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2012年12月28日 (金) | Edit |
姪にプレゼントするGAMA II が無事完成しました! やれやれ。。

お気に入りのバンドを教えてもらい、デザインの参考にしました。バンドの公式サイトやYouTubeを見て、オヂサンなりに一生懸命作ってみたのですが、気に入ってもらえるかどうか甚だ不安。。

デザイン イメージを頂戴とお願いしたところ、姪が携帯で送ってきた写真
PxG4U.jpg
&Eccentric Agent というバンドらしい。やっぱり赤/黒のレザーに鋲がお作法でしょうか?
公式サイトはコチラ

爆音注意

& Eccentric Agent - B.L.A.Z.E. sub español 投稿者 DANTEX666_DSH
こちらはメタリックな赤が基調


こちらはメタリックな緑とゴールドが基調

なかなかハイセンスなバンドですねぇ。。汗臭いメタルとは違います。でも、オヂサンとしては赤と黒を基調に無難にまとめる事にしました。

で、出来たのがコレ
_1000261 copy copy
ケロと同様に三脚に取り付けられるようにしました。やはり、この方がグッと音楽を聴きやすくなります。

_1000255 copy copy
正面: 大切なAlpair 5を保護するために、頑丈な金網を装着。ホームセンターで売っていた排水孔用のネットです。ベーシストの髪型をイメージして一部赤く塗ってみましたが、ヤリスギたかな?公式サイトからコピーしたバンドのロゴもはり付けました。気に入らなければ直ぐに剥がせるようにしています。前脚はケロと同様に高さ調整可能としました。

_1000257 copy copy
側面: 基本のお作法に従い赤と黒のレザーをはり付けました。例によってユザワヤで本革の切れ端をお安く入手できました。赤い革は無かったので、ラッカーで塗装。ここにもバンドのロゴをはり付けています。写真ではわかりにくですが、全体にウェザリング(汚し)を施しています。上の動画のようなメタリック感が欲しくて、仕上げにクリアブルー メタリックを全体に吹き付けたかったのですが、良い塗料が見つかりませんでした。まあヨシとしましょう(今回の写真はそのへんをイメージして青っぽくしています)。鋲も買ってあるのですが、何処に付けて良いのやら? 付けずに渡す予定。好きなトコロに付けてチョウダイ。

_1000258 copy copy
背面: ターミナルと配線もデザインに利用。赤と黒なので良いかなっと?

試聴のためにAccuRadioでずっとメタルロックを聴いていましたが、聴き所が良くわからないので、なんだかどれも同じに聞こえてしまいました。タマホーーーームッ って感じ。。。上の日本のバンドの方が好きだな。アンプのボリュームは1/3も開けると十分な音量で聞けますし、LEANAUDIOの真骨頂であるスピーディーでタイトで正確なビートを堪能できます。イェイ!ただしAlpair 5を超ニアフィールドで聴くと高音がキツク聞こえるので、ネットに何かはり付けて少し高域を落とす工夫をしようかと思案中。低域を目一杯ブーストしているので、高域をグライコで落とす余裕は無いのですよ。。。

次回は、A6M ZAPと比較しながら、馬鹿ブー方式の限界音量について考察を加える予定です。オッタノシミニ!

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2012年12月22日 (土) | Edit |
マークさんに約束していた3"ドライバの低音性能に関する比較テストを行いました。本当は先月中にご報告する予定だったのですが、ぐずぐずしているうちに年末になってしまいました。この後、黒ケロも作らないといけないし、年内の予定を早めに終わらせて、年末はユックリ過ごしたいものです。。。

今回比較したドライバは以下の通りです
名称 : 有効面積 、 能率 、 Xmax(コイル長/ギャップ高)
MarkAudio Alpair 6M : 36.3cm2, 85.2dB, Xmax 1.6mm(7.2mm/4mm)
MarkAudio Alpair 6P : 36.3cm2, 86.7dB, Xmax ?mm(4.7mm/?mm)
MarkAudio Alpair 5 : 27.3cm2, 84.5dB, Xmax ? (?/?)
AuraSound NS3-193-8A: 31cm2, 80dB, Xmax 3.1mm (6.5mm/12.7mm)
Fostex FE83E : 28.3cm2, 88dB, Xmax 0.15mm (4mm/ ?)

これらはメーカ公表値(一部マークさん情報)に基づきます。Xmaxは公表値ではなくコイル長とギャップ高から計算したリニア片振幅です。FE83EのXmaxはメーカ公表値ですが定義は不明、コイル長は壊れたやつから僕が計った実寸です。

ケロ君のウーハに使っているAuraSound NS3-193のXmaxが3.1mm(A6Mのほぼ2倍)と非常に大きい事が分かります。メーカデータによるとコイル長よりもギャップ高の方が大きくなっています。これとは対称的にFEのXmaxは0.15mmしかありません。さて実力の程は???

全て2.5L密閉のポチ箱(吸音材タップリ)で計測しました。

まずはF特です。計測距離は30cm。クリックで拡大してご覧ください。
Ftoku-2 copy
赤がA6M、青がA6P、ピンクがA5、緑がAura、黒がFEです。絶対レベルは波形計測結果を基に推定しました。正確なデータではありませんのでご注意ください。大雑把に言えば、Aura以外のSPLはほぼ同等であり、Auraのみ他から6dB程度低めです(メーカ値80dB)。

下は200~500Hzでレベルを揃えたグラフです。
Ftoku-3 copy
FE83は低音が全然出てません。A5も低めです。Auraは2つのA6とほぼ同等であり、振動板面積の割に低音がよく出ていると言えます。能率を落として低音を稼いだという事でしょうか。他のTSパラメータメータを比べてみればナニか言えるかもしれませんが、メンドクサイので止めときます。今回は低音大振幅時の挙動についてのみ評価しますね。

以下、40Hzの正弦波を入力した時の波形です。信号のdBはフルスケールを0dBとした値です(dBFS)。10cmの距離で計測しました。Icon AMPのボリュームはFULLですが、サウンドブラスタのDACの出力レベルは今まで使っていたのより低いようです。
6M 40Hz copy copy

A6P 40Hz copy copy
マークさんはA6PはXmaxが小さいから。。。とおっしゃっていましたが、意外と頑張りますね。

A5  40Hz copy copy
以前はコイツで馬鹿ブーやっていたのですよ。。。。

aura 40Hz copy copy
A5よりは低音能力は高いですが、巨大なXmax値の割には期待外れです。-9dBあたりから異音が出始めて高調波歪みが増加します。ボビンがどこかに接触しているのかもしれません。

FE 40Hz copy copy
低音性能の評価にFE83を含めるのはチョット酷かもしれません。Xmaxはたったの0.15mmですから、いくらパワーをかけても振幅は増えません。

次に、Alpair 6MとAuraをほぼ同一音圧振幅で比較してみました。Auraは能率が低いので、振幅を揃えるには信号レベルを約6dB高くする必要があります。左がA6M、右がAuraです。
6M - Aura copy copy
Auraの方が振動板面積が小さいのでやや不利ではありますが(同一音圧振幅を得るには振動板振幅を増やす必要がある)、-9dBから異音が発生して高調波歪みが激増するのは頂けません。個体差もあるので全ての製品でこの現象が発生するかどうかは分かりません。今まで6.5セット(13ユニット)のAlpairを評価しましたが、極端なブリブリになっても(またはArrestorにヒットするまでは)そのような異音が発生した事はありません。

最後に、FE以外の4つのユニットを、ほぼ同一音圧振幅で比較しました。
Compare all copy
Alpair 6Mは優秀ですね。3次歪みを見る限り、Auraは異音さえ出なければA6Pと同等の実力と言って良いかもしれません。これも良く頑張っていると思います。さすがケロ君のウーハ。。。ちなみに、ケロ君で使っていて異音が出た事はありません。これらはかなり厳しい限界条件での評価である事をご理解くださいませ。

ブースト方式はコンパクトでコストも下げられる商品性の高い魅力的な方式であると思います。特に大音量を必要としないデスクトップまたはニアフィールド アプリケーションに適するでしょう。また、メカトロ化と機械的設計の最適化によってその可能性は飛躍的に広がるはずです。

次回はAlpair 6Mのブースト方式がどの程度の音量まで使えそうなのか? 検討を加えてみたいと思います。オッタノシミニ!

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2010年12月24日 (金) | Edit |
LEANAUDIOにとってFrieveAudioとMarkAudio Alpairは無くてはならいない存在。

当ブログへの検索キーワードの上位一覧もそれを如実に表わしています。
660_20101224071627.jpg

ダントツの1位は「Frieve Audio 設定」です。この極めて優れたソフトウェアの普及に多少なりとも貢献できていれば嬉しいのですが。
このソフトウェアの最終版は2007年にリリースされて以来アップデートされていません。Windows XPまでしかサポートしていないので、今後が心配だと思っていたのですが、最近になってやっと同等の機能を備えたソフトウェアが他から出始めた模様です。ただ、これらのソフトウェアはXPに対応していないようなので、ハチマルは当分試せません(まだXPから乗り換える気はナイ)。それらがFrieveAudioに比べてどの程度使いやすいのか楽しみです。これらのソフトウェアは先駆者のFrieveAudioの機能を十分に研究した上で開発されているとは思いますが、マニアみたくコマケー事を気にしければ「音質」は大して変わらないと思います(なんかの雑誌に「FrieveAudioはロック向き」とか書いてたけど意味不明。ワケワカラン。そんなコトしか書けんのか?他に書くべきもっと重要な事があると思うのだが。。。)。
最も重要なのはユーザインターフェイスの使い勝手です。ブラウザの使いやすさが特に重要ですね。できればiTuneなみのブラウザを装備して欲しいところです。それとチャンデバ機能は是非充実させて欲しいですね(FrieveAudioでもチャンデバは可能なのですが、全チャンネルを同時に測定できないので不便)。Atomプロセッサでも最低限動作可能なくらいの軽量さもモチロン重要だと思います。ハイパワーPCは冷却ファンがウルサイノヨ。静音化には金がかかるし。。ヤタラ微細な音質を欲張ってもPCのファンノイズが大きいと何やってんだかわかりませんので。このへんはソフトウェア開発者のセンスが問われるところです。「何のために使うのか」を念頭に「必要十分」のバランス感覚を大切にして使いやすいツールを開発して欲しいものです。その点、FrieveAudioの作者は非常に優れたセンスの持ち主だと思います。難しいコードは書けても、使いやすく作れる人はそうそう居ないんですよ。FrieveAudioのアップデートを切に願います。

Alpair5との出会いも大きかったですね。
8cmフルレンジを5タイプほど試したのですが、A5は圧倒的に音楽が「よく聞こえました」。それまでに試したドライバーとは次元が違ったというか(値段もちょっと高価でしたが)。。「よく」とは「良く」という意味とはちょっと違います。「よく聞こえる」のです。ワカルカナ?
で、スパイダー付きのAlpair6はどうなんだろか?と心配していたのですが、ほとんど遜色ありませんでした。あいかわらず「よく聞こえます」。これがMarkAudioドライバの、というか設計者マーク氏の基本方針なんでしょうかね。しかもブースト耐性が飛躍的に上がったので、もう他に何も必要ない状態になってしまいました。小さなIcon AMPとの組み合わせがスコブル具合よろしい。Lean & Compactコンセプトの面目躍如ってとこですね。
A5とA6Pが余っているのですが、当分手つかずでしょう。ウーハーは単なるスピーカー台になってしまいました。差し迫った必要がないのにメンドクサイ事したくないのよ。暖かくなったらボチボチ動き出すかもしれません。

お名前は存じませんがFrieveAudioの開発者の方と、MarkAudioのMark Fenlon氏に心から敬意を表したいと思います。

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2009年03月14日 (土) | Edit |
Mr. Mark Fenlonすなわちマークオーディオのマーク氏からCHR-70のユーザーレビュー(英文)を紹介していただきましたので、今回は超意訳版を掲載します。

CHR-70はAlpairシリーズの廉価版として低価格設定で発売されたいわば戦略的機種と思われ、お金をかけずに良い音が欲しいと思っているスピーカー自作派(DIY home builder)をターゲットとしているようです。

117ba.jpg
CHR-70の詳細に関してはコチラの記事を見てください。
読んで頂ければ分かりますが、レビュー著者はスピーカー自作初挑戦の多分学生さんだと思います。元の文章もそんな感じだったので、自然と訳もそんな感じになってしまいました(少々悪のりが過ぎたかもしれません。普段堅い技術文章ばかり訳していると、こういうのも楽しくてついつい。。。。)

マーク氏はこのレビューがいたくお気に入りのようで、これこそ彼がCHR-70のターゲットとして望んでいた新しいタイプのユーザーだとコメントしておられます。

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MarkAudio CHR-70を使ってスピーカー自作に初挑戦

ここんとこ何週間かこのスレッドをチェックしまくって、WinISDの使い方を覚えて、設計を何回かやりなおして、工具も集めて、なんだかんだでついに僕の自作第1号が完成。すごく気に入ってます。

スピーカーにはCHR-70を選んだんだけど、その時は正直ちょっと冒険かなとも思ったんだよね。MarkAudioのAlpairシリーズはみんな高く評価してるみたいだけど、同じメーカーとはいえ「廉価版」のスピーカーがどんな性能かちょっと興味あり(訳者: 不安?)でしたね。できるだけお金をかけずにスゲー サウンドを手に入れるという方針でやってる僕にはペアで$70という価格はすごく魅力的だったのは確かだけど。

今回のボックスは結構でかいですよ。低域を極限まで伸ばす「数学的最適設計」とは言えないけど、そこそこ理想的なサイズにはしてある。というのは、この試作1号では十分なサイズの箱でスピーカーそのものがどんな音を出すのかを確かめたかったからね。

でも次の段階では音が極端に萎んでしまわないない範囲でどこまで箱を小さくできるかやってみたいんだよね。そんでもって今は使ってなくて転がしてあるAdire Extremis 6.8sで小さなサブウーハーを組んで5.1システムを試してみたいなと思ってる。

でCHR-70だけど、今のところもっぱらルームメイトのB&W 602sと比較している。この602sはなかなかイカシタやつなんだけど価格はペアで$600。とりあえずの評価ではCHR-70はクリアさではチョット負けるかもしれないけど、大差ないと言っていいんじゃなのかな。両方のスピーカーを同じ部屋に置いて同じアンプを使用してできるだけ同じ条件で比較しているけど、今のところこいつのサウンドにはベリーハピーだね。なにせペアで$100しないスピーカーで僕もコイツも大健闘だと思うな。ホント。

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お粗末でした。。なんか僕自身と似たようなところもあって感情移入してしまったかもしれません。
ちなみに箱は12.4Lのバスレフタイプと思われます。共鳴点は45Hzとの事です。文中にもありますが、今回は意図的に大きめの箱を作ったようです。吸音材には枕用のクッション材かなんかを適当に突っ込んだようで、僕も高校生の時に作ったFE103の箱にお袋からもらった古着を突っ込んだのを思い出して嬉しくなりました。
原文はコチラです。

でもこういう感じで若い人が自由な発想でオーディオを楽しめるようになればオーディオ業界ももっと活気づくのではないかと思います。そのためにもやはり価格はリーズナブルなレベルに抑えるべきであり、マーク氏の狙いは極めて的を得ていると思います。

オーディオ趣味ってなんかどうもオヤヂ臭いというか、コーキューぶってるというか、ウンチクが多いというか、なんというか。。。自分もオヤヂだけど。

そいえば女性が居らんですね。オーヂオには。

写真なんか今は女性の方が活躍が目立ちます。ライカやローライぶら下げてる娘はザラにいますし、面白いのは僕も含めてオッサン連中は結構デジタルに抵抗が無いのに、ある世代の男の子女の子たちは銀塩にこだわってたりしてて、ちょっとオーディオ界とは様相が違いますね。

自転車、マラソン、オートバイといった僕も一通り遊んだ分野でも女性の進出が著しいと感じたのは随分昔の事のように思います。最近は鉄道マニアなんかもどんどん女性が増えているようですが、オーヂオ界はどうなんでしょうか?やっぱり団塊狙いなんですかね、今は。音楽愛好者や職業音楽家の数は男女でそんなに変わらんと思うんですけどね。

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2009年03月08日 (日) | Edit |
前回の記事でお約束したAlpair 6ユニットの評価記事の翻訳版を掲載します。

マニアの掲示板のようなところに掲載されている文章なので、仲間うちの符丁みたいなのも多く、論文とは違って文脈的にもあまり明確ではありませんが、なんとか訳してみましたので参考にしてください。かなりのスピード意訳でエイヤのところもありますのでご了承願います。原文のリンク先も載せましたので、正確にはそちらをどうぞ。

コメント著者のDr. Jim Griffinはもう退職されていますが、ハイエンドスピーカー システムの設計に多年の経験を持つエンジニアだそうです。スピーカービルダー(自作派?)には世界的に名の知られている方だそうで、多数の設計を発表されているそうです。欧米における長岡鉄男氏のような存在かもしれません。
海の向こうでは工学博士はそれこそザラにいますので、長岡鉄男氏レベルの実力であれば十分に工学博士として通用する事を付け加えておきます。

下はMr.Mark Fenlon(マークオーディオのマークさん)によるDr. Griffinの紹介文です。
"Jim Griffin (PhD) is an engineer, now retired he spends much of his
> time on high-end speaker systems. Jim's expertise and passion for
> audio speaker design is recognised by many system builders around the
> world. Jim has published many of his designs and is a regular
> contributor on the most popular audio forums. Jim Griffin is
> considered by many in the audio world to be a lead expert on
> loudspeaker system designs"

原文は「コチラ」からどうぞ。
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Mark Audio Alpair 6用の小型MLTLボックス
Dr. Jim Griffin

Alpair10(以下A10)用の新設計MLTLボックスについては先日レポートしましたが、実はこれと同時にAlpair6(以下A6)を使用したMLTLボックスも開発しました。Alpair6ユニットの構造はA10とそっくりで、スピン加工されたアルミ製コーンとこれを囲む頑丈なコンポジットポリマー フレームによって構成されます。A6は非常に小型のユニットであり、そのコーン径は約6cm(2.36インチ)しかありません。A6もA10同様にコーン径に比べて大きなフランジを持ちます(A6のフランジ径は4.5インチ)。これもA10と同じですが、A6の振動板エッジはよくある凸タイプではなく、凹タイプとなっています(訳者: FOSTEX FEシリーズと同じように、奥へ引っ込むタイプのエッジ)。A6の定格インピーダンスは4Ωであるため、一部のアンプでは使用できないかもしれません。

多くの方は小径のA6は小型のサラウンドスピーカーやデスクトップ コンピュータ モニタ用だと思われるでしょう。確かにA6のSPL値は86 dBですから、場内放送用にはもちろん適しません(片振幅Xmaxは5mmありますが、小さなコーンで大量のエアをドライブする事はできませんから)。このような小型スピーカーは多くの場合狭い部屋には十分であり、圧迫感も与えないSAFフレンドリーなスピーカーと言えます。しかし今回は少しばかりサイズの限界を伸ばして、A6がフルレンジMTLTでどのような性能を示すかを見てみる事にしました。このA6用MLTLの設計にはMartin J. King?氏の優れたワークシート(MJKワークシート)を使用しました。このワークシートにはユニットのT/Sパラメータと設計初期値(ボックス寸法およびユニットからポートまでの距離)を入力し、欲しい応答特性が得られるまで設計値を変更しながら繰り返し計算を行います。初期値としては数年前に行ったTangBand製ユニットを使用したMLTLプロジェクトの値を採用しました。今回のA6プロジェクトの低域応答性としてF3を45Hzに設定し、ポートの同調周波数は51 Hzに合わせました。ポートの長さを3インチから4インチへ伸ばせば、周波数応答特性への影響を最小限にとどめながらポートの同調周波数とF3を数Hz下げる事ができると予測されます。

このAlpair 6 MLTLプロトタイプは、天板と側板に堅いウオールナットの無垢板を使用し、前面と背面および底面にはMDF材を使用して作製しました。ボックスの完成外寸は[高さ35.25インチx幅5.5インチx奥行き5.5インチ]です(板厚は0.75インチ)。ユニットの高さをリスニング位置に合わせるために底上げしています。

MLTL内部のアクティブポートの寸法: 長さ(上面から底面までの距離)=30インチ、上面からユニットまでの距離=10インチ、上面からポートまでの距離=27インチ、ストレート断面の寸法=4インチx4インチ、詰め物(吸音材?)の密度=0.50lbs per cubic feet、ポート半径=0.75インチ、ポート長=4インチ、底上げ高さ=5.25インチ
バッフル前面にはグリル取り付け用のマグネットを埋め込みました。

このような小さなスピーカーは適度なボリュームで良質の音楽を聴く分には問題ない事は知っていましたが、限界近くでは負担が大きいだろうと予測していました。

しかし、このかわいいユニットがお気に入りの曲を極めて印象的に鳴らしてくれたのには驚きました。ユニット自体の周波数特性のおかげでバッフル ステップ フィルタも必要ありません。マークオーディオが公開しているA6の特性グラフを見ると175~550Hzの領域に3~4dBのハンプ(こぶ)があります。バッフルの幅が5.5インチなので、このハンプがちょうどバッフルステップ補正の役割を果たしてくれます。

このスピーカーで低音SPLコンテストに優勝する事はもちろん不可能ですが、その性能にはきっと驚かれるはずです。ボーカルは男性/女性を問わず全くSibilant(シューシューいう、歯擦音的な)ではありません。高域はシンバルのきらめき感が素晴らしい。

結論として、このかわいいユニットはサイズなりに見事な仕事をし、私が定義したSAFの基準を立派に満たします。壁を揺るがす低音は決して期待できませんが、小型/中型におけるソリッドな音楽再現は素晴らしく楽しいものです。


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ほとんどが箱の説明で、ユニットそのものに関しては最後の方に少しあるだけです。しかし日本のオーディオ評論家のように意味不明の形容詞を羅列せず、いかにも技術屋が書いた文章という感じで僕には好感が持てます。

文中にあるMLTLとは「Mass Loaded Transfer Line」の略で、細長いボックスに吸音材をつめたような構造となっており、海の向こうでは流行中の低音増強法のようです。
日本ではあまり知られていないのではないでしょうか。
マークオーディオの担当者の方が参考になるサイトを教えてくださいました。
興味のある方は「コチラ」をどうぞ。日本語です。

僕は小型密閉箱+サブウーハー+デジタルイコライジングが一番シンプルで効果的な方法だと思っているので、その辺は全く興味がありませんから解説は控えます。

それと「バッフルステップ」というのが出てきますが、これはバッフルのサイズで決まる特定の周波数で音波の回析現象(いわゆる回り込み)によって周波数特性にステップ(段差)が出来てしまう事を指すようです。これも日本ではあまり話題になりませんが、向こうではわざわざLCR回路を組み込んでこれを補正するのが当たり前のようです。向こうの人は信号ラインにそういう部品をかませる事にあまり抵抗感がないようですね。しかしこれも音場補正してしまえばとっとと片付く話です。

向こうの方々もなかなか凝り性ですね。しかし思うのですが、海のこっちでも向こうでもスピーカーやる人はスピーカーしか見てないという感じを受けます。システム全体を見渡せばもっと楽にシンプルにできる事がいっぱいあると思うんですけど。。

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2009年03月07日 (土) | Edit |
以前の記事「Alapir 5の本来の狙い」に対して、香港にあるマークオーディオでディストリビューションを担当しておられる方から当ブログへ下記のコメントをいただきました。

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Alpairシリーズについて

マークオーディオのディストリビューションをしています。といっても普段はマークと香港で一緒に仕事をしていますが。
日本語のサイトを大分整理しました。
www.markaudio-japan.com というサイトです。もしくはMarkaudioサイトの下に日の丸印がありますのそちらからも入れます。

Mark Fenron がAlpairの開発を始める前から付き合っていますが、良いユニットを作るためには本当に頑固に意思を変えません。
あとで判ったのですが、お父さんは英国ジャガーの12気筒エンジンの設計者だそうです。技術者としてのDNAをぷんぷん感じます。

ところで私は仕事上全部のユニットを使っています。やはり普段はAlpair10をツインで使っていますが、おっしゃる通りに、コストパフォーマンスとしてはAlpair6はものすごくバランスの取れたユニットで、名機の匂いがします。

Alpair 5のシングルサスペンションは技術的には6や10よりずっと大変でコスト的にはあまりペイしていないユニットです。
私は最初のモデルが5ではどうかなと思っていましたが、どうしてどうして日本には5のファンがいっぱいいらっしゃいます。全シリーズあまり儲けを考えないで、音質を求めて作っていますのでMarkをAudiofileの皆さん応援してくださいよろしくお願いします。

ところで、Jim Griffin博士がdiyaudio.comでAlpair6を最高評価したため、この2週間であっという間に欧米にはけてしまいました。
でも日本にはまだ残っていますのでご希望でしたら、LinfofさんでもEL Soundさんでも、直接nakajima@markaudio.comでも取り扱っています。すぴ研さんも始められます。

以上突然で失礼しました。また質問があれば出来るだけお答えします。

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マークオーディオの日本語サイトは鋭意整備中とのことです(コチラ)。

コメント中にありますDr. GriffinのAlpair 6およびAlpair 10に関する評価記事へのリンクも教えていただいたので和訳して次回の記事に掲載します。

英文はコチラから閲覧できます。
>>> Alpair 6: http://www.diyaudio.com/forums/showthread.php?s=&threadid=138750
>>> Alpair 10: http://www.diyaudio.com/forums/showthread.php?s=&threadid=137585

ちなみに最近「Alapir」関連の検索語による当ブログへのヒット数が2位の「Frieve」関連を大幅に引き離してダントツの1位となっています。今一番ホットなユニットと言えましょう。僕もAlpair 5が欲しくてたまりません。

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