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2010年05月26日 (水) | Edit |
新システムの測定データをご紹介します。

今回はスピーカー前方20cmのデータだけを取り上げます(部屋の影響が少ないため、こちらの方が見やすいので)。

1. ウーハーの特性
523.jpg
「3.0mH」のデータはチャンネルデバイダを使用せずに3.0mHのコイルだけを通した場合の特性です(コイルも外すと5kHzまでほぼフラットな特性になります)。グラフには、チャンネルデバイダのカットオフ周波数を200Hz、120Hz、60Hzに設定した場合の測定値をプロットしています。フィルタの減衰特性はほぼカタログ通り24dB/Octになっています(縦軸の1目盛りは3dBです)。

2. メインスピーカー(Alpair5)の駆動にIcon AMPを使用する場合521.jpg
メインスピーカーへの信号はチャンネルデバイダを通さずに直接Icon AMPで増幅します(つまり、ドライバーの自然なロールオフ特性をそのまま利用します)。チャンデバを経由しないため、信号クオリティ的にはこちらの方が若干有利になるはずです。

最終的に下図の特性が得られました。30Hz/-3dBまでほぼフラットなので、基本的にブーストの必要はありません。音場補正で部屋の影響だけ修正すれば、完璧にフラットな特性が得られます。
524_20100526162755.jpg
チャンデバのクロスオーバー周波数を60Hzに設定し、ウーハー用アンプ(A-905FX、60W/4Ω)のボリュームを1/2(12時)の位置に固定した状態で、メインスピーカー用アンプ(Nuforce Icon Amp、24W/4Ω)のボリュームでf特がフラットになるようにレベル調整しました。上図は約1時のボリューム位置で得られた結果です。チャンデバの設定クロスfは60Hzですが、実質的なクロスfは約100Hzとなります。この状態では、プリコントローラのボリュームを12時~3時の位置にするとちょうど良い音量が得られます。アンプ側のボリュームを上げすぎると、プリ側で信号レベルを絞り過ぎる事になり、バックグラウンドのノイズレベルが増加します。チャンデバでのS/Nをある程度高く維持するために、アンプのボリュームは上げすぎ無い事が重要です。

3.メインスピーカーの駆動にTU-870を使用する場合
522.jpg
この場合は、メインスピーカー用信号もチャンデバに通して低域をカットしています。過去の経験から、低域ブーストによって真空管の寿命が極端に縮まる(ブチバチ ノイズが発生する)傾向があるため、真空管保護の目的でこのような構成としました。ちなみにチャンデバによる音質劣化は聴感上全く感じません(ハチマルのボケ耳ではね)。

525.jpg
ウーハー用アンプとチャンデバの設定はIconの時と同じまま(ボリューム12時、クロス60Hz)、TU-870のボリュームでレベル調整した結果、約3時の位置で上図の結果が得られました。Iconの場合に比べてクロス前後のレスポンスが若干落ち気味ですが、最終的に自動音場補正で完璧にフラットにしてしまうので、気にする必要はありません。

この設定で3週間ほど毎日12時間連続使用していますが、今のところブチバチ ノイズは発生していません。少なくとも半年はもって欲しいものです。

次回はリスニング位置での測定結果をご紹介します。

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2010年05月20日 (木) | Edit |
本日は新LEANAUDIOシステムの写真をご紹介。

写真があまり綺麗に撮れてませんがご容赦を。。(僕はストリートフォト専門なので、物撮りは嫌になるくらい下手です。これでも一昨年は銀座のニコンサロンで個展やったり、写真新世紀やエプソンのカラーイメージングでも入選してるんですけど。。。)

514_20100521143351.jpg
デスクトップはこんな感じです。装置類はデスク左横のラックに置いたので、デスクトップはすっきりしました。手元でボリューム調整できるようにL側スピーカーの横にパッシブプリだけを置いています。
ウーハー用のボックスは4Lの密閉型。メインのAlpair5は以前のまま2.5Lの密閉型。Alpair5の上側に付いているのはチープなスーパーツイーターBATPUREです。効果が良く分からないので暫く使ってなかったのですが、もったいないので復活させました。相変わらず効果の程は良く分かりませんが、外観上のアクセントにもなりますし。。。

512_20100521143430.jpg
メインスピーカーの位置が低いとデスクトップの反射の影響が強く出るので、耳位置よりも高めに設置しています。このためメインスピーカーは少し下向きになるようにインシュレータでお尻を持ち上げました。

513_20100521143550.jpg
デスクの左側に置いたラックの様子です。本来のLean & Compactポリシーに反するたいそうなシステムになってしまいました。チャンネルデバイダーはホームオーディオ用ではなく19"ラックマウントを前提に設計されているため、置き場所に苦労したあげく壁面に上向きに取り付けてみました。

チャンデバに取り付けた配電盤みたいなのは、メインスピーカー用の2台のアンプ(TU-870とNuforce Icon AMP)を簡単に切り換えられるように作ってみました。使用しない方のアンプには安全のために8Ωの負荷抵抗を差し込むようにしています。その下のコイルはウーハーの高域ノイズ除去用です。

ウーハーにはかなりパワーをかけるため、無信号状態で微かに「サー」ノイズが聞こえます。スピーカーの距離が遠ければ問題無いレベルだと思いますが、僕のシステムではウーハーが目の前にあるので少し気になりました。そこで以前実験用に購入した3mHのコイルをアンプとウーハーの間に挿入してみたところ、ノイズはほとんど聞こえなくなりました。効果絶大です。計算上のカットオフは約500Hzになります。

せっかくIcon AMPを購入したのですが、ほとんど使用していません。100Hz以下をデジタルアンプでアシストしたTU-870とAlpair5の組み合わせが僕の好みにドンピシャにはまったという感じです。今のところ唯一の例外はピンクフロイド。ロックは最近これしか聴かないのですが、この時だけはIconの方が明らかにGood。その他はクラシックもジャズ(アコ/エレキ含む)も真空管の方が圧倒的に好みに合っています。ジミヘンは僕的にはジャズの範疇にあり、これも絶対シンクーカンで聴きたいですね(特にLittle Wing、惚れ直しました)。ジャコのエレキベースももちろんTU-870の方が宜しい。あとは真空管の寿命がどこまで延びるか?ですね。1日12時間使用で少なくとも半年はもってもらわないと、本格的に真空管アンプ導入には踏み切れないです。

音質的にはこのシステム予想以上に大当たりでした。バイノーラル録音してブログで公開できないものか、ちょっと検討してみようかな。。と。

次回から測定データを紹介しながら、デジタルオーディオの利点について考えてみたいと思います。

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2010年05月15日 (土) | Edit |
ということで、下図のようなシステムが完成しました。

システムチャート copy
クリックすると拡大します

我ながら非常に良い出来です。正直言って予想以上の結果が得られました。

基本的なコンセプトは、
約100Hz以下だけを13cmウーハー+ハイパワー デジタルアンプで駆動し、100Hz以上は8cmフルレンジ1本を低パワー真空管アンプで駆動するというものです。特に(トランスの)小さな真空管アンプでは低域の駆動力がどうしても不足しますが、このハイブリッド コンセプトではウーハーを高DF/高出力のデジタルアンプでゴリゴリ駆動するので、そのような欠点が補えます。

このちっこい真空管アンプの音色で、春の祭典だろうがマドンナだろうが、楽勝で30Hzフラットのタイトな低音がガンガン聴けます。Alpair5だけの馬鹿ブーストのように、低域の大入力で時々ずっこける事も一切ありません。基本的に100Hz以下の音はボーボーとかゴーゴーとか鳴っているだけなので、音色自体にはほとんど影響しないと言われています(デジタルフィルタでローパスかけて聴いてみると確かにそんな感じです)。ですからウーハー+デジタルアンプとのつながりにも不自然さを感じる事は全くなく、フルレンジ一発馬鹿ブーストと比べても違和感はありません。真空管アンプには100Hz以下の低域信号は入力されないので、例のブチバチ ノイズ問題も完全に回避できるのではないかと期待しています。やっと真空管アンプ(TU-870R)を使いこなす事ができたかな。。という感じですね。TU-870R + Alpair5はホントにご機嫌です。何よりも音楽を聴くのが楽しい。

このハイブリッド コンセプト、かなりイケテルと思います。真空管アンプをお持ちの方、是非お試しあれ!

詳しい測定データ等は今後の記事でご紹介します。

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