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2012年03月25日 (日) | Edit |
オーディオ的ネタは出尽くした感ありです。ZAPバス君の天井の穴ボコは、適当な板を置いて、上から重しを載せて塞いだ状態で使っています。きちんと塞いで、外装を仕上げようと思うのですが、重い腰がなかなか上がりません。このままでもエーンチャウ?ってね。。。今日は作業するかな。。

さて、僕は数年前にカナル型イヤフォンで音楽を聴いてみて、今まで真っ当に音楽を聴けていなかった事に気付き、LEANAUDIOトライアルを通して真っ当に音楽を聴けるスピーカシステムを開発しながら、学生時代から散々聴いたコレクション全体をもう一度聴き直してきました。

当初は、コレクションの全てを片っ端に聴き直し、新たなジャンルの曲を聴いたりもしましたが、最近になって、それらも再び淘汰されつつあるようで、繰り返し聴く曲がかなり絞られてきました。そのへんについて、何回かに分けて書いてみたいと思います。

今回はクラシックについて。

いろいろな作曲家の作品を改めて聴いてみたのですが(CDは結構持っている)、学生時代と同様、結局ほぼベトベンのみに淘汰されてしまいました。他にはバッハの無伴奏チェロを聴くくらいでしょうか。モーツアルトにも再挑戦してみたのですが、聴いているとイライラしてきて全く受け入れる事ができませんでした。なんていうか、ベトベンのように人物そのもの(俺様)が見えてこないというか、「音楽」にしか聞こえないというか、ムカシの音楽というか、「音楽」をインターフェイスとしてその先にアクセスできないというか。。。。僕の望む「音楽表現」では全く無いという事だと思います。一生無理かもしれません。その他のクラシック作曲家についても、同じような感じで、良く出来ているのでしょうがなんかムカシの「音楽」にしか聞こえなくてツマンナイですね。ただし、バッハだけは「音楽」を純粋に「音楽そのもの」として素直に聴けそうな気がする(要らぬ事をしていない)ので、もう少し探求してみようかとは思います。

高校生の頃に、親父のクラシック コレクション(親父殿はモーツアルト、ブラームスあたりを良く聴いていたと記憶する)を一通り片っ端に聴いてみて、ベトベンだけはカッコイー、ベトベンだけは飛び抜けて特別だと感じ、それ以来、クラシックは殆どベトベンしか聴いてこなかったハチマルです。最近になってなんとなくその理由が分かるような気がします。ベトベンは、現代のアーチストに非常に近い意識を持って「表現」に取り組んでいたのではないかと。。この点で、他のクラシック作曲家とは全く異なっているのではないかと。。であるからして、現代のロックやジャズと同様の意識で聴けるのではないかと。。

説明するのは難しいのですが、ベトベンは、「全人類、全宇宙を相手にたった1人で敢然と立ち向かう俺様」として「そんな俺様に見える世界を見てみよ」と、「音楽作品」を「俺様を表現するための手段」として明確に意識した最初の人物、つまり現代的な「芸術家」の始祖と言って良い人物ではないかと僕には思えて仕方ありません。事実、ベトさんは当時としてはかなり過激なアナーキスト(無政府主義者)でロッケンローなお方だったようで、交友のあったゲーテなんかは相当度肝を抜かれた(というか嫌悪した)ようです。貴族達の前で堂々と共和主義を称えたりとか、全くロッケンローですよ。まるでジョン君だね。。。貴族達は、ま、ベトさんだけは仕方ないか。。。と黙認していたとか。。。カッコエーなぁ。。ホンマニ。これぞゲージツカですよ。芸術家というものを一切の権威から全く自由で独立した存在として明確に自覚し、何物も恐れずに堂々とそれを主張した、当時としてはブットビ先進的でロッケンローな人物であったと言えましょう。あの時代、それで良く追放されなかったものだと驚かされます。ゲージツは何物にも屈さない無敵の存在だ!という事ですよね。ベトさん?

基本的に現代的芸術家は全てから完全に自由な一個人として、その作品を通して全宇宙に対峙するヒト達なわけですから、無政府主義者的(反体制ではなく自然と無体制になる、一切の権威や慣例を無視する)なのは当然です。カッコエーなー、、ベトさんて。。。というふうに、僕は彼の作品を通して、そういうベトさんの精神を感じているのではないか。。。また、そんな彼であるからこそ、僕にはジャズやロックと同じように聞こえるのではないか。。だから表層的には心地良くない面(なんというか死の臭いを感じさせるドロドロ感、これが皆無だとゲージツは全くツマラナイ)があるのではないか。。と最近考えています。

最近、全集を買ってからは、第9以降の作品(主にピアノソナタ、弦楽四重奏)をよく聴くようになりました。というか8割方後期作品を聴いています。ベトさんは第9でベトベン節を完成させたと思うのですが、以降の作品は大きく赴きが異なり、非常に現代的ですらあります。ノダメに言わせれば「ベトベンのくせに(らしくない)」というヤツですね。全く凄いお方だと思います。死ぬ瞬間まで全く衰える事なく新たな境地に向けて進化し続けた芸術家なんて人類史上極めて稀ではないでしょうか。

あの進化の権化マイルスですら、60年代の第2期クインテットで頂点を極めた後、電化以降は精彩を全く欠き、実質的に破滅へと向かいます(ジャコと違って生命力が強いのか生きながらえて再帰したが、ハチマルには全く興味がないし、聴きたくもない)。ジャコなんかとっとと破滅しちまったし(その方が芸術家として幸せかもね)。。。それに引き替え(というか比べるのも畏れ多いが)ベトベンは偉大過ぎる。だからハチマルにとってブッダ、キリスト、ベトベンが3大偉人なんですよ。。もう半ば宗教ですね。

その他のジャンルについては、別の記事で書きたいと思います。

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テーマ:音楽的ひとりごと
ジャンル:音楽