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2011年09月19日 (月) | Edit |
現在DAYTON AUDIO DA135-8を取り付けて試用中です。

PPコーンよりも「ドン」としっかりとした低音を出してくれるので、一応狙い通りの効果が得られたと思います。正弦波の音を聴き比べても、PPコーンよりも混じりけの少ない「ブー」音が聞こえます。40Hz以下の正弦波を再生すると、PPコーンではフサフサとかハタハタという団扇で扇ぐような音が結構混じっていましたが、DAYTONウーハーではそのような音は殆どしません(LEANAUDIO初期に使用していたVicotr製のパワードサブウーハー(ごつい紙コーン)でもフサフサ/ハタハタ音がしました)。ただ余分な音が無くなった分、高調波成分が耳に付くような気がしますので、次回の記事で確認したいと思います。低音大振幅のタフネスはPPコーンと同等です(ボリュームを上げてもビチビチとかブリブリとかバチバチと明らかに異常とわかる音がしない)。まずは使えるレベルと言えましょう。

871.jpg
色がゴールドではないのが寂しい。「サー」ノイズ防止用に3.0mHのコイルを直列にかましています。ケロは同じコイルを本体に内蔵していますが、ZAP君の場合ウーハをフルレンジとして使用する可能性があるので、とりあえず外付けです。

なんとかまともに聴ける状態になりましたが、Dayton君も一筋縄では行きませんでした。

まず、フレームがペラペラの鋼板プレス製であるため、フランジ部のシール性を確保するために、3mm厚の合板でリング状のパッキンを作製しました。このパッキンにシール材を盛りつけ、これをビニールテープで覆った上にドライバを取り付けて気密性に完璧を期したのですが。。。前回同様に写真用ブロワでブシュッとやってエア漏れをチェックしたところ。。スカッ。。漏れ漏れ。。ナンデヤネン ???

と、センターキャップに触ってみるとペコペコの布のような薄い素材でできています。この表面にビニールチューブを押し当ててフーっと吹いてみたところ、空気は難なく通過してしまいました。メーカの資料を見ると「高ダンピングのコンポジット材を使用したダストキャップ」とあります。そう言えば「ダストキャップ」とも呼ばれますね。気密性を保つためではなくゴミ避け用の蓋なのね。。。アルミコーン特有の高域のピークを抑える事を狙って「ゴミ避け蓋」に高ダンピング材を採用したという事らしいです。

センターキャップが付いているからといって、必ずしも気密性があるとは言えないという事を、またまた勉強させて頂きました。世の中のスピーカって、気密性には意外と無頓着なんですね。。で、困ったなぁと思案する間もなく、即思い付いたアイデアが、ダストキャップに白い木工用ボンドを塗布して気密性を確保するという方法。木工ボンドは固まっても完全にカチカチにはならず、柔らかい半透明皮膜となります(中学生の時、木工(技術家庭)の時間に、こいつを下敷きの上でハート型やウサギ型に固めて、マジックで色を塗ってソフトなワッペンを作ったら、クラスの女子に大受けだったのを思い出した。どんな経験でも役立つものだ)。どうせこのままでは使えないのだからと居直って、指とヘラで素材に染み込ませるようにヌリヌリしました。

866.jpg
例によって作業が雑なので見た目美しくありませんが、均質な状態よりムラがあった方が共振を抑えられるのですよ(言い訳です)。ボンドが固まってからブロワで漏れチェックしたところOKでした。さて特性の方はどうなんでしょうか?

下はメーカ発表の特性グラフです。
864.jpg
六本木工学のYS137A-PSCでもそうでしたが、高域のピークが9kHz付近に見られます。顕著な高域ピークはアルミ(メタル)コーンの典型的特性であり、ウーハでは疎まれます。Alpairドライバでは、このピークを巧妙に制御して広域を伸ばしているようです。多分。

ボンドが固まってからドライバ前方で計測したデータを重ねてみました(塗る前に計測するの忘れました)。
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案の定、高域は落ちますが、特徴的なピークが消えて素直な特性になりました。匠の技のムラだらけの塗りが効いたのでしょうか? これだとウーハー側ハイカットなしで、コンデンサ1個だけ使用して簡単にツイータをアドオンできそうです。オリジナルの特性よりもウーハーとして使いやすいのではないでしょうか。なお、箱が小さいので、標準箱で計測されたメーカデータに比べて低音は当然出ていません。

以下、リスニング位置でのいつもの計測データです。

まずはAlpair 6Mだけのデータです。
869.jpg
赤が左、青が右。このドライバの場合、10kHzから上で振動モードが変わるようで、まるで別のツイータに受け持たせているような特性に見えます。
注意: このマイクの感度は公称15kHz以下ですので、それ以上の周波数帯域のデータは参考になりません。

次はDaytonウーハーとAlpair 6Mの比較です。
868.jpg
木工ボンドを塗ったDAYTONウーハーは、-6dBレベルで50Hz~10kHzをカバーする素直なカマボコ特性を示しています。ボーカルやラジオ的に聴くには良いかもしれません。元々ピークになっていた9kHzが逆にディップになり、そこから上で振動モードが変わるように見えます。メタルキャップにするとAlpairのように高域を延ばせるかもしれません。先日、ガラクタ コレクション箱(オトコノコならそういう箱を1つは持ってますよね)を整理していたら、模型用の極薄アルミ板の端材を見つけたので、Alpair風トンガリコーンを作ってマークさんに挑戦してみるか?

最後に2.1ch構成での特性です。
870.jpg
説明不要ですね。位相も問題ありませんでした。Alpair6単独と同等レベルの位相遅れでした。ウーハーは「同相」で接続しています。「同相」の場合、クロスオーバー付近(100Hz)前後で両SPの音が「同相」となり、図のようにスムースにつなげる事ができます。しかし、アナログフィルタの位相変化のせいか、50Hz以下ではどうやら「逆相」となっているようです。「逆相」で接続すると、クロスオーバー付近のレスポンスは大きく低下しますが、50Hz以下は少し増加します。このあたり、もう少し検証が必要かもしれません。お手軽価格のDAC内蔵デジタルチャンデバが欲しいなぁ。

狙い通り、以前のPPコーンウーハーよりも「ドン」と、しっかりとした低音が聴けるようになり、Alpair 6Mとのつながりもより自然になったような気がします。馬鹿ブーに完全にとって代われるか、これから毎日使用してみないと結論は出せませんが、標準的な音量で音楽を普通に聴いている分には、今のところとりあえず「良し」という感じです。ただし、冒頭に書いたように、正弦波の単音を聴いた感じでは40Hz以下で高調波がかなり出ているように聞こえます。次回はこのウーハーがどの程度正確に50Hz以下の超低音を再生してくれるのか、波形を見ながら検証してみたいと思います。オタノシミニ。。。

追記
ZAP上方の、Alpair 6Pバスレフを撤収した跡地に棚を吊り、増えてしまったオーヂオ関連のガラクタを収納しました。
872.jpg
物を増やしたくないのだが、ついつい増えてしまいます。

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