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2011年04月22日 (金) | Edit |
前の記事からの続きです。

FOSTEXのGX100は10cmウーハーの2ウェイSPですが、コンパクトでデザインも良いため、なかなか魅力的な製品だと思います。こいつを前記事の密閉型サブウーハーCW200Aと組み合わせると良い感じかもしれません。部屋が大きければCW200Aを左右に使うか、あるいは25cm径のCW250Aを使用しても良いかもしれません。
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ポートの共鳴周波数は約70Hz。それ以下は出力が急激に低下する典型的なバスレフ型の特性です。交響曲を楽しむには明らかに低音不足。ジャズでもこれでは物足りないでしょう。こいつの低音をサブウーハーで補おうというのが今回の眼目です。

で、問題となるのがGX100はバスレフ型であるという事。

何が問題かというと、
バスレフ型の場合、共鳴点の前後でポート音の位相が大きく変化し、共鳴点より下の周波数では位相が振動板と完全に逆転してしまいます。従ってサブウーハーをメインSPと同相で接続すると、共鳴点以下の周波数領域ではポート音がサブウーハーの音を弱めます。では、というので逆相で接続すると、今度は振動板どうしで音を弱めあいます。ややこしい。。また、周波数特性がフラット状態から突然ストンと落ちるというのも、自然なクロスオーバーを難しくします。つまり、バスレフ型スピーカーをサブウーハーとうまく繋げようとすると、非常に急峻なローパスフィルタが必要になるという事です。

この点、密閉型SPは12dB/Octで緩やかに減衰するため、苦労なく自然な繋がりを得る事ができます。FOSTEXの密閉型サブウーハーでは、ローパスの減衰特性を12dB/Octに設定しているそうです。これはフィルタ回路そのものの特性値ではなく、最終的な音響出力の減衰特性を指すものと思われます。以前の記事で書きましたが、密閉型サブウーハーの特性は概ね右上がり約12dB/Octになるため、これに対して-24dB/Octのローパスフィルタをかける事によって、最終的な音響出力として-12dB/Octの傾きを得ていると思われます。だとすると、これはハチマルのパワードウーハー方式と全く同じですから、密閉型SPとは非常に良好に繋がるはずです。

そもそもサブウーハーで低音を増強するわけですから、その時点でメインSP側にバスレフによる低音増強効果は不要となります。というかバスレフ効果は上記の理由で逆に邪魔にしかなりません。ですから、ハチマルであれば迷わずGX100のポートに粘土を詰めて密閉型にした上でサブウーハーと組み合わせます(幸い背面ポートなので見えない)。また必要に応じて吸音材を増やしてもよいかもしれません。

この組み合わせにより、少なくとも-6dB/30Hzの特性をバスレフポート無しで得る事ができます。これは同社の最上級機G2000 (-10dB/30Hz、バスレフ型、一本60マンエン)を上回る低域特性です。しかもよりコンパクトで経済的。GX100をお持ちの方、ドデスカ?

CW200Aは定価¥39,800(税抜き)、MFB付きのCW250Aは定価¥79,800(税抜き)と価格も極めてリーズナブル。キッチリ調整された密閉型パワードウーハーでしっかりと正確な低音が聞こえるようになると、音楽の楽しさが倍増する事うけあいですよ。ビシッとタイトなピチカートベース、ズシッとおもいバスドラ、そして交響曲のダイゴミ。。。お試しアレ。

追記
最初から密閉型の10cm 2Wayといえば逸品館さんのAirbow IMAGE11/KAI2が断然オススメ。ペアで ¥42,900!
詳しくはコチラ
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サブウーハーをアドオンで組み合わせるなら、このクラスがベストでしょう。

追記2
ア。それとね。調整する時は必ず測定しましょうね。これ、サブウーハーを正しく使うための鉄則だと思います。経験からすると、測定できっちりとフラットになっていると間違いなく聴感上も違和感を覚えません。測定しながらでも最初は調整に苦労すると思います。ベストな状態が全くわからないのに、最初から聴感だけで調整するというのは無謀以外の何物でもありません。

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