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2013年08月10日 (土) | Edit |
Bluetoothは音質的にどうなんでしょうか?

以下のサイトを参考にさせて頂きました。
ウィキペディア「Bluetooth」
Bluetoothのオーディオ機器を高音質で楽しむための「AAC」と「apt-X」
Bluetoothという名称ですが、これは、10世紀頃に実在したバイキングの王様の名に由来しているそうです(規格を初めに提唱したのはスウェーデンのエリクソン社)。

さて、音質面ですが、
現在のBluetooth仕様ではCD音質のWAVファイル(16bit/41kHz/2ch)をそのまま転送する事はできません。元の音楽ファイルが非圧縮のWAVであっても、転送前に圧縮されて音質的に劣化します。

BluetoothではA2DP (Advanced Audio Distribution Profile)というプロファイルが標準的に使われ、データの圧縮にはSBC (SubBand Codec)というコーデックが使われます(ビットレートは推奨設定の高音質モードで345kbps/ジョイントステレオ)。基本的に、全てのソースはSBCに変換されてから転送されます。SBCは圧縮率が高く、他のコーデックに比べて音質の劣化が大きいと言われており、これが「Bluetoothは音質が悪い」と言われる大きな要因となっているようです(まぁ、例によって業界筋が言う事ですから、果たして実用的に(一般音楽愛聴者にとって)どの程度知覚できる音質劣化なのかは不明です)。

これを改善すべく、最近ではより高音質なコーデック(AACまたはapt-X)に対応した製品が出回っています。このような製品では、例えばソースがAACであればAACのまま転送できるという事です(しかし、実際に一切の変換(音質的劣化)なく転送されるのかどうかは怪しいかも?)。

AACはApple製品でおなじみのコーデックですね。apt-Xは聞き慣れませんが、「動画の再生に使っても音のずれを感じにくい」と言われているようです(圧縮後のビットレートは352kbps)。

ビットレート的には、SBCでも345kbps(推奨)(上限は512kbps)が確保されているのであれば、携帯型プレーヤで標準的に使われる128kbps~256kbpsのソースには十分ではないかと思います。僕の実験君による経験では、256kbpsのMP3とWAVの音質的違いはモニタヘッドフォンでも聞き分けられませんでした(世間では一般的に192kbpsがWAVとのキキワケの限界と言われているらしい。)。オンシツやオンヂョにシューチュしたりショーヂンしたりしてワザワザ超微細なオトのキキワケに多大な意識と労力を割かない限り(オヂオヒヨロンカゴッコしない限り)、つまり普通に大好きな「音楽」を愛聴するのであれば、ビットレート的にはまず十分であろうと思われます。圧縮音源のクオリティが必要十分レベルに達すれば、オーディオ本体(ヘッドフォン・イヤフォン、内蔵アンプ等)のクオリティの影響の方が大きくなるでしょう。

Bluetooth規格にはいくつかのバージョンが存在し、バージョンを追う毎に通信速度や消費電力が改善されています。現在のところバージョン4が最新のようです(コチラ参照)。

BT速度
基本仕様の通信速度はv3まで同じです(下り723.2kbps/上り57.6kbps)。ただし、v2でEDRという高速オプションが追加され、v3で超高速なHSオプションが追加されています。しかし、動画等ではなく圧縮音楽データの転送だけであれば、今のところ標準速度でも十分ではないでしょうか。将来、非圧縮データの転送に対応するようになれば、高速化オプションを活かせるかもしれません(CDデータの必要ビットレートは1.4Mbps)。

下はSONYの高級ワイヤレスヘッドフォンMDR-1RBTのBluetooth仕様です。
BT MDR1
バージョン3.0を採用し、AACに対応している事が分かります。廉価版のDR-BTN200も同じでした。

僕が購入したロジテックのLBT-MPHP06はバージョン2.1+EDRを採用し、コーデックは標準のSBCにのみ対応しています。僕が使っているソースはiPod Touch(128kbps/AAC)ですが、ジムや屋外で聴く分には全く十分です。僕の感触としては、コーデックよりもイヤフォン(ドライバ)自体をもっと高品位なオーディオ用に変更した方が音質改善の効果は大きいように思えます。この製品のイヤフォン本体は音楽鑑賞用として最低限のものですからね。

ロジテック社の最新型(外観は僕のと全く同じ)であるLBT-AVHP06SEBKはバージョン4.0を採用し、コーデックはSBC以外にAACとaptXにも対応しています。このようにBluetooth規格も日進月歩で高音質化が図られているようです。

現時点では、Bluetoothと言えばスマホ用ヘッドセットという感じで、ドライバ本体やアンプ等にあまり高品位な物は使われていません。オーディオ用としては最低限の物という感じでしょうか。今後より高品位なドライバやアンプがが組み合わされるようになれば、音質は飛躍的に改善されるでしょう。上で紹介したSONYのMDR-1RBTは正にそのような製品の先駆け的存在であると言えます。「Bluetoothは音が悪い」と一般に言われ、インターフェイスそのものが音質的に劣るような印象を与えていますが、他に多くの問題があるように思います。インターフェイスそのものの改善と、オーディオ機器本体の高品位化によって音質はまだまだ向上するでしょう(価格も上がるけどね)。

最後に、ヘッドフォン側だけAAC等の高音質コーデックに対応していても、送信側のBluetoothが対応していなければ標準のSBCで圧縮されて送信されます。たとえプレーヤ本体でAACを再生できたとしても(つまり有線イヤフォンでAACを聞けたとしても)、プレーヤが内蔵するBluetoothがAACに対応していないければ、ワイヤレスヘッドホンにはSBCデータが送信されるという事です。機器を選ぶ際に気を付ける必要があるでしょう(コチラ参照)。

僕のZAPシステムからBluetoothヘッドホンに音を飛ばすにはトランスミッタが必要です。次回はBluetoothトランスミッタについて調べて見ますね。オッタノシミニ!

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