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2012年12月31日 (月) | Edit |
お待たせしました。やっと、GAMA君の評価結果をお見せできます。ZAP君に関しては来年までお待ちください。

GAMAの標準的なリスニング距離は約50cmを想定しています。このため、騒音計をバッフルから50cmの距離に設置し、ベト5第1楽章(ブロムシュテット盤)を全曲再生して最大音圧レベルを計測しました。ICアンプのボリュームは最大で固定し、サウンドブラスタのマスターボリュームで音量を調整しました。

ベリンガ製グライコは最終的に下図のように設定しました。
Ftoku copy
超ニアフィールドで聴く場合の高域のキツサを緩和するために最終的にこのような設定としました。特性図のピンクの線はDIATONEの30cm密閉型DS-2000の特性です。50Hzまでほぼ同等の低域特性が得られています。このような大型スピーカは、リスニング距離5m以上、最大瞬時音圧100dBレベルを想定して設計されています(参考記事)。しかし、より現実的な住環境に即したリスニング距離と再生音量を想定する事により、低域性能を犠牲にする事なく装置を大幅に小型化できます。KEROやGAMAはそのミニマムな実施例です。殆どの人々にとって巨大な装置は全く不要でしょう。

それでは、テスト結果をご覧ください。

まず、サウンドブラスタのマスターボリュームを70%に設定したところ、ベト5第1楽章の再生中に数カ所で80dBAを超え、最大で83.5dBA max(FASTフィルタ)が記録されました。これはエンディングではなく第1楽章の中ほどで発生しました。

次に、70%ボリュームで-12dBの正弦波を再生してスピーカの出力音響波形を観測しました。
gama -12dB
63Hzでの波形をFFTで解析したところ、5次までを含めた総高調波歪み(THD)は1.5%でした。まぁ許容できるレベルと言えるでしょう。その他の周波数でのTHDは1%を超えません。

下は同じボリュームで観測した-6dB正弦波の再生波形です。
gama -6dB
63Hzでは大きく歪み、音も明らかに異常(ブリブリ)です。この時のTHDは13.6%となりました。前の記事で書いたように、この時代の交響曲では低周波成分が強くないため、特に問題を感じる事はありませんが、他のジャンルの楽曲では問題を感じる事があるかもしれません。ただし、このボリュームでジャズやロックを再生すると、奥さんからレッドカードをくらいます。

下は各種マスターボリューム レベルでの63Hz/-6dB波形です。このボリュームは5%ステップでしか調整できず、1ステップで音量は約2.5dB変化します。
gama vol
ボリュームを70%から65%に1段絞るだけでTHDは6.5%まで改善されます。-6dBを超える大振幅の低周波信号は大概はドラムスによる瞬間的な現象であるため、この程度の歪みであればさして気にならないと思われます(春の祭典のドラム音での経験による)。65%ボリュームにおいてベト5第1楽章の最大音圧は80.9dBA(fastフィルタ)を記録しました。普段交響曲を聴く時は、このくらいのボリュームになると思います。ジャンルを問わず推奨できるGAMA君の最大ボリュームは65%、ジャンルをクラシックに限れば70%でも大丈夫というところでしょうか。

一般的なジャズ/ロックのソースであれば、55%ボリュームでmax80dBAに達する十分な音量が得られるため、再生中に問題が生じる事はまずありません。普段は50%ボリュームで聞いている事が多いと思います。マドンナであれば、さらにボリュームを下げられます。

なお、70%ボリュームで例の標準ピンクノイズ(-18dBFSrms)を再生したところ、50cmの距離で76.8dBA(SLOWフィルタによるMax値、スピーカ1本)を記録しました。これは以前の記事で紹介した国際規格の提案値(78dBA)に近い値であると言えます。参考にCフィルタで計測すると78.8dBCでした。ただし、再生装置の低域が十分に伸びていないため、特性がフラットなCフィルタでの値は余り正確ではないと思います。

以上から、リスニング距離50cm程度、80dBA以下の快適音量レンジで使う事を想定した場合、GAMA君は必要にして十分な音量で音楽を再生できると言えるでしょう。今回のデータから推測するに1m程度までは十分に使えそうです。

このように、リスニング距離と必要音量によってシステムの基本設計が決まります。日本の一般的家屋での実用性を考えた場合、それほど巨大な装置は必要ないと思われます。真に実用的で、真に再生クオリティの高い、真にリーズナブルな価格の、断じて趣味道楽のマニア用ではない、日常的に音楽を愛聴する人々向けの、本当に真面目なオーディオ装置を、根本から真面目に開発すれば、需要は十分にあるように思えます。

慌ただしく駆け込みのような投稿になってしまいました。それでは良いお年を!

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2012年12月28日 (金) | Edit |
姪にプレゼントするGAMA II が無事完成しました! やれやれ。。

お気に入りのバンドを教えてもらい、デザインの参考にしました。バンドの公式サイトやYouTubeを見て、オヂサンなりに一生懸命作ってみたのですが、気に入ってもらえるかどうか甚だ不安。。

デザイン イメージを頂戴とお願いしたところ、姪が携帯で送ってきた写真
PxG4U.jpg
&Eccentric Agent というバンドらしい。やっぱり赤/黒のレザーに鋲がお作法でしょうか?
公式サイトはコチラ

爆音注意

& Eccentric Agent - B.L.A.Z.E. sub español 投稿者 DANTEX666_DSH
こちらはメタリックな赤が基調


こちらはメタリックな緑とゴールドが基調

なかなかハイセンスなバンドですねぇ。。汗臭いメタルとは違います。でも、オヂサンとしては赤と黒を基調に無難にまとめる事にしました。

で、出来たのがコレ
_1000261 copy copy
ケロと同様に三脚に取り付けられるようにしました。やはり、この方がグッと音楽を聴きやすくなります。

_1000255 copy copy
正面: 大切なAlpair 5を保護するために、頑丈な金網を装着。ホームセンターで売っていた排水孔用のネットです。ベーシストの髪型をイメージして一部赤く塗ってみましたが、ヤリスギたかな?公式サイトからコピーしたバンドのロゴもはり付けました。気に入らなければ直ぐに剥がせるようにしています。前脚はケロと同様に高さ調整可能としました。

_1000257 copy copy
側面: 基本のお作法に従い赤と黒のレザーをはり付けました。例によってユザワヤで本革の切れ端をお安く入手できました。赤い革は無かったので、ラッカーで塗装。ここにもバンドのロゴをはり付けています。写真ではわかりにくですが、全体にウェザリング(汚し)を施しています。上の動画のようなメタリック感が欲しくて、仕上げにクリアブルー メタリックを全体に吹き付けたかったのですが、良い塗料が見つかりませんでした。まあヨシとしましょう(今回の写真はそのへんをイメージして青っぽくしています)。鋲も買ってあるのですが、何処に付けて良いのやら? 付けずに渡す予定。好きなトコロに付けてチョウダイ。

_1000258 copy copy
背面: ターミナルと配線もデザインに利用。赤と黒なので良いかなっと?

試聴のためにAccuRadioでずっとメタルロックを聴いていましたが、聴き所が良くわからないので、なんだかどれも同じに聞こえてしまいました。タマホーーーームッ って感じ。。。上の日本のバンドの方が好きだな。アンプのボリュームは1/3も開けると十分な音量で聞けますし、LEANAUDIOの真骨頂であるスピーディーでタイトで正確なビートを堪能できます。イェイ!ただしAlpair 5を超ニアフィールドで聴くと高音がキツク聞こえるので、ネットに何かはり付けて少し高域を落とす工夫をしようかと思案中。低域を目一杯ブーストしているので、高域をグライコで落とす余裕は無いのですよ。。。

次回は、A6M ZAPと比較しながら、馬鹿ブー方式の限界音量について考察を加える予定です。オッタノシミニ!

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2012年12月24日 (月) | Edit |
ついつい先送りにしてきた約束事を年内に果たすべく、この三連休は大忙しです。その1つが大阪の姪に約束した黒い悪ケロ(ダースケロ)だったのですが、ミニアンプ用の電源をサブウーハ用アンプから取り出せないものかとゴニョゴニョしているうちに、全くウントモスントモ言わなくなってしまいました。ドシェー。。ですよ。暮れも押し迫ったというのに。。。

仕方なく、Alpair 5を使ったミニミニシステムを1日ででっち上げました。何とかお正月には持って行けそうで一安心。東京のオヂサンとしては約束を果たさねばね。。。

という事で、即席ミニガマ君のお披露目です。以前作った2.1ch方式の帝国軍TIEファイター風「黒ガマ君」(参考記事)の残骸からでっち上げました。ダースケロの代役として不足はないでしょう。
_1000246.jpg
このように机に置いて使うのが基本です。
_1000245.jpg

例のミニミニICアンプも新しいケースに入れました
_1000249.jpg
数年前に買ったソニーのイヤフォン用ケースに詰め込みました。ほぼギリギリ限界の大きさです。放熱用の穴も開けました。スピーカ出力には4ピンのPCパーツ用コネクタを使いました。アンプが壊れたら交換可能です。

_1000248.jpg
アンプはゴム紐で仮止め中

これに丁度使わなくなったベリンガの9バンドグライコをセットにして馬鹿ブースト方式で楽しんで頂きましょう(という事でグライコの読者プレゼントはなしね)。姪には出来るだけチッチャイの。。と頼まれています。また、築年数の経ったマンション暮らしなので防音性が余りヨロシクなく、自宅では専らiPod/iPhoneで聴いているとの事。チッチャイ音でもベースがよう聞こえるのがエーワー。。。そうなんです。そういうのが必要なんですよ。オヂオ業界のオヂサン達!

彼女はヘビメタ系の音楽業界で働いていて、大のベース好き。僕と同じで常にベースを基準にしてオンガクを聴く癖があるとの事。嬉しくなったオヂサンは今年の夏帰省した時にVictorのトップマウント型イヤフォンを彼女にプレゼントした事は以前にも書いた通りです。ベースがメッチャよう聞こえるわーー、黒ケロケロも楽しみにしてるでーー(大阪弁は語尾を延ばすのです)って凄く喜んでくれました。オヂサンとしては嬉しい。

バンド支配してるのはベースやでーーー、って全く僕と同じ事を言ってます。遺伝でしょうか。そんな彼女にもLEANAUDIOはピッタリですね。オッチャンの作った装置はベースの音がイヤフォン並によう聞こえるデーーー。グルーブでドライブやでーーー。

それではお馴染みのF特です。

その前にグライコの設定
_1000251.jpg
A6Mに比べて低音の出ないA5なので、±12dBのレンジをフルに使ってブーストしています。馬鹿ブーですね。

デスクの前端に置いて約20cmの距離で計測
F-1.jpg
-6dB/50Hzなので僕にはチョット物足りませんが、彼女はロックしか聴かないので十分でしょう。ロックって意外と低周波数信号は無いのですよ。

次に、上の写真のようにキーボード横に置いた状態でのF特。両耳のすぐ横にマイク先端を近付けて計測しました。
F 2
青がL、赤がR。距離はLが約45cm、Rが約57.5cmです。距離は近いですが、デスク面の影響でF特は結構凸凹になります。ZAP君のようにスピーカを高く持ち上げればこの影響は緩和されますが、使い勝手がヨロシクありません。やはり自動音場補正の内蔵が望まれるところです。彼女は音楽クリエータ関係の専門学校卒なのでグライコくらいお手の物(なはず)。後はヂブンの耳を頼りに微調整してもらいましょう。

一昨日からZAP君はお休みにしてミニガマ君をずっと試運転中です。60Hz以下を無理にブーストしていないため、マドンナをかなりの音量で再生してもズンドコビート(約45~50Hz/約-12dB)は全くOKですし、春の祭典のバスドラ(約40Hz/約-6dB)でもブリブリにはなりません。また、AccuRadioのエレクトリック ズンドコメニュー「My Bass Weighs a Ton」(君のスピーカをテストしちゃうぞ!というノリのチャンネル)でもOKでした。ただ、ZAP 2.1chに比べればズンドコ感が物足りないのは致し方アリマセン。音量的にも、机の上に置いた状態で椅子に座った時の耳位置でベト5/Max80dBAオーバーは超楽勝でクリアします。上に書いた事情により、彼女も爆音再生しないでしょうから、ブリブリ問題に対しては余裕十分と言えましょう。という事で製品として合格!

いやしかし、即席で作ったミニガマ君ですが、なかなかヨロシ。さすがAlpair 5。ケロよりも良いお品をプレゼント出来そうです。もうAlpair 5は手に入らないだろうし、手放すのはちょっと惜しいけど、東京のオヂサンとしてはグッと堪えましょう。

久々のAlpair 5ですが、やはり明瞭さではA6Mよりも一枚上手かもしれません。2つを合体する前に、両手に持って左右の距離を拡げたり縮めたりしながら聴いてみましたが、恐ろしく定位します。キッショクワルーーー!。僕はこのように明確なステレオ感を極端に嫌います。気が散って意識を音楽にフォーカスしにくいというか、アクセスしにくいというか。。なんか不自然で落ち着かない。。オヂサンとDNAの一部を共有する姪もスッテレオなんか全く意識せずに聴いているだろうから。。。と勝手に判断して例のごとく左右をガッタイしました。左右の中心間距離は135mmしかありません。殆どモノラル。机の上に置いたモノラルラジカセでビトルズやKind of Blueを聴きながらオベンキョしていた中学生の頃を思い出しました。懐かしい。。。

次回はA6 ZAP君と一緒に、低音波形の歪み具合から馬鹿ブー方式の実質的な音量限界について検討を加えたいと思います。そのデータがまとまったら、マークさんにお約束している英語版ブログの記事を書く予定です。これもなんとか年内に果たしたいものです。

今日はユザワヤにガマ君のお化粧用材料を買い出しに行く予定です。なにせヘビメタ屋さんですから、オッサンクサイ木のヌクモリなんざ全く無縁でしょう。黒のレザーとクローム、それにドクロと鋲と鎖?ワイルドだぜい!

追記
オヂサンとしてはヘビメタ = デーモン木暮閣下的イメージなんですけど、そのイメージで作っても良いのかな?
ロックには疎いのでちょと心配ではアリマス。。

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2012年10月28日 (日) | Edit |
英語版用にデータを追加したり、見やすくまとめたりしたので、掲載しておきます。

1) Dynavox PPウーハとAlpair10の4L密閉箱での比較
このウーハにはスケールステッカーを貼る場所が無いので振幅は計測できませんでした。なので4L密閉箱同士の比較です。IconAMPもパッシブプリもボリューム全開で、40Hz信号のレベルを変化させています。

PP vs A10 18

PP vs A10 14

PP vs A10 10

PP vs A10 8

PP vs A10 6
DynavoxもDayton同様3次歪みが多いですね。

2) オープンエアでの結果をまとめました。
左上(i)が1/2Xmax、下の(iii)がXmax、(iV)がXmax超えです。
Alpair 6M
A6M  40 matome copy

Dayton
Dayton matome copy

Alpair 10
Alpair 10matome copy
DaytonはAlpairに比べると4次、5次歪みも顕著に発生していますね。これに対し、どちらのAlpairも、そのような高次の歪みは殆ど見られません。

これらは下限周波数での結果ですが、そのドライバの素性の善し悪しをモロに露わにしてくれます。つまり、磁気的限界(Xmax)以内のこのように優れた振動板の運動特性は主に機械的ロスの少なさ(サスペンションが振動板の動きを邪魔しないという事、機械的コンプライアンスの高さ)に由来するものと思われ、従って全域に影響するであろうという事です。F80からAlpair5に交換した時に、「音楽」の聞こえ方の明瞭さにおいて全く次元が違うぜ!と感じさせられたのは、恐らくこのように優れた基本的素性によるものと思われます。F80では、どうしても、どこかベールが掛かったような不明瞭さ(音楽の聴きたい部分が時々聞こえ難くくモドカシイ)を覚え、ツイータやスーパーツイータを追加したりしましたが改善されませんでした。要は、Alpair5は入力信号に対してちゃんと真面目に動いてくれたという事なのだと思います。きっとね。。。

これから英語の記事を書きます。ではでは。。。

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2011年09月03日 (土) | Edit |
LEANAUDIOに新しい仲間が加わりました!

名付けて「GAMA」(ガマ)君です。

Alpair5とPPコーン13cmウーハー(DYNAVOX LW5002)を組み合わせた一体型2.1chシステムです。「KERO(ケロ)」君の兄貴分なので「GAMA(ガマ)」君。。細かい調整はまだですが、とりあえず写真を公開します。

846.jpg
LEAUAUDIO 3兄弟。真ん中のがガマです。新参者のくせに一番押し出しが強そう。

最近ネットラジオを聴く事が多く、またiTuneのイコライザはどうも信用できないので、イコライザを通さなくても十分な帯域幅でフラットな特性を持つ再生装置の必要性を強く感じました。このため手持ちの材料を有効利用して、手っ取り早く「ガマ」君をでっち上げたというのが今回の経緯です。

ウーハー用のボックスにはポチ1型(ケロの片割れ)を使用し、これに13cmウーハーをムリヤリ取り付けました(厚さ30mmの集積材の端材で箱の断面よりも大きなバッフルを作成してポチに接着!。。かなり強引な作り方です)。。

844.jpg
Alpair 6Mの上に載っけて使用します。雑な仕上げを目立たなくするためにマットブラックで塗装したら、ちょっとメカニカルな悪役ロボ的外観になりました(というか帝国軍のTIEファイター?)。ぜんぜんカエルっぽくありませんが、ケロの兄貴なので、名前は「ガマ」で問題なし!としましょう(ほんとはカエルぽくしたかったのですが、ALpair 5が大きすぎてデザイン的にまとまりませんでした)。

Alpair 5のエンクロージャには呼び径75の塩ビ管エルボー継ぎ手を使用し、上下に角度調整可能としました。写真ではやや下向きにしています。今回買い足したのは、このエルボーだけです。容積は500ccくらいかな? サブの容積は基本的にポチなので2.5Lです。もちろん、どちらも密閉型+吸音材ぎっしり仕様です。総容積3.5Lと結構コンパクトな構成なのですが、見た目は厳つくなってしまいました。。ケロのような可愛らしさはありません(こちらは総容積たったの1L)。R/Lスピーカの軸間距離は約290mm。ケロやA6Mよりもやや広めです(あり合わせの材料で極力メンドクサイ事をしないで作ったらこの寸法になってしまったのよ)。

アンプにはKENWOOD KA-S10(メインSP用)とONKYO A-905FX(サブ用、片チャンネルだけ)を使用します。チャンデバ(ベリンガー CX2310 SuperX Pro)にはモノラルのサブウーハー用出力も備わっているので、2.1chシステムにも容易に対応できました。

今回のシステムでは、メインSPの信号もチャンデバ(HIGHチャンネル)を通してからKA-S10で増幅しています。メインSP信号をチャンデバを介さずにダイレクトにアンプで増幅し、サブウーハー信号だけチャンデバ(LOWチャンネル)経由でハイカットしてから増幅する、いわゆるアドオン方式も当然可能ですが、このチャンデバの場合アドオン方式で使用すると、ダイレクト信号とLOWチャンネル出力信号間の位相差がかなり大きくなるため、今回はアドオン方式を採用しませんでした。以前のバイアンプ システム(2.2chシステム)ではアドオン方式を採用しましたが、それはFrieve Audioが位相遅れを完璧に補正してくれるためです。しかし、今回はFrieve Audioを使用しない事が前提であるため、位相特性を優先したという次第です。それでも密閉型の2倍かそれ以上位相が遅れます。このへんはアナログフィルタ方式なので仕方ありません。手軽なデジタルチャンデバ内蔵DACの製品化が望まれます。

細かい調整はまだですが、40Hz/-6dB程度は簡単に確保できそうです。また、Alpair 6Mをイコライザなしで使用すると高域(4kHz以上)が不足気味(コモリ気味)に聞こえるのですが、Alpair 5は高域がフラットに伸びているため、イコライザなしを前提とする本システムには理想的です。先ほどからネットラジオを聴いていますが、今のところすこぶる具合良しと言えそうです。今のところはね。。

これから暫くオシゴト中に聴きながら、調整を進めます。僕の場合、いわゆる「音質?」というのではなく、長時間聴いて違和感がないか?不自然に聞こえないか?聴きたい音が聴きにくくてフラストレーションが溜まらないか?等が重要な指標となります。A6P交響曲用システムのように、短時間聴いて「良い!」と感じても、癖があるとどうしても段々と違和感がつのり始め、最終的に耐えられなくなってNGとなります。今回はそうならない事を祈ります。

ある程度調整が済んだら、計測結果等を適宜ご紹介したいと思います。オタノシミニ!

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2011年04月14日 (木) | Edit |
前の記事からの続きです。仕事の合間にイタズラ半分でAlpair 6Mをウーハーとして使ってみました。

前の記事で、基本的にこのコンセプトではウーハーのサイズによって低域限界周波数は大きく変わらないと書きました。ウーハーが大きくても小さくても基本的に100Hz以下の周波数特性は変わらないという事です。

これを証明するために、13cmウーハーのかわりに8cm(実際には少し大きめ)のAlpair 6Mを低域アシスト用に使ってみました。Alpair6 Mの実効振動板面積は13cmウーハーの1/2弱しかありません。

下がその結果です。
726.jpg
緑が今回測定したAlpair 5 + Alpair 6M、黒が前の記事に載せたAlpair 5 + 13cmウーハーです。チャンデバの設定も、ウーハー用アンプのボリューム位置も一切変更していません。多少Alpair 6Mの方がレベルが低いですが、ウーハー用アンプのボリュームをほんの少し上げれば全く同じレベルになります(13cmウーハーは8Ω、A6Mは4Ω)。

ただし最大音量の面では13cmウーハーの方が当然有利です。ボリュームを上げて行くとAlpair6の方が先に限界(低音の歪みが急激に増える音量)に達します(参考記事)。すなわち、ウーハーのサイズは低域周波数限界には大きく影響せず、最大音量に直接影響するという事です。

ケロの場合、サブウーハー用アンプに50Hz以下をカットするローパスフィルタが内蔵されているため、ここまで低域は伸びていませんが、ローパスフィルタを解除できればほぼこれと同等の特性が得られるはずです。

また、この方式はドライバの機械的共振も吸音材で殺してしまうため、ボックスの容積にもほとんど影響を受けません。従って非常にコンパクトにできるという利点も持ちます。いったいぜんたい容積はどこまで小さくできるのか?というのが現在の疑問点です。そのうち実験してみたいと思います。実際、最近の密閉型サブウーハーの箱って、ドライバの大きさの割に極端に小さいですよね。ドライバとアンプを収納して設置しやすいカタチに作りました。。という感じ?

ちなみに100Hz以下の低音だけ聴くと「ボーボー」「ゴーゴー」鳴っているだけなので、全体の音色には殆ど影響しないように思われます。ただし、いわゆるスピーディーな低音とかタイトな低音とか締まった低音とかを求める場合(ハチマルはこれを強く求める)、バスドラやピチカートベース等の再生における過渡応答性(突然大振幅になったときの応答性)を決定付けるのはウーハーの動特性だと考えられます。

デスクトップ用であれば、10cmのCHR-70クラスがウーハー用に丁度良いかも知れません。

追記
なんでこうなるか?というと、それはスピーカーを小さい密閉箱に入れて吸音材で機械的共振を殺してしまえば、大きかろうが小さかろうが、この周波数領域ではほぼ-12dB/Octの左下がり(右上がり)の特性になるからです。で、高域側を右下がり-24dB/Octのローパスフィルタでカットすると、元々右上がり-12dB/Octの特性なので、差し引き右下がり-12dB/Octの特性になります。で、これをフルレンジSPの右上がり(左下がり)-12dB/Octの特性(こちらも密閉型なので自然とそうなる)と重ね合わせると、合成した特性はほぼフラットになります。従ってフルレンジSP側にハイパスフィルタは不要です。ウーハーの音量レベルは小径であるほど小さくなりますが、それはウーハー用アンプのボリュームで調整できてしまいます。というわけです。。

バスレフ型ではこのように簡単にはゆきません。箱も大きくなるし。。市販の密閉型サブウーハーを使用する場合は、メインSPのポートを塞いで密閉型にした方が繋がりは良いでしょう。基本的にサブウーハには密閉型スピーカーを組み合わせるべきだとハチマルは考えます。

追記2
基本的に100Hz以下の音は音色や定位にはほとんど影響しないと言われていますので、2chパワードウーハー(または1chサブウーハー) システムを1つ作っておけば、いろいろ応用が利くと思います。今回は1つの箱にフルレンジとウーハーを組み込みましたが、例えば3Lの小さなサイコロ型の箱に13cmウーハーだけを組み込んで、その上に1Lのフルレンジ箱を乗っけるようにした方が自由度に優れます。例えば、リスニング位置に合わせてフルレンジSPの向きを自由に変える事ができます。また、何種類かの3"フルレンジドライバをそれぞれ1Lの箱に組み込んでおけば、楽曲や気分に合わせて個性の違うフルレンジドライバを手軽にとっかえひっかえできます(箱に番号を付けておけばサンダーバード2号の気分?)。3"クラスのフルレンジドライバは種類も極めて豊富ですし、値段も手頃ですので、非常に経済的かつ手軽に楽しめますよ。一般的な家屋の個室であれば、音量的にも十分です。

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2010年05月27日 (木) | Edit |
今回はリスニング位置での測定値です(スピーカーからマイクロフォンまでの距離は約75cm)。

526.jpg
前回紹介した20cmでの測定値との比較です(L側、Icon AMPを使用)。スピーカーの位置は同じで、マイクロフォンの位置だけが異なります。このようにスピーカーから少し離れただけで特性が随分凸凹になりますが、1m以上離れると低域がさらに激しく歪みます。

128_20100527142932.jpg
これは以前に測定した参考データです。この時はF80AMGをデスクトップの前端に置いて、スピーカー軸上で測定しています。135cm離れただけで500Hz以下が凄まじい事になります。

528.jpg
再び今回のデータです。リスニング位置で測定したR/Lスピーカーのデータを比較しています。500Hz以下の低域では、R/Lが一緒に上下する周波数領域と、R/Lで明らかに異なる変化を示す周波数領域が存在します。単純に考えれば、前者は前後壁または上下壁(天井/デスク)の反射の影響、後者は左右壁の反射の影響によるものと推察できます。500Hz以上の凸凹はデスクトップの影響と思われます(スピーカーをデスク前端に置いて測定した場合、500Hz以上の凸凹はほとんど発生しない - 1つ前の参考グラフ参照)。

近いうちに新聞紙か何かで巨大な戸澤式レゾネータを作って部屋の特性を改善できるかどうか試してみる予定です。市販されている音響調整用ボードは随分高価ですが、新聞紙でこれに挑戦してみたいと思います。

なお、TU-870のデータは割愛します。アンプによる違いはほとんどありません。

529.jpg
新システムのイコライザ係数とおなじみAlpair馬鹿ブーストのイコライザ係数を示します。新システムでは全域で±6dB程度の補正だけで、30Hzまで完璧にフラットな特性が得られます(というか補正しなくても十分な特性が得られます)。補正後の測定データはお見せするまでもないと思いますので割愛します。

次回は、このようなコンセプトの利点について考えてみたいと思います。

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2009年04月19日 (日) | Edit |
という事でセッティングも全て終了して毎日Alpair5で音楽を楽しんでいます。

「F80AMGと比較して音質はどうか?」ですがヒトコトで言って

次元が違います

まあお値段的にも結構違いますが。。。
Alpair5ペアがLinfof工房で14,175円
F80AMGペアがコイズミ無線で7,680円

ちょっと値が張るように見えますが、たった7,000円差でこの音質差が得られると考えると妙にお得にも感じられます。

193.jpg
音質には関係ないのですがオマケ情報
TSパラメータで見ると両者の振動板面積は異なる(F80の方が大きい)のですが、
コーンの直径だけを測定するとほとんど同じです(約54mm)。
エッジのどの部分までを有効面積として考えるかはメーカーによって異なるようです。


F80AMG
Alpair5を聴いた後にF80AMGを聴くと全体的に鈍く重たく感じます。角がとれたマイルドな音とも言えるかもしれませんが、やはりダンピングが効き過ぎているように感じられます。以前から音にもう少し艶が欲しいなと思っていましたし、ダンピングを弱めるために例の尻尾を付けたりもしました。ただ、低域から高域にわたって全体的に構造のしっかりとした音を出してくれるという点が何よりも気に入って使用していました。
例えば同じ曲を聴いてもF80AMGは反響の少ないデッドなホールで録音したように聞こえますし、マイルスのミュートトランペットの音もチョークが効き過ぎている(なんか脱脂綿をトランペットに詰めた)ような感じを受けます。

Alpair5
一方のAlpair5は中高域は言うまでもなく、低域(ブースとした時の100Hz以下)も含めて非常に明瞭で輪郭のはっきりした、しかもF80と同様に全域にわたって構造のしっかりとした音を聴かせてくれます。明るすぎたり軽すぎたりする事も決してありません。当初はもっとツイーター的な性格を予測していたのですが、極端なブーストを行っても50Hzまで破綻する事なくソリッドな低音が得られます。F80AMGも低音の「頑丈さ」では他の8cmユニットに比べて優れていると思うのですが、それに負けない重みのある、しかもより明瞭でスピード感のある低音を聴かせてくれます。中高域の素晴らしさは定評通りですので僕が敢えて繰り返す必要はありませんね。特にオーケストラの弦楽器の高音パートの響きが美しく感じられます。今まで試した8cmユニットとははっきりと一線を画すといって良いかもしれません。

しかしAlpair5で最も気に入っている点は「音楽を聴くのがより楽しくなる」と言う事です。細かい事は置いといてそれがイチバン重要な事だと思います。

ちなみに上記は全て音場補正で特性をフラットにした上で比較しています。周波数特性が全く同じでも聞こえてくる音ははっきりと異なります。

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2009年04月05日 (日) | Edit |
昨日からAlpair5をチューニングもせずに聴いていますが、ますます気に入ってきました。特にオーケストラのストリングの響きが素敵です。F80AMGでは何を聴いても全体的にどっしりとしていて反響の少ないホールで録音したように聴こえるのに対して、Alpair5ではもう少しライブなホールで録音したように聴こえます。f特は両方ともフラットにして比較しているのですが、やはりユニットの性格の違いがはっきりと聴き取れます。これからエージングが進むのが楽しみです。

今回は昨日測定したデータを紹介します。エージングもチューニングもほとんど行っていない状態でのデータですが、とりあえず全く問題なくシステムに組み込めそうである事が分かってひと安心。結局今日は聴きほれてしまって、塗装は明日以降から開始です。

それでは測定結果をどうぞ

まずは軸上20cmの距離で測定。スピーカーは通常の位置ではなくデスクの前端に置いているので周囲の影響は最も少ない状態です。
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いわゆるバッフルステップの影響と思われる段差が1kHz前後にあります。10kHz以上の盛り上がりはカタログ特性どおりです。ピーク前後のディップは慣らしと共に少なくなっていくと思われます。密閉型なので120Hz以下の低域が素直に低下しています。

標準のリスニング位置での測定値です。赤がA5、黒がF80。全く同一形状(2.5L)のボックスによる比較です。
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ユニット自体の最低共振周波数FsはF80が89Hzに対してA5 Grayが136Hzなのでもっと差がでるかと思ったのですが、80Hzくらいまではほとんど差がありません。結構やるやん。。
Mark Audioのホームページではサブウーハーとの併用を容易にするためにQtotalを高めに設定して低域をシャープに減衰させている旨の説明がありますが、確かにそのような特性になっています。
軸から約15°ずれた位置で測定していますが、Alpairの高域はフラットに伸びています。マイクの定格が16kHzまでなので20kHz以上は全くゲインがありません。
この状態ではスピーカー横のディスプレイやデスクトップ面のバッフル効果によってバッフルステップはほとんど見られません。スピーカーというのは単体で評価してもあまり意味がないことが分かります。

以下は全てAlpair5の測定値です。
サブウーハーなしで無理を承知で50Hzまでフラットになるように音場補正しました。赤が補正OFF,黒が補正ON。
187_20090825181207.jpg

これが驚いたことに平気で鳴ってくれます。しかも低域まで非常にクリアでタイトです。ただし僕がいつも低域のチェックに使用しているマイルスデイビス So What(Kind of Blue、1997リマスター)イントロ部のウッドベースで音が不安定になります。アンプが原因かと思って4Ωの抵抗を入れてみましたがあまり改善されない様子。しかし、それ以外の曲では特に目だった問題は感じられません。さすがにシンフォニーではバスドラ等に不足を感じますし、ジャズのコントラバスの胴鳴りでは上記のような問題が稀に気になりますが、エレキ系であればサブウーハーなしで十分以上に楽しめるはずです。僕はデスクトップ上にフルサイズ以上のf特を求めるので要求が厳しいですが、密閉箱でイコライジングを行えば一般的なデスクトップスピーカーとしては全く問題なくフルレンジをカバーしてくれます。どこがツイーターやねん。ですよ。。。

最後にサブウーハーとのマッチングです。低域特性がF80と大きく異ならないので普通にマッチングできました。赤がサブウーハーONでイコライジングなし、黒がイコライジングONです。
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F80と全く事情は変わりません。普通に30Hz/-3dBが達成可能です。もしサブウーハーを経験していなかったら上記の50Hzフラットの状態でも大満足だったと思うのですが、一度味を占めてしまうとサブなしでは特にオーケストラは聴けません。ジャズのウッドベースの聴こえ方も全く違います。

しかしA5の低域音の魅力には捨てがたいものがあります。いっそサブウーハーもAlpair10(ウーハー)で作ってしまおうかと考え初めてしまいました。ペア売りなので左右に置いて1台のプレートアンプでモノラル駆動するのも悪くないかも。

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2009年04月02日 (木) | Edit |
本日昼前にホームセンターで板を購入して、仕事中の気分転換を兼ねて作製してます。
小さな密閉箱なのでいたって簡単。現在接着中。。。

184.jpg
板厚15mmのラワン合板(900x450mm)を使用。カット代込みで2190円。
寸法は現在使用中のF80AMG用の箱と全く同じです。容積は2.5L。

今日中にバッフルを接着して、明日は穴加工してちょっとだけ試聴後すぐに下地塗装。
明後日に仕上げ塗装して。。。来週月曜日か火曜日にはエージングを兼ねて本格的に鳴らす事ができそうです。

コイズミ無線にはターミナルを注文済み。ついでにちょっとお試しにハイパス用のコンデンサ100μFを4個購入。計算カットオフは200μFで200Hz (4Ω)。
実は英語版LEANAUDIOでAlpair5には解放バッフルは薦めないというコメントをいただきました。ダンパがないので1000Hz以下の領域を使用する場合はダンピングを効かせるために密閉にした方が良いだろうとのご意見です。やっぱり基本的にツイーターなんですかね。で、ちょっとコンデンサかましても良いかなと思った次第です。

ただし海の向こうでは限界近くのボリュームで鳴らす方が多いようですから、僕のように小音量であれば全く問題無いかもしれません。以前の記事でJordanの金属フレームにクラックが入ったというような記載がありましたが、いったいどんだけパワーかければそうなるんでしょうね?????
マッチョ オーディオ?

さて、Alpair5を鳴らしてみました!

噂に違わず全域きわめてクリアです。F80AMGの音にはもう少し艶とかキラメキ間が欲しいなと思っていたので丁度良い感じかもしれません。
185.jpg
驚いたことにサブウーハーなしで100Hz以下をイコライザでブーストした時の低域音までとてもタイトでクリアです。50Hzまでフラットにブーストしても大きく破綻しません。どこがツイーターやねん。という感じ。音質に関しては十分にエージングが済んでから詳しくコメントしたいと思います。

吸音材は戸澤式1個から始めたのですが、ダンピング不足気味だったので吸音材(ミクロンウール)をかなりの量詰め込みました。さらにもう少し追加した方が良いような気がしています。ちなみにF80AMGは吸音材がなくてもダンピング不足は全く感じません。

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2009年03月12日 (木) | Edit |
今度は2.1chシステム(サブウーハー)の優位性を計算で検証してみます。
200Hz以下の領域だけに注目してください。

前の記事「ニアフィールドリスニングの優位性を計算で検証する」と「定在波計算ソフトウェアを使用してみる」をまだ読まれていない方は、そちらを先に読んでください。
162a_20090807205550.jpg
これが基準状態です。すなわち大型ウーハーを持つフルサイズのステレオ スピーカーを設置した状態です。この状態では70Hzに激しいディップが予測されます。

一般的な家庭のオーディオルームのサイズでは、100Hz以下の帯域の波長は部屋のサイズに対して同等以上となるため、サブウーハーはどこに置いても音源の定位に影響を与えないとされ、低音楽器の定位と音色はメインスピーカーから発せられる倍音によって支配されると言われています。これが正しいとするならば、メインスピーカーには100Hz以上の領域だけを持たせて、100Hz以下を担当するサブウーハーはリスニング位置の周波数特性がベストになる適当な位置に設置する事ができます。

一般的にサブウーハーとメインスピーカーはリスナーを中心とする同一円周上に配置する事が推奨されます。これはリスナーから各スピーカーへの距離を等しくする事によって音の位相(遅延)を揃える事ができるためです。

これに従ってベストなサブウーハーの位置を探ると下図のようになります。
166_20090807205630.jpg
右側のスピーカー()をサブウーハーと見立てて、リスナーから等距離を保ちつつベストな位置を探りました。この位置では極めてフラットな低域特性が得られます。メインスピーカーのウーハーを取り去って100Hz以下の出力を減衰させれば、リスナー位置の70Hzディップはほとんど無くなるはずです。

さらに、デジタル信号処理を使用してサブウーハーの出力を自由に遅延させる事ができれば、サブウーハーをリスナーへ近づける事ができます。この場合サブウーハーの音はメインスピーカーより早く到達しますが、その時間差をデジタル信号処理で補正するわけです。
167_20090807205713.jpg
低域だけニアフィールドリスニングとなり、当然ですが極めて理想的な低域特性が得られます。サブウーハーの位置はリスナーのすぐ近くであれば前後左右は問いません。

非常に重要な事は、サブウーハーを使用する場合はメインスピーカー側の低域出力は全く不要だという事です。3箇所から発せられる低音が複雑に干渉してエライ事になると思われます。ですから低域に優れる大型ステレオ スピーカーとサブウーハーを組み合わせても良好な結果が得られるとは思えません。メインスピーカーには口径8cm~10cmのフルレンジまたは2wayが適すると言えます。当然ですが低音増強を一切行わない密閉型が理想的なのは言うまでもありません。

このブログでたびたび紹介しているALPAIR 5という8cmフルレンジスピーカー(というよりは超広帯域ツイーター)は、正にこのようなシステムのために開発されたユニットであると言えます。
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