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2009年04月19日 (日) | Edit |
という事でセッティングも全て終了して毎日Alpair5で音楽を楽しんでいます。

「F80AMGと比較して音質はどうか?」ですがヒトコトで言って

次元が違います

まあお値段的にも結構違いますが。。。
Alpair5ペアがLinfof工房で14,175円
F80AMGペアがコイズミ無線で7,680円

ちょっと値が張るように見えますが、たった7,000円差でこの音質差が得られると考えると妙にお得にも感じられます。

193.jpg
音質には関係ないのですがオマケ情報
TSパラメータで見ると両者の振動板面積は異なる(F80の方が大きい)のですが、
コーンの直径だけを測定するとほとんど同じです(約54mm)。
エッジのどの部分までを有効面積として考えるかはメーカーによって異なるようです。


F80AMG
Alpair5を聴いた後にF80AMGを聴くと全体的に鈍く重たく感じます。角がとれたマイルドな音とも言えるかもしれませんが、やはりダンピングが効き過ぎているように感じられます。以前から音にもう少し艶が欲しいなと思っていましたし、ダンピングを弱めるために例の尻尾を付けたりもしました。ただ、低域から高域にわたって全体的に構造のしっかりとした音を出してくれるという点が何よりも気に入って使用していました。
例えば同じ曲を聴いてもF80AMGは反響の少ないデッドなホールで録音したように聞こえますし、マイルスのミュートトランペットの音もチョークが効き過ぎている(なんか脱脂綿をトランペットに詰めた)ような感じを受けます。

Alpair5
一方のAlpair5は中高域は言うまでもなく、低域(ブースとした時の100Hz以下)も含めて非常に明瞭で輪郭のはっきりした、しかもF80と同様に全域にわたって構造のしっかりとした音を聴かせてくれます。明るすぎたり軽すぎたりする事も決してありません。当初はもっとツイーター的な性格を予測していたのですが、極端なブーストを行っても50Hzまで破綻する事なくソリッドな低音が得られます。F80AMGも低音の「頑丈さ」では他の8cmユニットに比べて優れていると思うのですが、それに負けない重みのある、しかもより明瞭でスピード感のある低音を聴かせてくれます。中高域の素晴らしさは定評通りですので僕が敢えて繰り返す必要はありませんね。特にオーケストラの弦楽器の高音パートの響きが美しく感じられます。今まで試した8cmユニットとははっきりと一線を画すといって良いかもしれません。

しかしAlpair5で最も気に入っている点は「音楽を聴くのがより楽しくなる」と言う事です。細かい事は置いといてそれがイチバン重要な事だと思います。

ちなみに上記は全て音場補正で特性をフラットにした上で比較しています。周波数特性が全く同じでも聞こえてくる音ははっきりと異なります。

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2009年04月17日 (金) | Edit |
ちょっとお仕事が忙しくてしばらく更新していませんでしたが、ボックスの塗装も終わってAlpair5は素晴らしく良い音で鳴っています。多分もうF80AMGを聴くことは無いですね。次元が全く違うという感じです。ほんとに。

とりあえず今回は完成したボックス「ポチ2型」のお披露目です。

192.jpg
Alpair5搭載のポチ2型
といっても、いたってシンプルな密閉箱ですのでたいしたことはありません。サイズはポチ1型と全く同じで容積は2.5L。やはり15mm厚のラワン合板で作成し、今回は着色ニスで仕上げてみました。背面にはダクトはありません。

吸音材にはコイズミ無線で買った「ミクロンウール」を使用し、聴感をたよりに量を調整しました。最終的に箱の内部全体を満たすように無理なく詰め込んだ状態になっています(重量は片側32g)。

AMG80はもともとダンピングの効いた音なので、ポチ1型には吸音材は全く使用せずに戸澤式(1辺6cm)を2個入れただけにしています。Alpair5のチューニングも同じ条件で始めたのですが、ダンピングが不足気味に聞こえたので上記の状態まで吸音材を詰め込みました。

スピーカー正面の20cmの距離で測定した結果です。
194.jpg
距離20cmの測定結果
赤がAlpair5,黒がF80AMG
それぞれR/Lをプロット

FrieveAudioは自動的にレベル調整してプロットするため絶対的な音圧レベルの比較はできませんので注意してください。実際には4ΩのAlpair5の方が同一アンプボリュームでは少し大きな音がします。

100Hzから200HzではF80AMGの方がレベルが高くなっていますが、これはAlpair5が出ていないというよりもF80がこの周波数領域にコブを持っていると言った方が良いかもしれません。シミュレーション計算でもF80はこの周波数領域にコブができる傾向を示します。1kHz近辺のバッフルステップの影響が無ければAlpair5の方がフラットな特性を示すと思われます。

このコブの影響を除けば100Hz以下の減衰特性はほぼ同等と考えて良さそうで、実際50Hzではほとんど差がありません。最低共振周波数(fs)はF80が89Hz、Alpair5 Grayが136Hzと大きく違うので、計算上では低域特性にもっと差が出るはずなのですが。。。。

という事で計算してみました(参照「スピーカー設計プログラムの検証」)。
198_20090825181737.jpg

シミュレーション結果
高域でレベル合わせ
この結果を見ると、F80がほぼ計算通りでAlpair5が計算より良すぎるといった感じを受けます。なんにしろ予想以上にAlpair5の低域特性が優れていることに驚かされます。
fs=136HzのApair5がこのように優れた低域特性を示す事から、Alpair6(fs=74Hz)とCHR-70(fs=70Hz)がいったいどういう測定値を示すのか興味がそそられます。

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2009年03月16日 (月) | Edit |
つい先日、メインスピーカーに使用しているF80AMGポチ1型の例のノーチラス尻尾を外して密閉型にしてみました。

以前はをF80AMGを密閉型にすると音がデッド(窮屈)に感じたので40cmのロングダクトを付けて背圧を抜いていたのですが、久しぶりに塞いでみると以外にOK。以前のように音が沈み過ぎるように感じる事はなく、中低音に締まりが増したような気がします。。。自慢の尻尾いらんやん。

027b.jpg
ポチ自慢の尻尾が不要に
関連記事は コチラ
さらに、先月くらいからシンバルの音がすごくクリアに聞こえるので、付けっぱなしにしていた超小型スーパーツイーターBATPUREのおかげだと思っていたのですが、3日前にスピーカーセレクターを買ってON/OFF比較してみると全然変化が感じられません。うーん。ここに来てBATPUREの効果がよく分からなくなってきました??

082c.jpg
超小型スーパーツイーターTAKE-T BATPURE
効果の程はまだ不明
関連記事は コチラ
ということで、どうやらF80AMGのエージングが進んで音に艶のようなものが出てきたようです。初期はずいぶん地味な(よく言えば癖が無い)ように感じて、もうちょっと音に色気や元気があっても良いかな?と思っていたのですが、エージングが足りてなかったんでしょうね。エージング効果恐るべしです。購入してから約4ヶ月間ほぼ毎日6から8時間は使用していますので、エージングって結構時間がかかるものなのかも知れません。あるいはニアフィールド使用なので音量が小さいために長くかかったとも考えられます。

これに気をよくしてサブウーハーのダクトにも吸音材をかなりギュウギュウに詰めてみました。実質的にほぼ密閉型になっていると思います。測定すると低域のレベルは僅かに落ちているのですが、聴感では逆に低音の重みが少し増したように感じます。サブウーハー側のボリュームはもともと1/4位置より低いのですが、これをほんの僅かに(感じとしては0.5mmくらい)上げてやれば、以前と同じイコライザ係数で30Hz/-3dBが確保できました。

という訳で、現在はメインもサブウーハーも密閉型にして使用しています。以前のようにデッドになりすぎる事もなく、もともとダイレクト感に優れていた低音がよりタイトになり、低域音の明瞭性がさらに向上したように感じます。

ただし、僕は音の明瞭性を最優先とするためスタジオモニタ的な傾向 (あるいはカナル型イヤフォン的傾向) を好みますが、音の響きや奥行きといった本来ソースにはないけれど再生場の反響を利用した臨場感や雰囲気を求める方には味気なく感じられるかもしれません。このへんは好みの問題だと思います。

今まではFrieve Audioで30Hz以下をブーストすると時々ボーボーという感じのブーミーな音がするので30Hzから20Hzにかけてイコライザで急激に減衰させていたのですが、両方のスピーカーを密閉型にする事によってこのような現象もなくなり、20Hzまで平気でブースト可能となりました。バスレフのように振幅の急増や位相の反転が無い密閉型の利点と言えます。

169.jpg
赤: バスレフ、30Hz以下を急減衰
黒: 密閉、30Hz~20Hzで+10dB

加銅氏が「十全のスピーカー」として求める低域特性(25Hz/-5dB)がほぼ達成できた事になります。グラフでは大した違いは無いように見えますが、実際に聴くとオーケストラの通奏低音の響がはっきりと異なります。

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2009年02月09日 (月) | Edit |
これが現在のスピーカーです。名付けて「ポチ1型」。

025b.jpg
チョンマゲみたいなのは超チープなスーパーツイーターです
これについては別の機会に紹介したいと思います。

026b.jpg
お座りもできます

027b.jpg
不細工な尻尾が付いてますが、これがミソなんです

15mm厚のラワン合板で作製しました。容積は2.5L。
バッフルの剛性をかせぐために前面の面積を小さくした結果ダックスフントのような胴長になりました。バッフルにはさらに補強も入れ、ユニットは取り付け剛性をかせぐために通常の取り付け方から90度回転させています。多分ここまでやらなくても大丈夫だとは思いますが。

元々フロントバスレフで作製したのですが、やはり気に入らずリアバスレフに改造。さらにこの謎の尻尾を取り付ける事で満足の行く結果が得られました。

クラシックだけなら一般的なバスレフチューニングでOKだったのですが、どうしてもウッドベースが聴き取り辛く、それを改善するためにこの形態に落ち着きました。多分もっと大型のスピーカーで共鳴周波数を50Hz以下に持ってゆけるなら、普通のバスレフでも大丈夫だと思うのですが、このような小型で共鳴周波数が90Hz程度だとウッドベースの帯域にひっかかって聴き辛くなるようです。

感の良い方ならもうお分かりかも知れませんが、この尻尾は約45cmの長さの蛇腹ホースをトグロ状にまるめたものです。まわりに吸音材を巻いて、さらにビニールテープでぐるぐる巻きにしています。ホースはホームセンターで洗濯機の排水用として売られていた内径約30mmのものです。これで共鳴周波数を約40Hzに合わせています。ホース内にも吸音材を適度に詰めています。計算では下のようになります。
022.jpg
ホース内には吸音材を適量詰めているので、実際には多分こんな感じでしょう。
023.jpg

そんな事するなら密閉でええやん。となりますが、このユニットを密閉にすると音がデッドになりすぎて気に入らないのです (これより大きな3.9Lのボックスでも密閉では音が苦しかった)。ボックス内のエアダンピング効果を避けるためにスピーカー背面を解放したいのですが、その音は聞きたくないという考え方です。最初は2mのホースを付けて、それを室外へ排出するなんて事もしていたのですが、近所迷惑ですし大げさなので今の形に落ち着きました。
こうするとバスレフに比べて50~100Hzの低音が弱くなりますが、それでもベースラインは聞きやすく感じます。

Frieve Audioという強力なDSP(デジタル信号処理)を備えたソフトウェアのイコライザ機能で50Hz近くまでフラットになるようにブーストして、位相の反転する40Hz以下をシャープにカットします。ジャズであればここまですれば十分に楽しめます。

さらに交響曲を聞くためにサブウーハーを追加して35Hzまでフラットにしているので、100Hz近辺でポートにボーボーやられるとかえって邪魔になります。

ちょっと似たような考え方のスピーカーとしてB&Wのノーチラスという凄いのがある事を知りました。これは背面の音を先細り管で減衰させて解放するという方式です。こいつのトグロはハンパナイッス。というかボックスそのものがトグロです。

024.jpg
B&W Nautilus
今のところ僕がイメージできる最も理想的なスピーカーボックスかもしれません。
ただしコアキシャルでやって欲しいな。

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2009年02月09日 (月) | Edit |
そうこうするうちに、実家の親父から20年近く使ったステレオ(Victorのシステムコンポ)が壊れたのでレコードも聴けるやつを探していると電話がありました。レコードプレーヤ一体型のいかにも老人向けのを買おうとしていたので、例のDENONシステムコンポに自作スピーカーとイコライザ付きのプレーヤー(1万5千円くらいである)を付けてプレゼントする事にしました。そのころ既にCDは全て非圧縮でPCにコピーして聴いていたのでシステムコンポは全く使っていませんでした。

お袋からできるだけ小さいのにしてくれと頼まれたので、また8cmのフルレンジを使って2Lくらいの小さな箱を作る事にしました。F80AMGに手こずっていたので、他のユニットも聴いてみる丁度良い機会になりました。

ユニットはこれもネット上で評判の良かったTngBand(台湾)製のW3582SCに決めました。お値段はお安く1950円。F80AMGのほぼ半額です。
018b.jpg
TangBand W3582SC
8cm フルレンジ ユニット

F80AMGも実はTangBandで作られているのでしょうか?コーンの材質以外はそっくりです。F80AMGはマグネシウム合金製ですが、W3582SCはポリプロピレン製です。上品な濃いめの飴色で、向こうが透けて見えます。

これを2.2Lのバスレフボックスに入れました。ボックスは15mmのラワン合板で作成。お店でカットしてもらったので組み立ては楽勝でした。塗装する前に音出ししてみたところ、ポートのチューニングも一番長い8cmで即OK。計算はこんな感じです。
019.jpg
改造箱での苦労が嘘みたい。

2つのスピーカーは形状が全く同じなので同じ箱でクラシックを中心に聞き比べてみました。W3582の音は一言でいうと「綺麗」です。無味乾燥で低重心なF80に比べて音に艶があって明るい感じ。ユニットによってこんなに音色が違うのかと驚きました。やはり低音はF80の方がドッシリとしますが、改造箱のようにボワボワしません。ポートをスピーカーにぎりぎり近づけたのも良かったようです。F80は容積が小さめの箱と相性が良いみたいですね。

W3582は吸音材をかなり多めに入れないと箱くさい音になりますが、F80は吸音材が無くても良いくらい。そっくりなのに性格はずいぶん違います。

一通り聴いてからニスを5回塗って、最後に水研ぎでぴかぴかに仕上げました。自分用だともっと雑に作るのですがね(写真を撮っておかなかったのが残念です)。。

塗装によって音に随分艶が出たような気がします。見た目にも艶が出ているので心理的な影響かもしれませんが、スピーカーボックス用の音が良くなる塗料とかも売っているし、バイオリンでもニスが重要だと聞いた事があるので、実際に音が変わっている事は十分に考えられます。

親父はクラシックでも小編成もの特にバイオリンが好きなので、明るく艶のあるW3582SCを付けてプレゼントする事にしました。交響曲とジャズをよく聴く僕にはやはりF80AMGの方が向いてそうです。

そして80AMG用に小容量の新しい箱を作る事にしました。

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2009年02月09日 (月) | Edit |
この改造箱(3.9L)にF80AMGを取り付けていろいろやってみましたが、結局バスレフのチューニングがうまくできませんでした。

僕はベースが好きで、ジャズを聴くときは無意識にベースラインを追いかけながら聴きます。このためウッドベースの聞き易さを基準に低音チューニングを行いました。この際、短時間で変更しながら聞き比べるのではなく、設定を変えたらしばらく仕事しながらBGM的に聴いてみて、気持ちよくなければ設定を変えるという方法をとりました。
この方法が一番信頼が置けるように思います。短時間聴いてみて良く感じても、長時間聴くと違和感を感じる事がたびたびありました。

計算では長さ4cmくらいが良さそうだったので、これを中心に8cmと2.5cmを用意してとっかえひっかえしたのですが、どれも満足できませんでした。8cmだと完全にチューニングが外れているみたいでポートから低音が出ず、2.5cmと4cmでは低音感はあるのですがブワブワして気持ちよくウッドベースが聴けません。F80AMGの例の欠点がもろに出てしまったみたいです。吸音材の量も変えてみましたが駄目です。

それと近距離 (スピーカーから1m以内)で聴くので、スピーカ前面からの音とポートからの音がうまく混じり合わない感じがします。お風呂の蛇口では温水用と冷水用のノブがあって、両方を適量混ぜ合わせて温度を調整しますよね。日本製の蛇口だと完全に混じり合って問題ないのですが、外国のホテルの蛇口ではこれがうまく混じらなくて、手を当てると微妙に気色悪い思いをする事があります。丁度そんな感じです。最近の小型スピーカーに背面バスレフが多いのは、もしかしたら近接リスニングを考慮しての事なのかもしれないと思いました。

ポートをゴム栓で塞いで密閉型にすると、しばらくは良い感じに聞こえるのですが、1時間ほど聞いていると息苦しくなってゴム栓を外してしまいます。F80AMGはもともと大人しめの音なので、密閉にすると制動が効いて音がデッドになりすぎるのかも知れません。バスレフでも吸音材を増やすと同様の傾向になります。

80AMGて高いのにアカンやん!とあきらめ気味になりました。

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