2012年02月06日 (月) | Edit |
当ブログの最初の記事の日付が2009年2月5日ですので、昨日で丁度3周年を迎えた事になります。開設当初は、こんなに続くとは思いもしませんでしたし、こんなに沢山の方に読んで頂けるとも予想だにしませんでした。ご愛読、本当にありがとうございます。月間アクセス数も年々増加し、先月は初めて2万を越えました。
検索語では相変わらず「frieve audio 設定」が首位の座を守っています。Frieve Audioの最終リリースが2007年ですから、そろそろバージョンアップが望まれます。また、類似のフリーまたはシェアウェア ソフトウェアも今後、雨後の竹の子のごとく出てきて欲しいものです。「オンシツ」や「ナンチャラカン」や「ソーチノコセイ」ではなく本当に「音楽」を楽しみたいのであれば、この手のソフトウェアは必須となるでしょう。コレマヂホント。せっかく優れた技術があるのですから、使わない手はありません。というか、現時点で、アタリマエのように普及していないのが不思議で仕方アリマセン。ナンデヤネン?
今時のデジタルアンプは超低コスト/超コンパクト/低消費電力で十分に高いクオリティを備えています。ドライバごとにアンプを持たせるマルチアンプ構成にしてもコスト/サイズ的に大した事にはならぬでしょう。手軽にマルチアンプ化できるデジタルチャンデバ機能内蔵の安価でコンパクトなマルチch DAC (または、それを内蔵したプリアンプ、プリメインアンプ)が欲しいですね。ハチマルの場合2+1chで十分なので、大層な業務用のデジタル スピーカマネジメントシステムを使う気にはどうしてもなれません。オーディオマニアの間でも結構評判の良いベリンガ製のデジタルマネジメントシステムは超多機能ですが、価格はサンマンエンもしません。民生用に機能を限定すれば、かなりコンパクト/安価に作れるはずです。このデジタル時代において、民生用オーディオ分野だけが、とかく問題の多いアナログフィルタを未だにアタリマエのように多用している事には驚かされます。音源がデジタル化された時に、まずヤタッ!っと小躍りして喜んでも良いポイントだと思うのですが。。。。これまたナンデヤネン?
ブログ村のランキングは、お年玉フィーバーも落ち着いて、6位前後の定位置をキープしています。いつも応援ありがとうございます。
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2011年07月30日 (土) | Edit |
ベト5のスペクトルをニンゲンの等ラウドネス特性で大まかに補正してプロットしてみました。大ざっぱに言えば、ニンゲンの耳には低音が聞こえ難いという特性を補正して、実際に耳で知覚しているスペクトルがどのような形になるのかを極簡単に求めてみたという事です。
ベートーベン交響曲第5番第1楽章(ブロムシュテッド盤のみ)
緑が40Hzを基準に補正した特性です。ホール中央席付近で聴いても、CDを真っ当にフラット再生しても、ニンゲンの耳にはこのように聞こえるという事です。40Hzと10kHzの間でカマボコ型になっている事がわかります。例の「40万ヘルツの法則」に従って40Hzから10kHzまでフラットに再生できれば、このカマボコを低音/高音バランス良く再生できると言えます。
他のジャンルの曲も調べてみました。
マイルスのRiot
ベト5と同じように、40Hzと10kHzがほぼ同じレベルに聞こえ、やや右下がりですが約60Hz~約8kHzがほぼフラットです。
マドンナのBad Girl
補正しても40Hzの方が10kHzよりも6dB以上高くなっています。流石ズンドコ。。40Hz~約10kHzを直線で結ぶと、右下がりながらもほぼ直線的である事がわかります。この帯域をほぼいっぱいに使っているという事です。欲を言えば30Hz~13kHzの再生帯域が欲しくなります(青の直線)。時代が進むにつれて音楽が広帯域化していると見えなくもないですね(電子楽器はいくらでも帯域を延ばせる)。。もっとサンプル数を増やさないと定かな事は言えませんが。。
サンプルは少ないですが、今回の結果を見る限り、西洋音楽は「耳」で聴いた時に低音と高音がバランス良く聞こえるように、左上がりの(低音が大きい)スペクトルになっていると考えられなくもありません。また、ジャンルを問わず、40~10kHzというのが主要帯域であると考えても良さそうです。このバンドをビシッと位相の乱れなく正確に再生する事が、音楽再生における第一の基本課題であると言えるのではないでしょうか。
フラットに再生するというのは「ドン・シャリ」に再生するのとは全く異なります。低音を持ち上げるのではく、低域限界を下にフラットに伸ばしても決して「ドン」にはなりません。効果は意外と地味なのよ。シアター用の馬鹿低音とは全く別モノです。本来聞こえるべき音が聞こえるようになる、本来の音楽のフォルム(バランス、調和)が正しく耳に届くようになるというだけの事です。ソノヘン努々誤解なきよう。。。「ドン」にしようと思えば200Hz前後を持ち上げるヨロシ。
また、無響室で計測して40Hzまでフラットに再生する立派な特性の古典的大型スピーカーを何も対策していない普通の住居サイズのお部屋にぶち込んでも、定在波の影響でブーミーに聞こえる事が多いと思います。ましてや、とてつもない大音量で鳴らせば、ニンゲンのラウドネス特性もフラットに近付くため、さらに低音過多に聞こえるかもしれません。以前の記事に書きましたが、ホール中央席で聴くベトベン交響曲の最大音圧レベルは80dBAを大きくは超えません。装置単体の周波数特性だけでなく、部屋のサイズに見合った適度なリスニング距離(すなわち適度なSPサイズと低音増強)と適度な耳位置音量も音楽再生には重要なファクタであると言えます。
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ベートーベン交響曲第5番第1楽章(ブロムシュテッド盤のみ)
緑が40Hzを基準に補正した特性です。ホール中央席付近で聴いても、CDを真っ当にフラット再生しても、ニンゲンの耳にはこのように聞こえるという事です。40Hzと10kHzの間でカマボコ型になっている事がわかります。例の「40万ヘルツの法則」に従って40Hzから10kHzまでフラットに再生できれば、このカマボコを低音/高音バランス良く再生できると言えます。
他のジャンルの曲も調べてみました。
マイルスのRiot
ベト5と同じように、40Hzと10kHzがほぼ同じレベルに聞こえ、やや右下がりですが約60Hz~約8kHzがほぼフラットです。
マドンナのBad Girl
補正しても40Hzの方が10kHzよりも6dB以上高くなっています。流石ズンドコ。。40Hz~約10kHzを直線で結ぶと、右下がりながらもほぼ直線的である事がわかります。この帯域をほぼいっぱいに使っているという事です。欲を言えば30Hz~13kHzの再生帯域が欲しくなります(青の直線)。時代が進むにつれて音楽が広帯域化していると見えなくもないですね(電子楽器はいくらでも帯域を延ばせる)。。もっとサンプル数を増やさないと定かな事は言えませんが。。
サンプルは少ないですが、今回の結果を見る限り、西洋音楽は「耳」で聴いた時に低音と高音がバランス良く聞こえるように、左上がりの(低音が大きい)スペクトルになっていると考えられなくもありません。また、ジャンルを問わず、40~10kHzというのが主要帯域であると考えても良さそうです。このバンドをビシッと位相の乱れなく正確に再生する事が、音楽再生における第一の基本課題であると言えるのではないでしょうか。
フラットに再生するというのは「ドン・シャリ」に再生するのとは全く異なります。低音を持ち上げるのではく、低域限界を下にフラットに伸ばしても決して「ドン」にはなりません。効果は意外と地味なのよ。シアター用の馬鹿低音とは全く別モノです。本来聞こえるべき音が聞こえるようになる、本来の音楽のフォルム(バランス、調和)が正しく耳に届くようになるというだけの事です。ソノヘン努々誤解なきよう。。。「ドン」にしようと思えば200Hz前後を持ち上げるヨロシ。
また、無響室で計測して40Hzまでフラットに再生する立派な特性の古典的大型スピーカーを何も対策していない普通の住居サイズのお部屋にぶち込んでも、定在波の影響でブーミーに聞こえる事が多いと思います。ましてや、とてつもない大音量で鳴らせば、ニンゲンのラウドネス特性もフラットに近付くため、さらに低音過多に聞こえるかもしれません。以前の記事に書きましたが、ホール中央席で聴くベトベン交響曲の最大音圧レベルは80dBAを大きくは超えません。装置単体の周波数特性だけでなく、部屋のサイズに見合った適度なリスニング距離(すなわち適度なSPサイズと低音増強)と適度な耳位置音量も音楽再生には重要なファクタであると言えます。
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