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2011年11月27日 (日) | Edit |
非常にラッキーな事に、以前勤めていた会社の友人からブログ見てるよ、と突然連絡があり、Nuforce IA-7Eを暫く借りる事ができました。IA-7Eは現行のV3のひとつ前のバージョンです(V2に相当)。歯に衣着せぬ意見を聞かせろとの事でしたので、心得たと、いつもの調子で感想を書いてみたいと思います。ちなみに、その友人は今は上等な真空管アンプを専ら愛用しているとの事でした。Nuforceが気に入ったら格安で譲るよ。。とのこと。さてさて。。

photo.jpg
Icon AMP 対 IA7-E
出力: 24W / 100W
価格: YEN 27K / 220K (V3)
大きさ: 見ての通り
さて音の方はどうでしょうか?

聴き慣れたIcon AMPと比べた時の第1印象は。。。
一聴して「ジョートー」というか「コーキュー」で「ゴーヂャス」な音になったなぁ。。という印象を受けました。ブワッと来るというか、リッチ感が漂うというか。。僕はIcon AMPよりも、もっとビシバシ感のある、もっと味も素っ気もない、もっとクールな音を期待していたので、ちょっと驚きました。量販店の試聴室でイロイロ聞かせてもらった時に感じた、あの僕の嫌いなオーヂオ臭が微かに漂っているような。。期待していた音とはちょっと違うぞ。こりゃ。。

Nuforceと言えども、ハイエンドを標榜する以上、ある程度「コーキュ」で「ジョート」で「ゴジャス」な音にしないと売れないという事なのかなぁ。。ハイスピード、ビシバシで評判のNuforceがこれだと、他のハイエンドアンプはどういう事になっているのか?

Nuforceは新しいモデルほど本来のNuforceらしさがマイルドになっているらしく、Icon AMPはNuforceの原点に回帰したようなアンプだというレビューを見た事があったので、記憶を頼りにその記事を探したところコチラで見つけました。。「ザ・ステレオ屋」さんの黒江店長さんのブログです。店長さん曰く、

(Icon AMPは)本当に初期のNuForceを聴いているような感覚で、V2~V3のパワー、S付きのプリと変わり続けているNuForceですが、(最後に出た)こいつ(Icon AMP)で原点回帰か!(笑)…と、思ってしまったくらいです。(スピード感は初期のIA-7 (V1)には劣るけど、IA-7 V3には勝ってるんじゃないかなぁ。)

IA-7の最新V3よりスピード感があるとか。。。ハチマルのV2に対する感想もそれほど的を外してないかもしれませぬ。Icon AMPよりもスピード感があるというIA-7の初期バージョン(V1)を是非聴いてみたいものです。

正直言って、LEANAUDIOシステムで、こと「音楽」を楽しむ上で、IA-7Eには確たるメリットを感じません。大型システムを駆動するならパワーは必要ですが、ニアフィールドではコストに見合うメリットを感じないという事です。後でデータをお見せしますが、定格パワーに余裕があるからといって、超低音のスピーカ駆動に余裕が出るわけでもなさそうです。これを二ジューマンエンも出して買う気は、今のところ全く致しませぬ。。とは言え、リビングへの進出を画策しているので、パワーのあるジョートーなアンプも1台くらい確保しておいても良いなぁ。。と、思案中。

こと「音楽」を聴くという使い方をする限り、この価格差でこの程度の違いか。。。というのが正直な感想です。例えば、F80AMGをAlpair 5に交換して音が出た瞬間に「次元が違うぜ!」と感じた2度と比較し直す必要のない違い、Frieve Audio自動音場補正やバスレフを密閉+デジタルブーストに変更した事による明らかな再生クオリティの違い、吸音材ありなしの違い、Alpair 6MとAlpair 6Pを補正なしで聴き比べた時のオンシツの違い等に比べると、随分微妙な違いだと思います。また、「音楽」を聴く分にはIcon AMPの方が自然で聴きやすいとさえ感じます。

僕には業務用アンプの方が向いているのかもしれません。コチラをご覧ください。総じて民生用に比べると驚くような低価格。だいたいどこのメーカも同じモデルで定格出力違いを出しており、お値段は出力で決まるという感じです。周辺回路が殆ど無いとは言え、とってもリーズナブルですね。ACCUPHASE製もあって、さすがに他に比べると高価ですが、一番大出力の600Wバージョンでも360,700YENなり。。再生クオリティは民生用と比べてどうなんでしょうね? 余計なナンチャラ感一切なしで再生クオリティさえ十分高ければ、これはお買い得です。

さて、今回もオマケで計測データをご覧に入れます。

まずはスピーカ(Alpair 6M)の前方約10cmで計測した周波数特性です。
ftoku.jpg
青がIcon AMP、赤がIA-7Eです。50Hz以下の超低域では、IA7-Eの方が少し出力が高くなっています。アンプ自体のF特差という事でしょう。ハチマルの場合、フラットに補正するので、この違いは重要ではありません。

さて注目の超低音再生波形ではどうでしょうか? 50Hzで波形振幅を揃えていますが、前の記事のデータよりも音量設定を大幅に上げています。青がIcon AMP、赤がIA7-Eです。

50Hz
50.jpg
50Hzでは同等ですね。

40Hz
40.jpg
ほぼ同等ですが、Icon AMPの方が3次高調波が少し低く、わずかにIcon AMPの方が良いようにも思えます。

30Hz
30.jpg
おやおや。。これもIcon AMPの方が少し良いみたいですよ。ただ、F特から分かるように、IA-7Eの方がレスポンスが高いため振幅が大きくなっており、それを勘案すればほぼ同等と言えるのかもしれません。

定格パワーって、このへんの再生能力には関係ないようですね?

期待していた超低音の再生能力も殆ど変わらないか、わずかにIcon AMPの方が優れているようにすら見えます。ちょっと残念な結果となりました。期待してたんだけどなぁ。。それとも原点回帰したIcon AMPが凄いという事なのでしょうかね?

とりあえず暫く使ってていいよ。。という事なので、ご厚意に甘えたいと思います。
時々アンプを入れ換えながら、仕事中に聴いてみます。例によって無意識にどちらに手が伸びるか?ココロがどっちを欲するか?ハチマルにとっては、これが最も信頼できる評価方法なんですよ。切り換えながらオンシツを集中して聴き比べても、あまり正しい結果が出たためしがありませぬ。

今のところIcon AMPの方が好きですね。IA7-Eは低音(といっても超低音ではないと思う)が少し不自然に膨らむ感じ、また全体的に少し響く感じがして、時々違和感を覚えます(脳の中の方または前頭葉のあたりがちょっとコソバユク?感じる)。ちょうどAplair6 MとPをフラットに補正した時のオンシツの違いに似ているかもしれません。

追記
そういえば、最近早朝に愛用しているSONYのハイエンドなモニタ型ヘッドフォン(MDR-Z1000)を始めて聴いた時にも、同じように低音がブワッと膨らむ感じがして違和感を覚えました。交響曲には良い感じなので、もっぱらベトベン交響曲を聴く時に使用しています。Icon AMPとIA7-Eの違いは、ちょうど、ひたすらダイレクトなトップマウント型カナル型イヤフォン(Victor製)とMDRーZ1000の違いに似ているかもしれません。世間では、低音のこのブワッと膨らむ感じがコーキューでジョートーな音として認知されているのかなぁ?。。ハチマルには、あまり上等なオーヂオは馴染まぬようです。普通に正確に素直に信号を音に変換してくれるだけで良いのだけどなぁ。

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