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2009年05月31日 (日) | Edit |
僕はCDのリッピングにExact Audio Copyというフリーのソフトウェアを使用しています。このソフトウェアは処理に多少時間がかかるのですが、データエラーを丁寧にチェックしながらリッピングしてくれるので愛用しています。今回はこのソフトウェアに含まれているツールを使用して楽曲の周波数解析を行ってみました。
Exact Audio Copyの詳細はコチラ

まずは問題の「春の祭典」です。
7分50秒前後にある最強のドラム一発を抜き出して解析しました(約0.2秒間を抽出)。なお全ての図はクリックすると拡大できます。
まずは波形です。
269.jpg
縦軸は16ビットデータを10進数で表しています。2の16乗は65536ですから、±32768がフルスケールになります。上図を見るとほぼ最大強度の信号が記録されていることがわかります。

次にこの信号の周波数スペクトルを下図に示します。
270.jpg
35Hzに高いピークが見られます。こいつが問題の正体ですね。ちなみにドラムなので倍音らしきピークは見られません。

その他いろいろ解析してみました。

まずピアノの鍵盤と周波数の関係を下図に示します。以後の参考にしてください。
275.jpg

それではベートーベンの交響曲第5番「運命」の第1楽章冒頭の「ジャジャジャジャーーン」を解析してみます(チェリビダッケ指揮のライブ盤から)。

2発目の「ジャジャジャジャーーン」の「ャーー」の部分だけを抽出しました。
周波数スペクトルを下図に示します。
273.jpg
約75Hzを基音として倍音が綺麗に分布し、20Hzから3kHzの範囲で信号レベルがほぼフラットになっています。

次は僕の大好きなウッドベースの音を解析してみます。曲は長年の愛聴盤であるチャーリーヘイデンの「Closeness」の1曲目「Ellen David」です。冒頭のベースソロからできるだけ低い一音を抽出してみました。
272.jpg
約43Hzに基音があります。コントラバスの最低音階は41.3Hzですから、それより1音階高い音に相当します。約1kHzくらいまで倍音がたっぷり出ている事がわかりますね。基音より低域側にも約20Hzまで高い信号レベルが示されており、これがウナリのように聞こえるやつだと思います(胴鳴りというやつでしょうか?)。

最後はエレキベースです。僕の最も敬愛するミュージシャン、ジャコパストリアスのデビューアルバム「Jaco Pastorius」の1曲目「Donna Lee」(ベースとパーカッションのデュオ)から、これもできるだけ低い一音を抽出してみました。パーカッションの音が弱い片側のチャンネルだけを示します。
274.jpg
約65Hzに基音がありますが倍音がほとんど見られません。エレキの場合はエフェクタを効かせるので、これが生?のエレキベースの音なのかどうかは、もう少しいろいろな曲を解析してみないと分かりませんね。

結構楽しめます。皆さんもお気に入りの曲をいろいろ調べてみてはいかがでしょうか?

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