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2009年02月12日 (木) | Edit |
今回はFrieve Audioの各種設定方法を紹介します。

メインメニューの「設定」から「環境の設定」を選択して各種の設定を行います。ここではASIO4ALLがインストールされてASIOドライバが使用可能となっている状態を想定しています。

まず「オーディオ出力」タブで標準ドライバとASIOドライバのどちらを使用するのかを選択します。せっかくASIOが使用できるのでASIOを選択します。その下では使用周波数を選択します。DenDACでは48kHzまでしか選択できません。
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次に「ASIOドライバ」タブでASIOドライバの設定を行います。
ASIO4ALLが既に認識されています。
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「ASIOコントロールパネル」ボタンをクリックすると、ASIOの設定ダイアログが開きます。
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オンボードのサウンドデバイスとDenDAC(USB Audio DAC)が認識されています。USB DACの方を選択してから下のスライダでバッファサイズを調整します。このバッファサイズを小さくするほど遅延(レイテンシ)を小さくできます。ただし小さくしすぎるとプチプチと再生音が途切れるので、この現象が出ない範囲で設定する必要があります。再生だけであれば頑張って小さくする必要もないかと思います。デフォルトが512サンプルだったのでそのままの設定で使用しています。スパナのアイコンをクリックすると詳細設定画面が開きますが、通常は全く気にする必要はないようです。

元のダイアログへ戻って「出力デバイスのアサイン」でL.Rチャンネルに対してUSB DACを選択します。
音響特性の測定を行う場合はちょっと設定が異なってきます。それは次回に説明します。

標準ドライバ」タブはASIOを使用しない場合の標準ドライバの選択を行います。ASIOを使用する場合はここでの設定は関係ありません。

リサンプリング(1)」タブではアップサンプリング/ダウンサンプリングの設定を行います。
054_20090807204141.jpg

まだどういう設定がベストなのかよく分かっていませんが、DenDACは48kHzまで出力可能なので出力周波数を48kHzに固定しています。「元の周波数の整数倍にアップサンプリング」は選択してもしなくても整数倍にしかアップサンプリングされないようなので、直接44.1から48へアップサンプリングされるのではなく一旦2倍の88.2kHzまでアップサンプリングされます。別に一切アップサンプリングせずに44.1kHzで出力しても僕の場合違いはよくわかりませんが、せっかくなのでこういう設定にしています。Frieveは192kHzまでのアップサンプリングをサポートしています。やってみましたが、もちろん可能でした。アップサンプリングは後述のHSC程CPUパワーを消費しないようです。

リサンプリング(2)」タブではリサンプリング フィルタの設定が行えますが、詳しい説明もないので一切手を付けていません。作者も分からなければ変更しないように勧めています。

フィルタ」タブです。
055_20090807204231.jpg

問題がなければバッファサイズを変更する必要はないと思います。音が途切れるようであれば大きめに設定にします。図では最大値が設定されていますが、間違って変更してしまったようです。大きくすると操作の反応が遅くなります。
イコライザの「タップ数」とは周波数分割の数に対応しているようです(グライコのバーの数?)。これを大きくするほど急峻な補正が可能になります(分割がより細かくなる)。低音側の凸凹を綺麗に補正するにはデフォルトでは少なすぎたのでかなり大きくしています(リニアスケールで分割される模様)。

「Hyper Sonic Creation」(HSC)は、デジタル化によって失われた高音域(CDの場合は22kHz以上)の信号を擬似的に生成する機能です。昨今スーパーツイータの必要性が取りざたされ、ハーモネータという名称で20kHz~100kHz+αのランダムノイズをソース信号の強弱に同調させながら発生する装置が話題となっているようですが、それに似たような機能をDSPで行ってくれる有り難くも安上がりな機能です。装置一式を買うと10万円以上の出費となります。
スピーカーには小さなスーパーツイータを付けているので、この機能を使用しています。
ただし、この機能はCPUパワーを相当消費するため、CPUに余裕がないと使えません。A,B,Cの三種類が選択可能ですが、Aに比べてB,CはCPUにより大きな負担がかかるようです。作者はCの使用を推奨しています。ただしA,B,Cでアルゴリズムがどう異なるのか一切の説明はありません。Cはソースとの連携がより精密になっているような気がします。

だいたい以上でASIOによる再生が可能となります。
操作とか表示はお好みに合わせてカスタマイズ可能です。

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2009年02月12日 (木) | Edit |
Frieve Audioは各種のダイアログ エレメントで構成され、メイン ウィンドウ内で自由にレイアウト可能となっています。

全体レイアウトは以前の記事を参考にしてください。

以下ではFrieve Audioの様々なダイアログ エレメントの機能を紹介します。

コンダクタ
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コンダクタはプレーヤーの操作部です。ボリューム(Master)の下のAVC(自動ボリューム制御)をONにすると、イコライザでブーストを行った際にデジタル信号が飽和しないように全体のゲインを自動調整してくれます。これをONにすると、再生の途中で大きな信号が入った時に勝手にボリュームが下がります(一度下がるとそのまま維持)。それが鬱陶しい場合は、イコライザの最大補正量が+12dBであればMasterボリュームを最初から-12dBに設定してAVCをOFFにすればOKです。
右側のボタンは各種DSP機能のON/OFFボタンです。僕の場合通常はイコライザ(EQ)と、スーパーツイータを付けているので高域補完(HSC)を使用します。

ブラウザ
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普通にファイルブラウズします。アーチスト名等で分類する機能はないので、フォルダ構造で分類しておく必要があります。フォルダを選択すると、そのフォルダ内の全てのファイルがプレイリストへ挿入されます。特に説明の必要はないと思います。ブラウザは半透明にして表示する事ができます。透過率も設定可能です。シンプルなだけにかえって使いやすいです。

プレイリスト
これは説明は不要ですね。

情報
046.jpg

ここには信号処理に関する情報が表示されます。
特に重要なのはリサンプラの情報です。
この例の場合、ソースの44.1kHzを3倍にアップサンプリングしてから48kHzへダウンサンプリングしています。

スペクトル
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各チャンネルのスペクトルがほぼリアルタイムで表示されます。
楽器や声の帯域と倍音の分布が見られるので結構おもしろいです。
マイルスのミュートトランペットとかマリアカラスの声なんか綺麗に倍音の分布が見られます。

DSP
このソフトウェアの心臓部であるデジタル信号処理(DSP)の設定を行います。
各種のタブ上で様々な設定が行えます。

「イコライザ」では出力の周波数特性の補正が極めて精密に行えます。タップ数(周波数分割の細かさ)は選択可能です。通常のステレオ再生では「イコライザ」しか使用しません。自動音場補正もイコライザのページで行います。
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「エフェクタ」を使用すると信号の動特性(立ち上がり特性?)とかも調整できるようですが、マニュアルに詳しく書かれていないので使い方がわかりません。多分DTMをやっておられる方々には常識なんでしょうが。

「コンボルバ」は残響特性の調整のようですが、これもよくわかりません。サラウンド用かな?普通のステレオ再生であれば不要だと思います。

「マトリクス」では各チャンネルの入出力の割り当てとレベル調整が行えます。
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ステレオ再生ではLとRだけを使用します。
スピーカーの初期チューニングで片方のスピーカーだけに左右の信号をミックスしたモノラル信号を出力したい場合なんかに便利に使用しています(上図のように設定してONボタンを押すと、左右の信号がミックスされて右チャンネルにだけ出力されます。これってハードウェアでやろうとすると難儀なんですよね)。

チャンネル名は7.1チャンネルシステムに対応した構成となっていますが、チャンネルディバイダとして使用する場合はこれらの中から適当なチャンネルを各ユニットへ割り当てます(例えばLに左ウーハー、SLに左スコーカー、SCLに左ツイーター、SWにサブウーハー)。ただし相当ハイパワーなCPUが必要となります。僕のCore2では2ウェイすらできない。
「φ」をクリックすると信号の位相が反転できます。

「マスター」では各チャンネルのレベル調整と遅延補正ができます。
050.jpg

リスニング位置が左右のスピーカーの中央に位置しない場合は、自動音場補正の結果をマスターに反映すると左右のレベルだけでなく音の到達時間の差(遅延)も自動的に補正してくれます。ほぼ中央で聴くので通常は使用してません。チャンネルディバイダとして使用する場合は、ここで各チャンネルのレベルだけでなく位相も調整できます。

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