤフォン/ヘッドフォンに比べてスピーカによる低音再生がいかに難儀であるかがお分かりいただけたかと思います。

今回は、スピーカの振幅は低周波域で急増して歪みが大きくなるというオハナシです。

装置の小型化を図るには、ドライバをできるだけ小径にする必要があります(38cmウーハなんか、狭いお部屋で絶対使いたくないですからね。高価だし)。しかし、小さなドライバで十分に低い音まで再生しようとすると、小径のサブウーハを追加する方式にしろ、フルレンジで信号をブーストする方式にしろ、あるいはバスレフ方式にしろ、振動板の振幅は同一音量で比較すると大径ドライバを使う場合よりも大きくなります。そうすると、ドライバの機械的限界によって歪みが急増します。

この歪みは、通常、基本の周波数の整数倍の周波数で発生します(40Hzを再生する場合、80、120、160Hz、...で発生)。つまり、非常に低い音を再生しようとすると、それより何倍か高い周波数でノイズが発生し、全体的な再生クオリティが劣化します。LEANAUDIOでは、デスクトップ用の小さなシステムでイヤフォンなみの低音再生クオリティを達成しようと試みたわけですが、この低音歪みの重要性を痛感しました。歪みが多いと、低音はかえって大きくバンバンと聞こえるのですが(何故なら、歪みは高い周波数で発生し、人間の耳には高い周波数の方が聞こえやすい)、イヤフォンのようにズシリと重い本当の低音が聞こえないのです。良質な低音は静かだと言われますが、正にそのトーーーリ。

そして、様々なドライバを試した結果、MarkAudio製ドライバに行き着きました。当ブログで計測結果を再三ご紹介した通り、MarkAudio製のフルレンジ ドライバは、同等サイズのウーハーよりも低音再生能力がずば抜けて優れており(大振幅での歪みが非常に小さい)、トータルの音楽再生クオリティが明らかに向上するからです。過去記事をご覧くださいませ。

これは、ドライバの機械的な設計(サスペンションのコンプライアンス(柔らかさ)と直線性が保たれるストローク)が他社製とは異次元と言って良いほど優れているからです。小径のAlpairというと、高域が優れているように思われるかも知れませんが、本当のヒミツは低音再生の優秀さにあります。低域のクオリティが高いからこそ、トータルの音楽再生クオリティが高く聞こえるという事です。音楽の構造と同様、最低音域の再生は音楽再生の土台であり、全体のクオリティを大きく左右すると言うのが、LEANAUDIOを通した私の結論です。

さて、これからちょっと難しいオハナシになりますが、この問題についてできるだけ易しく説明できるよう頑張ってみますね。

下はスピーカー設計プログラム(アプレット版)によるシミュレーション結果です。
黄色の線で示した振動板の振幅に注目してください。

密閉型
mippei.jpg

バスレフ型
basR.jpg

重ねたグラフ
kasane1 copy

ドライバと箱の容積はどちらも同じです。入力信号の大きさは全ての周波数で一定ですが、周波数が1kHzを下回ると、どちらの形式でも振幅が急激に増加する事が分かります。

密閉型とバスレフ型の振幅(黄色のライン)を比較すると、120Hzくらいまではほとんど同じです。それ以下では、密閉型の振幅は周波数の低下に伴って単調に増加します。途中の膨らみは、箱の中の空気と振動板が共振するために生じます。私のように吸音材を大量に使うと、共振は抑えられてこの膨らみは目立たなくなります(ただし、レスポンスも低下する)。

他方、バスレフは共鳴周波数(約75Hz)で振幅が一度最小となります(理想的な共鳴では、理論的に振幅は0となる)。これがバスレフの良いトコロです。一見、バスレフ用のドライバは、密閉型ほど大振幅の歪みを重視しなくても良いように思われます。しかし、決してそうではありません。共鳴周波数より下ではレスポンス(聞こえる音の大きさ)が急激に減衰するのに、振幅は一気に増加し、60Hz以下では密閉型よりも大幅に大きくなってしまいます。制動を失った振動板がスカスカ動くのに、ポートからの音が振動板からの音を打ち消してしまうので、音が聞こえないという、いわゆる「空振り」の状態です。そして、振幅が激増すると、歪みも急激に増加し、歪みの周波数はポートからの音によって打ち消されないために、耳に聞こえてしまいます(元の周波数の音は殆ど聞こえないのに歪みの音ばかり聞こえる状態)。
共鳴周波数が十分に低ければ(例えば40Hz以下)、それ以下の音楽の信号のレベルは一般的に十分に低くなるため、これはあまり問題になりません。しかし、小型バスレフでは共鳴周波数が比較的高く(例えば、約70Hz)、それ以下の音楽信号のレベルもソコソコ高いため(例えば、マドンナのズンドコビートは約40Hz/-12dB)、かなり大きな空振りが(従って歪みが)発生するはずです。

小型システムにおいて、バスレフ方式というのは非常に不利な選択だと思えてなりません。LEANAUDIOでも様々な手立てを試しましたが、イヤフォンをリファレンスとする私にはバスレフ型がとうとう受け入れられませんでした。仕事しながら長いこと聞いていると、だんだんと違和感が募り始め、ティッシュでポートをドンドン埋めてしまって、とうとう密閉型になる。。というのを散々繰り返しましたからね。密閉型に対してほんの狭い周波数領域のレスポンスを精々6~8dB程度稼ぐために支払う代償が、あまりに大きすぎるように感じます。で、それやったら密閉型をちょっとブーストしたらエーヤンとなるのです。

長くなったので、今回はオシマイ。

今回の結論は、特に小型のシステムにおいては、密閉型にしろ、バスレフ型にしろ、振動板の大振幅時の歪みを抑える事が重要だという事です。

次回は、歪みが発生するメカニズムと、実際のスピーカの歪み特性をご紹介しようと思います。

オッタノシミニ!
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年11月12日 (土) | Edit |
蓄音機の周波数特性を見つけたのでご紹介します。

横浜蓄音機ミュージアムのサイト(コチラ)をご覧ください。

ヒズマスターズボイスというモデルだそうです。
HMV F
100Hzと4kHzがほぼ同じレベルですから、40万ヘルツの法則通りですね。具合良く聞こえるよう、ホーンの形状を入念に作り込んだのだと思います。帯域は狭いですが、高低のバランスが良いので十分に音楽を楽しめたのでしょうね。

タブンこういう形の装置だと思います。
HMV.jpg
装置の下部に大きなホーンが格納されています。一切電力を使わない超エコシステムですね。

これに比べると、現代の一般的な小型ブックシェル サイズのバスレフ型は明らかに高い方へ偏り過ぎでしょう。しかも、最近は蝙蝠さん領域まで特性を一生懸命に伸ばしていますよね。私としては、まず低い方向へ伸ばすよう努力するのが筋だと思うのですが。。。ドナンデショーカ?????

我々の感覚は非常に相対的です。
低音が十分と感じるかどうかは、高音の大きさによって左右されるという事です。
同様に、快適な再生音量も周囲の暗騒音レベルによって左右されます。静まりかえったクラシックのコンサートであっても、何百人もびっしりと人が居るわけですから、自分の部屋でヒトリ静かに聞く場合に比べて暗騒音は相当大きいはずです。ロックコンサートなら、それはもう凄まじい暗騒音でしょう。ですから、オウチでヒトリ静かに音楽を聴く際に、ライブと同じ音量にして聞く必要は全くアリマセン。相当な苦痛を強いられるはずですから。脂汗が出そう。。。耳にも良くないし。。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年11月11日 (金) | Edit |
前回までの記事では、
●西洋音楽の特徴的な要素はハーモニーである、
●ハーモニー中の最も低い音(根音)を正しく聴く事が奏者にとっても鑑賞者にとっても決定的に重要である、
●根音は主にコントラバス(またはエレキベース)が担当し、その最低音階は41.2Hzである、
●西洋音楽の主要成分は概ね40Hz~10kHzにバランス良く分布している、
●この帯域をまずはキッチリとリスナの耳に届ける事が音楽再生において最重要である、
●西洋音楽の黄金バランス(西洋音楽を西洋音楽たらしめている基本的音楽性)を正しく保って、低音側にも高音側にも偏らずに再生する事が重要である、
といった内容でオハナシしました。

以上から、少なくとも40Hzまでは遅らせず歪ませずに正しく再生したいわけですが、スピーカにとって低音再生は非常に厄介なオシゴトであるというのが今回のオハナシです。

その前に、各種イヤフォンのF特を計測しているサイトを見つけたのでご覧ください(コチラ)。
下はその中の1つのF特です。
TF10Pro.gif
このサイトを見ると、どの機種も20Hzまで全くアッタリマエに再生している事が分かります。これは、イヤフォンは閉じられた非常に小容積の空気を駆動するだけで済むからです。このため、マイクロフォンが捉えた微小領域の圧力変動をそのまま逆変換して鼓膜に届ける事ができます。密閉型ヘッドフォンの場合、イヤフォンよりも空間の容積は大きくなりますが、振動板も大きいため、やはり同等の特性が得られます。

しかし、スピーカ再生では事情が異なります。スピーカから遠く離れた耳のほんの近くの空気だけを駆動できれば都合が良いのですが、それは不可能です。このため、スピーカから出た音は四方八方へ球面状に拡がり、部屋全体の巨大な容積の空気を駆動しなければなりません。この場合、最も厄介なのが低音再生です。

40Hzの波長は8.5mです。半波長でも4m以上あります。これは38cmウーハーの直径の10倍以上です。振動板の大きさが音の波長に比べて非常に小さいと、音波の発生効率が極めて悪くなります。なぜなら振動板の周囲に空気が逃げるため、空気を効率良く圧縮できないからです。イヤフォン/ヘッドフォンでは空気が周囲へ逃げませんよね。だから、あのように低い音まで小さなドライバ1つだけで、鬱陶しい共鳴(バスレフとか)にも一切頼らずに、再生できるのです。

例え38cmウーハーを使っても、何らかの共鳴効果(バスレフ等)を利用しない限り40Hzまでフラットに再生する事はできません。なぜなら、直径が波長に比べて御圧倒的に小さいからです。ちょっと極端な事を言えば、10cmでも38cmでも、波長に比べれば五十歩百歩といったレベルです。振動板の大きさと空間の容積の関係から考えると、閉め切った部屋の壁一面をユサユサと動かさない限りイヤフォン/ヘッドフォンなみの低音再生はできないでしょう。

さらに厄介な事に、低音域では波長と部屋のサイズが同等となるため、部屋の定在波の影響がモロニ表れます。そして、これも厄介な事に、100Hz以下の低周波音を十分に吸音する事は通常の住環境では現実的に不可能です。カーテンや絨毯や市販の吸音ボードなぞ、100Hz以下の低音には屁ほどの効果もありません。カエルの面にションベンってやつです。何をやっても無駄です。真剣に吸音しようとすると住む場所がなくなりますからね。最も現実的で決定的な対処法は、できるだけスピーカに耳を近付ける事です。それ以外に決定的な方法はアリマセン。これについても、当ブログで散々データをお見せしましたよね。過去記事を見てください。

もう厄介な事ばかりの低音再生ですが、もう1つ厄介な事があります。
入力信号(ソースの音)の大きさ(振幅)が一定であっても、周波数が下がるにつれて振動板の振幅は急激に増加します。そうすると、主に機械的な問題によって歪みが増加します。しかも、先の記事でお見せしたように、音楽ソースのスペクトルは一般的に右下がりである(低音ほど信号振幅が大きい、100Hz以下で最大になる)という事実が追い打ちをかけます。もう、スピカによる低音再生は踏んだり蹴ったり状態です。

電気/電子技術が素晴らしく進化した現代において、機械部品であるスピーカが(とりわけスピーカによる低音再生)が家庭用オーディオ装置における最後の技術的フロンティアであるといって良いでしょう。

次回は振動板振幅が大きくなるとどう困るのかについて書きます。
オッタノシミニ!

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年11月10日 (木) | Edit |
前回からの続きです。

前回は、ハーモニーは西洋音楽の重要要素であり、演奏するにも鑑賞するにもハーモニーの最低音である根音を聴く事が大切であるらしいというオハナシをしました。また、オーケストラの根音を受け持つコントラバスの最低音階は41.2Hzであるというオハナシもしました。私がカナル型イヤフォンでベトベン交響曲を聴いた時にショックを受けたのも、そういう事(すなわち、巨大なハーモニーの根音が明瞭に聞こえたという事)だったのね。。と改めて納得した次第です。LEANAUDIOの最重要課題はデスクトップでイヤフォンなみの低音再生を実現する事でしたが、それは根音を正しく聴くための試みであったとも言えるでしょう。

以下は、ジャンルの異なる楽曲の1曲全体の信号スペクトルです(CDからの信号を直接FFTで解析)。
music spct
黄色のレンジが40~100Hzです。
どのジャンルでも、スペクトルは右下がりであり、100Hz以下で最大になります。音楽が物理的に発生する音の大きさというのは随分と低音側に偏っている事が分かります。でも、実際にはこんなにふうに低音に偏ったように聞こえませんよね。

下は人間の聴覚の感度を表した曲線(A特性)です。
Acurve.jpg
私達の耳の感度は、音の周波数が下がるにつれてどんどん低下します(音程の低い音はあまり大きく聞こえない)。私達は一種のハイパスフィルタを通して音(音楽)を聴いていると言えるでしょう。そこで、FrieveAudioで設定したA特性ソックリのハイパスフィルタを通してCDからの信号を解析してみました。

Music Acurve
私達には、音楽がこんな感じで聞こえているはずです。ベトベンもマドンナも、可聴帯域(20Hz~20kHz)の中央に陣取って左右対称のカマボコ型の分布を示します。また、音楽の中の40Hzと10kHzの音の大きさがほぼ同じに聞こえるという事も分かります。マドンナの曲は、ベトベンに比べると低音と高音が張り出したいわゆるドンシャリ的な分布を示しますが、40Hz以下と10kHz以上で急激に減衰していますね。

以上から、西洋音楽の主要成分はジャンルや時代に関係なく(ベトベンでもマドンナでも)40Hzから10kHzの間で、高音/低音のどちらにも偏らずにバランス良く分布している事が分かります。塩梅良く聞こえるように音楽を作ると、自然とこのようなバランスになってしまうという事なのでしょう。私はこれを「西洋音楽の黄金バランス」と呼んでいます。

これは、有名な40万ヘルツの法則(再生装置の下限周波数と上限周波数の積が約40万ヘルツであれば音楽を快く聴く事ができるという法則)とも非常によく対応していますね。この法則に従うと、スピーカの下限周波数が60Hzである場合、約6.7kHz以上の高域を減衰させた方がバランス良く聞こえるという事になります。つまり黄金バランス(西洋音楽に固有の基本的音楽性)を崩さないように再生するのが大切という事なのでしょう。以前の記事で紹介したBoseのBluetoothスピーカは、約8kHzから上を減衰させていましたよね。

もちろん可聴帯域全域(20Hz~20kHz)を完全にフラットに再生するのが理想です。しかし、20Hzをスピカで再生しようとすると、とんでもない非現実的なサイズになってしまいます(イヤフォンは20Hzでも普通に再生します)。家庭用装置の現実的な目標は、まず40Hz~10kHzをしっかりと再生する事でしょう。40Hzまでしっかりと再生できれば、コントラバスの最低音階を正しく聴く事ができます。

40Hzが無理であるならば、高域を適度に減衰させてバランスを取る事も重要でしょう。しかし、そのような小型装置でバスレフ等の共鳴効果を利用する事には疑問を感じます。なぜなら、共鳴周波数以下の音が殆ど(または全く)聞こえなくなってしまうからです。例えば、ドミソの和音のドの音がゼンゼン聞こえなくなるという事です。また、多少聞こえたとしても、歪みが激増し過渡的な波形も大きく崩れます。前の記事に書いたように、根音が正しく聞こえるかどうかは、奏者にとっても鑑賞者にとっても決定的に重要です。密閉型であればレスポンスは緩やかに減衰するため、ロールオフ以下の音域であってもとにかく音は正しく出してくれます。小さいながらも根音は正しく聞こえるという事です。これは決定的な違いです。

また、バスレフ等の共鳴方式は、周波数と振幅が一定の定常状態では理想的に機能するのですが、音楽信号のような過渡入力に対しては応答が遅れたり、条件によっては音程すらアヤフヤになってしまいます。つまり、もう2つの要素であるメロディーとリズムが狂ってしまい、LEANAUDIOの目標であるイヤフォンのように正確には聞こえないという事です。そのような現象を示す計測データは、当ブログで再三お見せしましたよね。

ですから私は密閉型パワードウーハを好みます。また、小径フルレンジ一発のミニマムなシステムであれば、密閉型にし、3次歪みが許容できる範囲で低域信号を適度にブーストした上で、高域を緩やかに減衰させてバランスを取るのが最善でしょう。その場合、MarkAudioドライバのように、優れた機械的特性を持つリニアリティの高いロングストローク ドライバが理想的です。私の知る限り、そのような用途にはZAPに使っているAlpair6Mが最適です。超オススメ!Alpair6Mの詳しい事は当ブログの過去記事にあります。

私にとって、共鳴周波数を十分に下げられない小型のバスレフは最悪です。バスレフなら、共鳴周波数を40Hz近くまで下げたいものですが、そうすると装置が巨大になります。パッシブラジエータ方式の方が良いかもしれません。

次回は、スピーカによる低音再生の難しさについて書く予定です。
オッタノシミニ!

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます


2016年11月09日 (水) | Edit |
装置の開発に限らず、人が何らかの物事に取り組む時、最も基本の部分を良く理解し、何が問題なのかを正しく見極め、最も大きくて重要な問題から優先的にアプローチする必要があります。人は、ともすれば末端の瑣末で微細な事象に心を奪われがちです(なんか、高度で高級で難しくて偉い事をやっているかのように全く勘違いする)。しかし、物事の首根っこを押さえずに細部にばかり拘泥すると、行き着く先は永遠の泥沼です。富士の樹海をいつまでも彷徨するはめになるでしょう。

そこで、音楽再生の基本中の基本について、何回かに分けて書いて見ようと思い立ちました。

オーディオ装置とは、音楽家の表現行為の結果(作品)を、できるだけ音楽家自身が望むままの状態で広く一般大衆に伝達するための装置です。ここで扱うオーディオ装置とは、マニヤ達の趣味の対象としてのソーチではなく、音楽愛聴者のための実用道具としての装置ですから勘違いなきようお願いします。

今回は、イチバン根っこの部分、すなわち「音楽」(装置にとってのソース)について書いてみます。

我々が日頃聴いている音楽のほとんどは、ジャズであれロックであれポップスであれ、ローマカトリック圏の教会音楽に端を発し、いわゆるクラシックの流れをくむ西洋発祥の音楽です。リズム、メロディー、ハーモニーが西洋音楽の3要素とされます。雅楽やインド音楽のようにハーモニーを持たない音楽の方が世界的に多数を占めるそうで、ハーモニーこそが西洋音楽を特徴付ける重要な要素であると言えるでしょう。

ハーモニーとは、音階の異なる複数の音を調和させる事とされます。ハーモニーの土台となる最も低い音を「根音」と呼びます。根音がハーモニーの音程を決定します。例えば、最もおなじみのドミソの和音の場合、ドが根音です。ミは第三音(根音から3度の音)、ソは第五音と呼ぶそうで、各音は以下のような役割を持つとされます。
根音・・・和音の性質を決める上で最も重要な音
三音・・・和音に明暗の表情を加える音
五音・・・根音を補助する音

あるいは
根音は家の大黒柱(ないと崩れてしまう)
三音はインテリア(家の雰囲気を決める)
五音は天井と壁(あるだけで雨風はしのげる)

と教えておられる教育者の方も居られるようです(コチラ)。

ハーモニーを形成する音の中で根音が決定的に重要であると言えそうです。

通常、オーケストラの根音を受け持つのがコントラバスです。コントラバスに関するサイトを見つけましたのでご覧ください(コチラ)。
その中から、興味深い内容を抜粋します。

▼そしてだれでもいいから、オーケストラの団員をつかまえてきいてやってください。演奏しててとちりはじめるのはいつかって。ぜひきいてみてください。コントラバスの音が聞こえなくなるときだって返事するにきまってますから。

▼ベースは和声の最低音を支えるが、同時にリズム楽器として重要な役割を果たしている。オーケストラの奏者は、意識するとしないとにかかわらずこの低音のリズムを頼りにしてテンポを維持していることが多い。ワルツなどを考えれば明らかだが、通常の交響曲でもこういう箇所はたくさんある。


私はジャズを聴く際に無意識にベースラインを追いかけながら聴きますが、オーケストラの奏者達も全く同じなのね。。。。驚きました。別に私に固有の「癖」というのではなさそうです。これは。
私はベースラインの音階とリズムが明瞭に聞こえないとイライラしてきて、そのうち激怒します。大きく聞こえるかどうかよりも、正しく聞こえる事の方が重要に感じるため、LEANAUDIOの初期ではバスレフで聴いているとそのうちポートにティッシュを詰め始め、最後はとうとう密閉型になってしまうという事を何度も繰り返しました。また、ライブ等でベーシストがヘボだと(たとえヒノテルがラッパを吹いていようとも)聴くに絶えず、しばらく席を外すなんて事もありました。

以上のような事から、演奏者にとっても鑑賞者にとっても、根音の音階とリズムが正しく聞こえる事がとても大切である事が伺い知れます。

クラシックにしろ、ジャズやロックにしろ、通常はコントラバス(またはエレキベース)が最低音部を受け持ちます。そして、その最低音階は、コントラバスもエレキベースも同じで41.2Hzです。

ちょっと長くなってしまったので、後は次回という事で。。
オッタノシミニ!

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年11月07日 (月) | Edit |
計測器を実家に持ってきていないので正確な計測はできませんが、簡単にフリーのFFTソフトで計測してみました。

計測条件は、
- ラップトップPCの内蔵マイクで計測
- 部屋 = 8畳、和室 (古い家なので、マンションの8畳よりずっと広い)
- 距離 = 正面60cm
- 信号 =-6dBの正弦波
- ボリューム = Roar本体は最大、PCのボリュームは25%
音楽再生時のリスニング位置でのレベルは60~80+dBAくらいだと思います。
普段より少し大きめです。

DACのイコライザを以下のように設定しています。
iq-2.jpg
±6dBの補正量です。

F特です。PC内蔵マイクなので1kHz以上は測定していません。
ftoku2.jpg
40Hzまでほぼフラットです。

歪み率をFFTから簡単に読み取ると、80Hzの3次歪みは1%以下、40Hzの3次歪みは丁度2%でした。
私独自の基準では、許容できる3次歪みのレベルは2%以下です。計測結果はギリギリですが、40Hzで-6dBという大信号が含まれているソースは非常に稀です(私のコレクションでは「春の祭典」の全曲中1発のバスドラだけ)。マドンナのズンドコビートでも-12dB程度ですので、実用上、十分に余裕があると言えるでしょう。サブウーハのドライバをAlpair10に換装すれば、歪みは大幅に減少するはずです。

Roar君が直販で15,800円、PM-SUBminiが直販で16,200円なので、合計32,000円なり。
寸法は2段重ねにして横20cmx縦25cm程度。

2つを最初から一体で作れば、もっとお安く小さくできるでしょう。
Roar君はBluetoothとUSB DACを最初から内蔵しているので、一体化できれば外付けDACは当然不要です。

10万円をターゲット価格にすれば、これより遙かに高品位/大音量のシステムが作れるはずです。
20万円なら、それはもうブットビ ゴヂャスなハイエンド製品になるでしょうよ。
オーディオ装置の価格なんて、必要技術レベル、開発に要するコスト/リソース、製造コストから考えて、多めに見積もってもせいぜいそんなレベルに収まるはずですよ。ドデショウカネ?
オンガクキクナラサイテーヒャックマンエンはどう考えても時代錯誤的でしょう。30年の間に世の中の技術は飛躍的に進化しているのですからね。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年11月05日 (土) | Edit |
さて、発達した現在の技術で作られたアンプ等の電気回路は、非常に安価であっても、音楽帯域の信号を再生するには全く十分なクオリティを有しています。全く十分に広帯域であり、全く十分に高S/Nであり、全く十分に低歪みです。ですから、値段が100倍もするのにブラインドテストで聞き分ける事ができない(あるいは負ける)。。。なんて事が起こります。ソース側も、実用的にはCDレベルで全く十分でしょう。圧縮しても、ほとんどの人が聞き分けられないはずです。それが事実です。

電気/電子技術が十分に進化した現代において、音楽再生で最もネックとなっているのが、多分に機械的要素を持つスピーカです。スピーカは電気信号→磁力→振動板の機械的振動→空気の振動という複雑な変換を行う一種の機械部品です。今時の電気回路で発生する歪みなぞ、スピーカでの複雑な変換によって生じる歪みに比べれば桁違いに小さい屁みたいなもんです。

マイクロフォンは、スピカとは逆の変換を行いますが(というか、スピーカはマイクロフォンとは逆の変換を行うために作られた機械です)、小さな振動板で検出できる微小空間の圧力変動を変換するに過ぎません。音源からの圧力波は球状に全方向に拡がりますが、マイクロフォンは振動板に届いた球面の中のほんの小さな領域の圧力だけを電気信号に変換します。ですから、あのように小さな振動板でも可聴帯域下限の音を信号に変換できます。

耳の中または耳のすぐ近くの非常に限られた小さな空間を駆動するだけで済むイヤフォンやヘッドフォンであれば、この信号をほぼ逆に変換できるため、非常に低い音まで小さな振動板で再生できます。極端な事を言えば、録音に使ったダイナミック マイクロフォンを耳に突っ込んで逆に信号を流すのと似たようなものですからね。このため、本当に忠実な音(音場)を「再現」する必要があるプロフェッショナルな現場(例: 自動車の室内音の感応評価等)では、ダミーヘッドマイクとヘッドフォンを使ったバイノーラル録音/再生方式が使われるのが普通です。

スピーカーでは、マイクロフォンの小さな振動板で拾われた微小空間の圧力変動を、再び部屋の中で球面に拡がる圧力変動に拡大しないといけません。なぜなら、マイクロフォンが拾った微小領域の圧力変動をスピーカから遠く離れた位置にある耳まで届ける必要があるからです。音波は、耳に到達するまでに全方向へ球面状に拡がるため、大きな空間全体を駆動しなければなりません。このため、マイクが拾ったエネルギに比べてスピーカが発生しないといけないエネルギは遙かに大きくなり、大出力の増幅器が必要になります。そして、バカデカイ ウーファとかバスレフとか帯域の分割(マルチウェイ可)とかが必要になります。これらは全て必要空悪です。マイクロフォンが帯域分割しますか?チッチャナ振動板1つで全ての音を拾いますよね。さらに、再生場の条件は録音した時とは全く異なります。音波がスピカから耳に届くまでに部屋の影響を強く受けてしまうという事です。このように、スピーカによるステレオ再生は、ソモソモ、何かを「忠実」に「再現」(逆変換)できるシロモノでは全くありません。生演奏の「サイゲン」をツイキュしようにもツイキュのしようが無いという事です。

繰り返しますが、イヤフォン/ヘッドフォン再生はスピーカ再生に比べて圧倒的に音(および音場)の再生方法として優れています。スピーカがどう逆立ちしても太刀打ちはできません。ですから、昨今ヘッドフォン再生が主流になりつつあるのは(というか既に主流?)全く自然な成り行きであるかのように私には思えます。あとは音源がヘッドフォン再生専用に作られるようになれば理想的でしょう。私は、特に交響曲はバイノーラル録音で聴いてみたいと思います。そういう盤出ないかなぁ? いろいろ試してみましたが、交響曲をステレオスピカで聴くのはかなり無理があるように思えて仕方ありません。交響曲を真剣に聴く場合、私は密閉型ヘッドフォンを使います。

なお、LEANAUDIOはスピーカ再生をイヤフォン再生に近付けようとした試みです。だって、オウチで一日中イヤフォン使うのって鬱陶しいですからね。。。ヘッドフォンが主流となっても、家庭で気軽にリラックスして音楽を楽しむためのスピーカ再生に対する需要はなくならないでしょう。しかしヘッドフォン再生で耳が肥えたリスナを満足させる音楽再生クオリティ(マニヤ達の言うオンシツではない)が求められると思います(私自身がそうであったように)。

結論ですが、
家庭用の小型スピーカに残された最大の課題は、イヤフォン/ヘッドフォンなみの低音再生を達成する事でしょう。中高音域は全く十分なレベルに達していると私は思います。低音では大量の空気を大きく動かす必要があります。これには大きな振動板を使うのが手っ取り早いのですが、装置が極端に大型(そして高価)になり、家庭用として適しません。一方、小さな振動板で低音を再生しようとすると、振動板振幅が大きくなります。そして、機械的に大きく動かすと、機械的な問題(サスペンションの非線形性)によって音に歪みが生じます。これを克服するには、スピーカに優れた機械的特性が求められます。つまり、大きく動いても運動が頭打ちにならないロングストロークで直線性の高いドライバが必要だという事です。これには高度なメカニカル エンジニアリングが要求されます。スピカはれっきとした機械部品だという事です。

一方、ソフトウェア的アプローチも重要です。スピーカを保護するために、内蔵DSPを使って大音量時の過大振幅を制御する技術は、ご紹介したBluetoothスピーカに既に組み込まれています。私が理想的だと考えるのは、共鳴を使わない密閉型スピーカをイコライザでブーストし、音量に応じてブースト量(ブーストの下限周波数)を制御する方式です。さらに高度な方法として、ダイナミックに低音信号の振幅を抑制する事が考えられます。通常、極低音の信号レベルはどの楽曲でも大きくないのですが、稀に生じる極端に大きな低音信号にだけ音量(アンプボリューム)に応じたコンプレッションをかけるといったような方法です。

つまり、メカトロ化が、これからの家庭用オーディオ スピーカのキーワードとなるでしょう。

追記
元々メカニカル エンジニアであったMark Fenlon氏が設計するMarkAudio製ドライバは、上記の機械的特性において明らかに他に抜きん出ており、特に大振幅時の低音再生クオリティがずば抜けて優れている事は、当ブログで計測データを示しながら再三ご紹介してきた通りです。未だに、これに匹敵するドライバは現れないようです。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます

2016年11月03日 (木) | Edit |
ご紹介したBluetoothスピーカは、現在最も技術的に進んだオーディオ再生用スピーカであると言えます。私が以前から提言しているようにDAC、DSP、アンプ、スピーカを1つのシステムとして構築し、ソフトウェアで制御する事により、性能は飛躍的に向上します。事実、これらのBluetoothスピーカは、安価かつ非常にコンパクトでありながら10cmクラスのブックシェルフ型と同等の低音性能を実現しています。

これらは全てバッテリを内蔵した非常にコンパクトな可搬型です。この技術を据置型のもう少し大きめのクラスに適用すれば、家庭用として全く十分なシステムができるはずです。例えば、これらの可搬型システムのパッシブラジエータの共鳴周波数は約70Hzですが、これを50Hz以下に下げる事ができれば十分だと思います。もちろん、共鳴を利用しないシンプルな密閉型であれば言う事はありません。

勘違いされやすいので言っておきますが、サブウーハ等を使ってF特を低い側へフラットに伸ばしても別に低音がドンドンとかバンバンと大きく聞こえるようになるのではありません。低音の「量感」や「迫力」が増すのではゼンゼンないという事です。それまで聞こえていなかった(でも音楽には確実に含まれていた)非常に低い音が聞こえるようになるというだけです。その違いは思いの外大きくありません。サブウーハをONにし忘れても、しばらく気付かない程度の違いです。

非常に低い音が聞こえるようになると、音の「重み」が増し、音楽全体の重心が下がります。これは特にクラシックを聴くとよく分かります。クラシック曲の低音信号の大きさは他のジャンルの楽曲に比べて決して大きくはないのですが、この非常に低い音が聞こえるかどうかがとても重要であるように私には思えます。クラシック曲の低音は基本的にビートではないからかも知れません。私は、初めてカナル型イヤフォンでベトベン交響曲を聴いた時にこの事に気付き、ショックを受けました。音楽って、こういうバランスで作られていたのね。。。と。それをスピカでも聴きたいと考えたのがLEANAUDIOのソモソモの始まりです。

私の経験では、40Hzまで、できるだけ歪ませず遅らせず信号波形をそのまま耳に届ける事ができれば十分ではないかと思います。それ以上を求めると装置は極端に大型化し、一般家庭用としては非現実的になるからです。また、その効果も僅かでしょう。なぜなら、どのジャンルの楽曲も40Hzより低い音はほとんど含まれておらず(パイプオルガンは除く)、また聴覚の感度も極端に低下するからです。30Hzの歪みのない正弦波の音は、振動板が激しく動いているのに驚くほど微かにしか聞こえません(なんかもう、振動板の風切り音みたいなのしか聞こえない)。

いかにコンパクトかつ安価な装置でいかに十分な低音再生能力を提供するかが、これからの装置の重要課題であると言えます。その最先端を進んでいるのが、ご紹介したBluetoothスピーカ達です。家庭用の装置は可能な限りコンパクトである事が重要です。馬鹿デカイ装置に貴重な住空間を占領されたくなんかアリマセンからね。

そのような小型装置の低音再生を考える場合、どの程度の音量まで性能を保証するのか適切に判断する事が重要です。なぜなら、システムの再生可能最大音量は、最低音域でのスピカ振動板の振幅によって決まるからです。マニヤ達が望むような100dB超とかの極端な大音量に対応しようとすると、装置はどんどん巨大化します。一般の人が静かな部屋で音楽を楽しむ時の平均的な音量は、楽曲の音の大きいパートで精々80dB(耳位置)程度に過ぎません。このような小型装置では、極端な大音量時にドライバの振幅を制限するためのDSP保護機能が不可欠でしょう。

低音のオハナシばかりでしたが、200Hz以上の中高音域では、最近の真面目に作られた小径(2"~3")フルレンジドライバはどれも十分に音楽再生の基準を満たしていると思います。ドレデモエーヤン好みの問題領域と言って良いでしょう。私は過去にツイータやスーパーツイータを追加してみましたが、結局不要であると判断しました。

私の経験によると、マニヤ達が拘る微妙な音のキャラクタの大部分は、中高域のF特曲線の微妙な形状によって決まります。例えば、メタルコーンのAlpair6Mと紙コーンのAlpair6Pの音のキャラクタは聞いてすぐ分かるほど大きく異なりますが、F特をフラットに補正して聞き比べると驚くほど同じに聞こえます。ですから、ノーマル状態でフラットに音が出るように内蔵イコライザ(DSP)をデフォルト設定しておき、ユーザがプリセットまたはグライコで自由にキャラクタを変更できるようにしておけば宜しかろうと思います。DSP内蔵であれば、その他のキャラクタ(響き感、拡がり感)もユーザのお好みに合わせて自由に設定できます。

最後に、このような小型装置で重要となるのが設置方法です。ROAR等の装置をデスクトップで聴く場合、デスクに直置きしたのではせっかくの高性能もダイナシです。低音が強力なので、デスクに伝わる振動も小さくありません。リスナの耳の高さまで持ち上げるようなスタンドがオプションで提供されると嬉しいと思います。ライトのような可動アーム式なんかも良いですね。

さらに、2つのスピカの真ん中でマンヂリともせずに聴かないと正しく機能しないようなステレオ方式(似非オンヂョ)は普通に音楽を聴く人々には重要ではないでしょう(というか邪魔)。そういう意味でも、また、鬱陶しいデンセンを無くすという意味でも、さらに、持ち運びが容易という意味でも、左右一体型が主流となるでしょう。

今後、各社の技術競争によって、趣味オヂオの泥沼から脱却した真に高品位な家庭用オーディオ装置が正常に進化する事を切に願いまする。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年10月31日 (月) | Edit |
各社のBluetoothスピーカのF特を掲載した海外のサイトを見つけました。こちらをご覧ください。

今回は、その中から特に低音再生に優れた2機種として、BoseのSoundlink Mini II とSONYのSRS-X33を取り上げます。
どちらも私のROAR君よりさらにコンパクトです。Boseのが幅18cmくらい(Roar君は20cm)。
bose-sony.jpg
銀がBose。青がSONY。
Soundlink Mini IIの詳細なレビュー記事はこちらをご覧ください。
SONY SRS-X33の詳細なレビュー記事はこちらをご覧ください。

まずはBOSEから。
DSC09739_800x600.jpg
Soundlink Miniは2つのメインドライバと2つのパッシブラジエータを備えた4ドライバ構成です。これはアクティブサブウーハを備えた5ドライバ構成のROAR君よりもシンプルですし、サイズも一回りコンパクトです。
下はF特です。
BoseMini.jpg
ROAR君とほぼ同等というか、少し低周波側に伸びていますね。スペック的に55Hz/-10dBといった感じでしょうか。こんなに小さいのに立派です。
ボリュームに応じてF特を変化させている事が分かります。小音量時はラウドネス補正を効かせてドンシャリ気味にしているようですね。また、大音量時は90Hz以下にリミッタをかけていると思われます(おそらくドライバ保護のために)。DSPを使えば、このような補正を自由自在に適用できます。ちょっとエフェクト効かせ過ぎとチャウ?という気もしますが、聞いた事がないので分かりません。また、よく頑張っているとは言っても不足気味の低音とバランスさせるために、8kHz以上の高域は敢えて落としているように見えます(40万Hzの法則に従うと、下限が60Hzなら上限は約7kHz)。これって、実は重要なんですよ。西洋文化圏のメーカとしてBoseはそのへんヨク分かっているのかな。

お次はSONYのSRS-X33です。
y_SRS-X33_03structure.jpg
こちらもSoundlink Miniと同じ4ドライバ構成です。Roar君て結構贅沢な仕様だったのね。
下がF特です。
measurement-all.png
下限周波数はSoundlink Miniとほとんど同等。これも素晴らしい。なんかRoar君負けてるやん。
こちらも小音量時のラウドネス補正(こちらは低域のみ)と大音量時のリミッタを適用しているようですが、Boseよりは随分マイルドですね。また、高域のレスポンスが真っ直ぐに伸びているのがBoseとは対象的です。典型的な日本人チューニングでしょうか。ハイレジョのソニーとしては、落とすわけにユキマセヌか??
Boseはどっしりとして低重心、SONYは腰高なバランスと言えるかも知れません。

このような小型SPではバスレフではなくパッシブラジエータ(昔はドロンコーンと言った)が使われる事が多いようです。バスレフの場合、容積が小さいと共鳴周波数を十分に下げるには極端に管が長くなったり細くなったりするからでしょう。パッシブラジエータの場合は、主に振動板重量で共鳴周波数を調整できます。どちらの方式も位相の変化量は同じなのですが、私はパッシブ方式の方が好きかも知れません。私がどうしても受け入れる事ができなかったバスレフ臭さをRoar君では全然感じないからです。バスレフの場合、管から内部の音が漏れたり、風切り音がしたり、管自体の共鳴音が出たりしますが、パッシブラジエータ方式ではそれらは発生しませんからね。

なんで普通サイズのスピカでパッシブラジエータが普及しなかったんだろ??バスレフばっかしですからね。まぁ、筒ッポだけならコストはかかりませんが、何ヂュウマンエンもするツイキュとやらをする立派なヤツならさぁ。。。。と思うのだが。。

これらのBluetoothスピカのように60Hzくらいまで再生できれば、十分に音楽を楽しめるのですが、イヤフォンとZAP君に慣れた私の耳には、どうしても低音不足に感じてしまいます。バスレフにしろパッシブ方式にしろ、共鳴を使う低音増強方式では下限周波数(共鳴周波数)以下でレスポンスが急激に減衰するため、それより低い音はほとんど(というか全く)聞こえなくなります(そして波形もデタラメ)。私の経験では、なだらかに減衰する密閉型であれば、フラットなF特は60Hzまで維持できていれば許容できます。やはり、小径フルレンジ+密閉型アクティブウーハが私にはベストであるように思えます。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
2016年10月30日 (日) | Edit |
WaveGeneおよびWaveSpectraという簡易なフリーソフトとPCの内蔵マイクを使ってF特を計測する事ができました。やればできるのね。。
そこで早速、普段聴いている条件で簡単にF特を測定してみました。ROAR君本体のボリュームは最大、PC再生ボリュームは普段のレベル(18%程度)、リスニング距離は約60cmです。

Ftoku
赤がROAR君だけ、青がROAR君+SUBmini君です。

ROAR君はエフェクト機能満載なのですが、私は全てのエフェクトをOFFにしています。ただし、部屋の定在波の影響を抑えるため、DACが内蔵するデジタルグライコで125Hzバンドを-6dBにしています。

ご覧のように、ROAR単体で70Hzまでほぼフラットな特性が得られます。パッシブラジエータ方式では、バスレフと同様に共鳴周波数より下でレスポンスは急激に減衰します。スペック的には65Hz/-10dBといったところでしょうか。

サブウーハはアドオン方式で追加しています。クロスオーバーは最低(カタログ値では60Hz)に設定し、ボリュームは1/2程度です。位相は標準(180°)に設定しました。サブウーハは密閉型であるため、レスポンスはなだらかに減衰します。これが密閉型の良いトコロです。スペック的には35Hz/-10dBといったところでしょうか。今回初めて計測してみましたが、なかなか良いですね。大型床置きスピーカ並かそれ以上と言えましょう。ただし、再生音量は大幅に制限されます。ニアフィールドだからこそ成せる業です。

なお、サブウーハをアドオンするためにBluetooth接続は使えません。USB DACからのアナログ出力をサブウーハとRoarのLine INに接続しています。DACにはSoundBlaster X-FI SURROUND 5.1 PRO (こちら)を使っています。

以上が、私が実家で2年ほど使っている、簡単でミニマムなデスクトップシステムです。計測せずに適当にセッティングしていましたが、結構まともな特性が得られている事が分かりました。もちろん、高品位なMarkAudioドライバを使ったZAP君と直接聞き比べれば、色々と気になるトコロはあるのでしょうが、これダケを聴いていれば特に問題を感じませんし、長時間聴いても特に違和感も覚えません。十分にヨク「音楽」が楽しめています。不毛なヒカク地獄に陥る事だけは極力避けたいものです。

現在、各社から様々なBluetoothスピーカが販売されています。それらの中には、ROAR君のように強化された低音再生能力を備えた製品もあります。今後、家庭用オーディオ スピーカは、このタイプが主流となるでしょう。メインはヘッドフォン。BGM的にお気軽に聴きたい時やミンナで聴きたい時はスピーカ。。というスタイルでしょうか。次回は、私が注目するBluetoothスピーカを何機種か取り上げてみたいと思います。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
2016年10月30日 (日) | Edit |
実家ではF特を計測できないので、正弦波信号を再生してPC内蔵マイクで波形を観察してみました。内蔵マイクというのは、ラップトップPCのディスプレイの上に付いている小さい穴のやつです。その結果、Roarは70Hzまでほぼフラットに再生できる事が分かりました。これは標準的な10cmウーハ付きのバスレフ型ブックシェルフと同等です。その代表としてFOSTEX GX100の特性図を示します。

FOSTEX GX100のF特
GX100
GX100

Roar君は小さいなりに大変頑張っていると言えるでしょう。もちろん、最大音量は通常のブックシェルフ型に比べて大幅に制限されますが、50~60cmのニアフィールドで聴くには全く十分です。ブックシェルフを2個も机の上に置いたら邪魔で仕方ありませんからね。

でもね。。。40HzフラットのZAP君を聴き慣れた私には低音の重みが物足りなく感じる場合があります。そこで、FOSTEX PM-SUBminiという13cmサブウーハを追加しました。密閉型である事と、幅がRoar君とほぼ同じ(2mm違い)という点が選んだ理由です。安価ですし。。
PM-SUBmini2_620x394.jpg
FOSTEX PM-SUBmini (製品ページはこちら)

次回は計測データ(波形)も紹介しますね。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
2016年10月29日 (土) | Edit |
ご無沙汰してます。

約2年前から、年老いた両親の面倒を見るために、大阪の実家に滞在しています。妻と息子が住む東京の自宅には2ヶ月に1回程度帰るという、長期単身赴任のような状態です。実家でも、あいかわらず音楽を聞きながら仕事をしていますが、ZAP君は自宅に置いたままなので、こちらでは市販品を組み合わせた簡単お手軽なデスクトップ システムを使っています。お手軽といっても、私の事ですから、ちょっと一工夫していますよ。

使っているのはSoundBlaster Roarという非常にコンパクトな一体型Bluetoothスピーカです。
製品サイトはこちら
Roar
中/高域用の小径フルレンジドライバとサブウーハによるバイアンプ式2.1ch構成ですが、筐体の左右側面にパッシブラジエータを備え、サイズに見合わぬ強力な低音再生能力を有しています。この小さなパッケージに合計5個もドライバを内蔵したCreative社渾身の力作と言えましょう。

幅202mmの単行本サイズでありながら65Hzくらいまで低音をしっかりと再生してくれるため、ニアフィールドであれば十分に音楽が楽しめます。これは概ね標準的な10cmウーハー付きの2wayバスレフ型ブックシェルフと同等の下限周波数です。

僕は、これをZAPと同様にPCのディスプレイ上方(実家ではラップトップPCを使用)の真正面に設置し、50~60cmの距離で聴いています。

いわゆる「オンシツ」ですが、マニヤのようにコマケー事を気にしない僕には、音楽を楽しむに必要にして十分なクオリティを備えているように思えます。左右SPの距離が近いので、当然ステレオ感は希薄ですが、ステレオによる似非オンヂョーを嫌う僕にはかえって好都合です。

ジャズのピチカートベースも非常に聴き取りやすく、最初はこれで十分やん!と思っていたのですが、楽曲によっては低音の重みが物足りなく感じる事があるため、FOSTEX製の小さな密閉型サブウーハを追加しました。

次回に続く。。。。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
2016年10月26日 (水) | Edit |
検討中。。。。
オッタノシミニ。。。。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
2014年04月04日 (金) | Edit |
5年前の記事から、整理しながら順次掲載中です。ご覧くださいませ。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
2014年04月03日 (木) | Edit |
という事で、過去記事の整理に入りました。

全ての記事を一端非公開にしています。

こちらからご覧ください

800件近くもあって驚きましたよ。年間約160件ですから、平均更新ペースは約1件/2.3日です。
よく頑張ったものです。これぢゃぁ、整理も大変だぁ。。

不要な記事は削除し、一部の記事は加筆/修正しながら、古いのから順番に再公開する予定です。
ジャンル分けも見直す予定です。

オッタノシミニ!

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してますにほんブログ村
テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
2014年03月31日 (月) | Edit |
もうネタないです。。。

今年に入ってから、今まで書き足りないと感じていた事も書く事ができました。あとはベトベンとジャコについてもっと書いてみたかったのですが、想い入れが強すぎて書けそうにありません。

そういえば、2月には、目標にしていた開設5周年を迎えたんですね。忘れてました。

更新のペースが落ちたため、もう1つの目標である100万ヒットに未だ達しませんが、まぁ、そのうち辿り付くでしょう。目標と言えば、ランキングもとうとう11位まで落ちてしまいました。まぁ、5周年までは、一応目標にしていた10位以内をキープしていたのでヨシとしましょう。

開設以来5年間にわたって、ほぼコンスタントに10位以内をキープして来れました。その間にブログ村上位陣の顔ぶれも目まぐるしく入れ代わりました。LEANAUDIO、地道によく頑張ったと思いますよ。ウン。これも読者の皆様の応援のおかげです。これまでの応援、本当にありがとうございました。そういえば一ヶ月ほど1位に居座った事もありましたね。一位は絶対に無理だと思っていました。ホンマニ。

基本的にブログLEANAUDIOはこれにてオッシマイという事にして、過去記事の整理に入りたいと思います。読み返している内に何かネタができたら、追加の記事を書くかもしれません。その節には読んでやってくださいな。また、過去記事の訂正や加筆も予定しているので、たまには古い記事も読み返してみてください。

次の新しいブログを始めようかと考え中です。テーマは「日本」かな? 「オヂオ」を取り巻く不可思議な現象(人々の行動)をイロイロと観察して考察した事は、次のブログにも確実に生かせると思います。良い練習になったかもしれません。

とりあえず、ソレデハ。。。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます にほんブログ村ランキング参加中
テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
2014年01月31日 (金) | Edit |
さる調査によると20代のTV視聴時間が減少しており、逆にラジオ(radiko等のネットラジオを含むと思われる)の視聴が増えつつあるとの事。

バラエティ、お笑い芸人、刑事ドラマ、番宣にはウンザリですもんね。僕も最近ラジオばかり聞いています。ニュース等の報道番組ではTVよりもずっと辛口のコメントが聞けます。CMも少ないですしね。。TVが余りに娯楽に偏り過ぎたのに対し、ラジオではまだジャーナリズムとしての自覚が残されているように感じます。うん。
僕の友人(僕のロッククライミングのセンセの山男氏)は多方面にわたって非常に博識なのですが、職業柄(タクシーの運転手さん)、仕事中ずっとラジオを聞いている事も1つの理由かもしれません(元々かなりのインテリなんですけどね)。

という事で、最近は仕事部屋でラジオをまともに聴けるよう、イロイロと試していました。電波が届きにくい鉄筋コンクリート マンションの室内(いわば鉄籠の中)で、しかもノイズを盛大に発生するPCのすぐ横で使い、さらに窓が西向きなので近隣の主要ラジオ局とは真反対の方角という極めて苛酷な条件ながら、やっと実用レベルで中波/短波/FMの主要各局を受信できるようになりました。

例の非常用ラジオが届いたので家中で受信状態を確認したところ、僕の部屋がノイズおよび電波強度ともに最悪でした。リビングでは東向きの窓際で東京エリア内の全てのAM局とラジオNIKKEI(短波)を良好に受信できましたが、僕の部屋ではPC (特にディスプレイ)からのノイズが酷い上に届く電波の強度自体も弱いため、AM中波局はノイズが多くて1局も実用レベルで受信できず、短波放送なんて全くノイズの嵐。対してFM局は比較的良好に受信できました。FMはやはりノイズに強いですね。

そこで、仕事部屋の窓の外側にラヂオを持ち出してみたところ、AM中波局と短波局(ラジオNIKKEI)をソコソコ受信できる事を確認できました。つまり、窓の外に外部アンテナを設置すればなんとかなる可能性があるという事です。

と、そこまで確認した上で、外部アンテナ端子が最も充実しているという理由から例のゴヂャスな中華BCLラヂオTECSUN S-2000を購入。結局物欲に負けたのね。。。それと、やはり中華製の超安価な外部ループアンテナも購入しました。おかげで海外からの日本向け短波放送も受信できます。オトナリさん(韓国、北朝鮮、中国、台湾)はモチロン、ベトナムと一番聞きたかったイランからの放送も受信できましたよ。あとBBCもね。

radio ZAP
ワールドバンドZAP君
アンテナの配線はまだ実験君状態です。

という事で今回は
ワールドバンドZAPがほぼ完成!
というオッハナシでした。

次回は、もう少し詳しくご紹介します。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます にほんブログ村ランキング参加中
テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
2014年01月25日 (土) | Edit |
相変わらずオヂオねたはありません。ドシタモノカ。。

今回はamazonアソシエイト プログラムの収益について。

参加してから約4ヶ月が経ちましたが、現在までに紹介料として約4K円の収入がありました。当初、1年間でCD 1枚分の収益が上がれば御の字。。と思っていたのですが、4ヶ月で既にCD約2枚分です。ご利用頂いた皆様、大変ありがとうございます。

知らなかったのですが、ブログ内のバナー製品が直接売れなくても、そのバナーからamazonにアクセスした方が最終的にamazon内のドコカのお店でナニカを購入すると、その売り上げに見合った紹介料が貰えるようです。ハチマル推奨製品が直接売れたのは全体の約20%に過ぎません。ですから、直接売れたのだけで計算すると、1年間の収益は当初の予想通りCD約1枚分程度にしかなりません。まぁ、そんなもんでしょう。。。

ほんのささやかなお小遣いですが、イトウレシ。。。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます にほんブログ村ランキング参加中
テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
2014年01月25日 (土) | Edit |
相変わらずオヂオねたはアリマセン。どしたものか。。

テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
2014年01月17日 (金) | Edit |
ネットラジオは専らAccuRadioを聞いていたのですが、最近「Radiko」で国内のラジオ番組も聞くようになりました。関東エリアの局を聞くだけなら、最早「ラジオ受信機」は不要です。ベッドではiPadで聞いています。

radikoではTBSラジオ(AM)とInterFMがお気に入り。NHK(AMとFM)もよく聞きます(NHKは「らじる★らじる」から聞けます)。いいですね、ラジオって。。。ちょっと見直しましたよ。バラエティと番宣/CMばかりのTVよりも余程マジメに番組を作っているように感じます。こうなると、大阪の放送も聞きたくなるのですが、Radikoではエリア制限のために関西地区の番組を聞く事はできません。エリアを偽装するかソフトウェアを購入すれば聞けるのですが、そこまでやる気はしないし。。。

僕の仕事場の窓は西向きで見通しも良いため、大阪のAM放送を受信できるかもしれません。非常用ラヂオが届いたら試してみようと思うのですが、届くのは月末になりそうです(中国から発送)。マチドーシー。。。

追記
僕はシュワッとブワッとキランキランなコーキュ オヂオでラジオ(アナウンス)を聞くのが大嫌いでしたが、ZAP 2.1君では全く自然な音で聴けます。LEANAUDIOはラヂオを広帯域/低歪み/低ノイズにしたダケの音を目指したのですから当然ですよね。トーゼン。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます にほんブログ村ランキング参加中
テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
2014年01月14日 (火) | Edit |
「BCL再来」で検索すると、多数のブログやホームページにヒットします。本当にブーム再来なのでしょうか?

一通り見てみると、やはり機械類に強い物欲や収集欲を示す高度長期的男の子(つまり僕達オッサン世代)によるノスタルジック ブームという感じですね。若い子達が興味を持っているわけではないので、大して発展はしないでしょうし長くは続かないでしょう。昔は中高生が中心でしたからね。。事情が全く異なります。

青春のBCLラジオや最新の中華ラヂオを棚に複数台並べた写真が多く見られます。やっぱり収集/骨董趣味?オヂオ趣味も似たようなものですね。でも、オヂオ趣味がなんだかヤタラ偉そうにするのはナゼ?高価(サイテーヒャックマンエン)だから?クラシックというジョートソーなオゲーヂツ音楽(「ほう、クラシックがお好きですか。それはまた良いご趣味で。」的な)をマンヂリともせずにダイオンリョーでシューチュして聞くから?なんでシュミノオーサマなの?どしてそんなにエラソーにするの?「趣味」なのに。。。趣味でしょ。。。

それはさておき、
かくいう僕もその世代ですから、BCLラヂオが欲しくなる気持ちはヨック分かります。例の非常用ラヂオを使って僕のオッシゴト部屋で短波を実用レベルで受信できる事を確認できたら、最新の高性能デジタルチューニング式中華短波ラヂオを1台購入しようかなぁ。。どしようかナァ。。と、ネットで調査中です。イロイロあります。イロイロ。。。1マンエン出せば相当高性能なのが買えますし、2マンエン出せば最新のハイエンドです。信頼性や品質管理はともかく、ラヂオとしての性能や機能は非常に高いようです。また、以前の日本製のように、頻繁に新型が発売されて、どんどん高機能化しているようです。で、例によってオヂサン達はそれらを買って、性能比較している模様。。オヂオと同じ。まぁ、オヂオに比べれば金額的には可愛いものですが。。。

主な中華ラヂオ取り扱い店
ワールド無線
BestKakaku.com
X-Direct

肝心の放送の方ですが、ネットの普及によって、当時人気のあった各国の国営日本語放送は殆ど廃止されています。BBCもVOA(アメリカ)もABC(オーストラリア)もドイチェヴェレも、とっくの昔に日本語放送を廃止したようです。ロシアの声も3月で止めるとか。今はアジア諸国が中心ですね。ま、それも良いかも。まず、ご近所同士仲良くしないと。基本でしょ。基本。ウルトラ超基本。悪口言い合いっこしてたらアカンデショ。ホンマニ。。。イラン放送は聞いてみたいけど。。。

<現在の日本語放送(赤字は国営)> (出典はコチラ
アジア
イラン・イスラム共和国放送※(イラン)
インドネシアの声※(インドネシア)
ラジオ・タイランド※(タイ)
KBSワールドラジオ※(大韓民国)
FEBC(HLAZ)(大韓民国)
台湾国際放送(RTI)※(台湾)
中国国際放送(CRI)※(中国)
朝鮮の声放送※(北朝鮮)
ベトナムの声※(ベトナム)
モンゴルの声※(モンゴル)


オセアニア
HCJB(アンデスの声、オーストラリアから放送)
ワールド・ハーベスト・ラジオ(KWHR)(アメリカ合衆国ハワイ州)

ヨーロッパ
Bible Voice Broadcasting(イギリス)
ロシアの声※(ロシア)

アメリカ
ファミリーラジオ(アメリカ合衆国)
RAE※(アルゼンチン)

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます にほんブログ村ランキング参加中
テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用
2014年01月12日 (日) | Edit |
10年前くらいに非常用として購入した小さなAMラヂオを見付けたのですが、電池の液漏れで悲惨な状態になっていました。コレヂャァ、いざと言うときに役立ちません。という事で、手回し発電機能付きの中国製短波ラヂオを購入しました。というオッハナシ。

51YtaTWeX8L.jpg
TECSUN Green-88
ちょっと往年のBCLラヂオ風でしょ?短波は2バンドで、チューニング ノブは生粋にも高速/低速の2段式です。オマケにライトまで付いています。非常用兼ちょこっとBCLゴッコ用として申し分ありません。あとは中国製の品質がどの程度のものなのか???ラヂオの性能は問題ないと思うのですが、発電用ハンドルの強度が心配です。。。一発でポキッ?

3,400YENとお安く購入できました。同じ製品を8,800YENで売っているお店もあります。別のブランド名で色違い(緑)のも出回っているようです。

お宅にも1台イカガデショーカ?

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます にほんブログ村ランキング参加中

追記
下は同じTECSUN社のハイエンドBCLラヂオです。
index15.jpg
高度成長期的男の子(オヂサン?)ゴコロがくすぐられますねぇ。アブナイアブナイ。すんでのトコロで物欲退散!
こんなもん、非常時に外へ持ち出せませんがな。


お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます にほんブログ村ランキング参加中
テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。