2012年06月05日 (火) | Edit |
TONO君、凄く気に入っています。モノラルってホンマニエーンチャウ?
モノラルの場合、コーナー設置がお薦めです。あの高名なタンノイ オートグラフも、ステレオ方式が世に出る前に設計されたモノラル用のコーナー設置型ですよね。
コーナー設置の場合、小さめのスピーカでも低音を部屋の中心に向かって効率良く放射できるという利点が得られます。これはTONO君の実測とシミュレーションで確認済みです。
もう1つの利点は、部屋の広い範囲で良好に聴けるという事です。
これは実は重要です。普通、2本のスピーカの中央でマンヂリともせずに音楽を聴くヒトは少ないでしょう。寝っ転がって雑誌をめくりながら、ペットとじゃれながら、子供をあやしながら、家事をしながら、ノリノリが昂じて踊りながら、、、、結構広い範囲で聴いているはずです。真ん中にじっと座ってオンシツとかオンジョーにシューチューとやらして聴くのが別段偉くてジョートーな音楽の聴き方というわけでは決してありません。というか、なんかカナシというか。。。
自分にとって最もリラックスできるオウチで、全く自由気ままに人目を気にせずパンツ一丁でもスッポンポンでも、だらしなく寝っ転がろうがヨガしようが、感極まって叫ぼうが泣こうが喚こうが、酒を飲もうが煎餅を囓ろうが、好きな音楽を好きな時に好きなだけ好きな格好で好きなヒトと一緒に、つまり自分にとってその時最も快適な状態で「音楽」を聴けるわけですから、再生音楽というのは、素晴らしいコンサートホールで生演奏を聴くのとは全く別の意味で「最高の音楽環境」を我々に提供してくれます。それを素直に享受しないのは全くもってモッタイナイですよね。なんも、そこにホールでの疑似体験を無理矢理ツイキューせんでもエーヤン。ソモソモ無理だし。というか、そんな事のために、全曲真ん中にカシコマッテじっとしてなアカンなんて、せっかくのオウチやのにモッタイナイヤン。チャウモンハチャウンデスヨ。端から。音楽をホンマに楽しもうと思ったら、精神と肉体を快適な状態に置く事がとってもジューヨーだと思います。
さて、そのように日常的に自然に素直に再生音楽を愛聴しているヒトビトにとって、ステレオ方式というのは果たして本当にアリガタイものなのかどうか。逆にアリガタ迷惑ではないのか?というのがハチマルの以前からの疑問です。モノラルだとコストも抑えられるしね。。。
また前置きが長くなりました。ここから本題です。
下図はスピーカの典型的な周波数特性です。赤が真正面、青が30°、緑が60°真正面から逸れた位置で計測された特性です。
このように、スピーカの真正面から横に逸れると、高い音がテキメンに聞こえにくくなります。目安としては30°以内で聴ければ良いのではないかと思います。
下図はステレオ方式の配置を示しています。赤がスピーカです。黄色の三角は正三角形です。つまり、軸線から左右に30°(頂角60°)の範囲を示しています。この黄色の中で聞けば、高音までソコソコよく聞こえると考えてください。
基本的に、ステレオ方式が正しく機能するのは左右スピーカの正しく中央で聴いた時だけであり、また両方のSPの30°以内に入るのは、2つの三角形が重なった図の濃い黄色の領域だけという事になります。不自由ですね。また、最も重要な主役であるべき中央の音が、左右から出る音によって擬似的に表現され(ゴースト)、また2点音源による干渉も生じるため、あまりにハッキリとステレオ効果が出ると、ハチマルには気色悪くて、落ち着いて音楽を聴けません。ですから、ケロ君もZAP君もスピーカ間距離は23cm(ほぼ左右の耳の距離)しかありません。
ではモノラルにしてSPを1本にしてみましょう。
だいぶ気儘に動けますね。ハチマルのZAP君は、左右のSP間距離が23cmしかありませんから、少し離れるとこの状態とかわりません。デスク位置ではごくホンノリとステレオ感があります。
SPをコーナーに置きました。TONO君の状態です。
部屋のもっと広い範囲が黄色の中に入りました。隅っこで邪魔になりませんから、部屋のスペースも有効に使えます。このように、モノラルスピーカのコーナー設置というのは魅力的です。名機オートグラフがあのようなカタチをしているのもゴモットモだと言えましょう。オートグラフの場合、部屋の壁がバックロードホーンの延長として働くでしょうから、かなり効率良く低音を放射すると思います。狭い部屋のコーナーに設置した場合、低音過多にならないのか、ちょっと心配でもあります。なにせTONO君ですら、あのような低音増強効果が出るわけですから。
なお、ニアフィールドで聴かない限り、どのような部屋でもその部屋固有のディップやピークが発生します。ハチマル部屋の場合、部屋の大半の部分で概ね250Hzに顕著なディップが発生します。当然ですが、イコライザーによる大雑把な補正が非常に効果的です。
さて、ハチマルがチョット遊んでみようかな?と思っているアイデアをご紹介します。
ステレオのサテライトSPを追加するアイデアです。無指向性にするために、上向きで天井から吊して、天井の反射を利用しようかな?と考えています。あくまでもモノラルが主体であり、サテライトは最小限に効かせれば十分であろうかと思われます。別にテーイして欲しいわけではなく、なんとなく部屋中に音が拡がった感じになるのを狙いとしています。もしかしたら、サテライトもモノラルで良いかもしれません。音楽よりも、CalmRadioの環境音を聴くと楽しめるのではないかと期待しています。最近、寝る時に雷鳴入りの雨の音を静かに流しています。寝入りが良くて具合が良いのですが、おかげで読書が一向進みません。
部屋の隅っこに1個のモノラル スピーカ。一度お試しあれ!
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モノラルの場合、コーナー設置がお薦めです。あの高名なタンノイ オートグラフも、ステレオ方式が世に出る前に設計されたモノラル用のコーナー設置型ですよね。
コーナー設置の場合、小さめのスピーカでも低音を部屋の中心に向かって効率良く放射できるという利点が得られます。これはTONO君の実測とシミュレーションで確認済みです。
もう1つの利点は、部屋の広い範囲で良好に聴けるという事です。
これは実は重要です。普通、2本のスピーカの中央でマンヂリともせずに音楽を聴くヒトは少ないでしょう。寝っ転がって雑誌をめくりながら、ペットとじゃれながら、子供をあやしながら、家事をしながら、ノリノリが昂じて踊りながら、、、、結構広い範囲で聴いているはずです。真ん中にじっと座ってオンシツとかオンジョーにシューチューとやらして聴くのが別段偉くてジョートーな音楽の聴き方というわけでは決してありません。というか、なんかカナシというか。。。
自分にとって最もリラックスできるオウチで、全く自由気ままに人目を気にせずパンツ一丁でもスッポンポンでも、だらしなく寝っ転がろうがヨガしようが、感極まって叫ぼうが泣こうが喚こうが、酒を飲もうが煎餅を囓ろうが、好きな音楽を好きな時に好きなだけ好きな格好で好きなヒトと一緒に、つまり自分にとってその時最も快適な状態で「音楽」を聴けるわけですから、再生音楽というのは、素晴らしいコンサートホールで生演奏を聴くのとは全く別の意味で「最高の音楽環境」を我々に提供してくれます。それを素直に享受しないのは全くもってモッタイナイですよね。なんも、そこにホールでの疑似体験を無理矢理ツイキューせんでもエーヤン。ソモソモ無理だし。というか、そんな事のために、全曲真ん中にカシコマッテじっとしてなアカンなんて、せっかくのオウチやのにモッタイナイヤン。チャウモンハチャウンデスヨ。端から。音楽をホンマに楽しもうと思ったら、精神と肉体を快適な状態に置く事がとってもジューヨーだと思います。
さて、そのように日常的に自然に素直に再生音楽を愛聴しているヒトビトにとって、ステレオ方式というのは果たして本当にアリガタイものなのかどうか。逆にアリガタ迷惑ではないのか?というのがハチマルの以前からの疑問です。モノラルだとコストも抑えられるしね。。。
また前置きが長くなりました。ここから本題です。
下図はスピーカの典型的な周波数特性です。赤が真正面、青が30°、緑が60°真正面から逸れた位置で計測された特性です。
このように、スピーカの真正面から横に逸れると、高い音がテキメンに聞こえにくくなります。目安としては30°以内で聴ければ良いのではないかと思います。
下図はステレオ方式の配置を示しています。赤がスピーカです。黄色の三角は正三角形です。つまり、軸線から左右に30°(頂角60°)の範囲を示しています。この黄色の中で聞けば、高音までソコソコよく聞こえると考えてください。
基本的に、ステレオ方式が正しく機能するのは左右スピーカの正しく中央で聴いた時だけであり、また両方のSPの30°以内に入るのは、2つの三角形が重なった図の濃い黄色の領域だけという事になります。不自由ですね。また、最も重要な主役であるべき中央の音が、左右から出る音によって擬似的に表現され(ゴースト)、また2点音源による干渉も生じるため、あまりにハッキリとステレオ効果が出ると、ハチマルには気色悪くて、落ち着いて音楽を聴けません。ですから、ケロ君もZAP君もスピーカ間距離は23cm(ほぼ左右の耳の距離)しかありません。
ではモノラルにしてSPを1本にしてみましょう。
だいぶ気儘に動けますね。ハチマルのZAP君は、左右のSP間距離が23cmしかありませんから、少し離れるとこの状態とかわりません。デスク位置ではごくホンノリとステレオ感があります。
SPをコーナーに置きました。TONO君の状態です。
部屋のもっと広い範囲が黄色の中に入りました。隅っこで邪魔になりませんから、部屋のスペースも有効に使えます。このように、モノラルスピーカのコーナー設置というのは魅力的です。名機オートグラフがあのようなカタチをしているのもゴモットモだと言えましょう。オートグラフの場合、部屋の壁がバックロードホーンの延長として働くでしょうから、かなり効率良く低音を放射すると思います。狭い部屋のコーナーに設置した場合、低音過多にならないのか、ちょっと心配でもあります。なにせTONO君ですら、あのような低音増強効果が出るわけですから。
なお、ニアフィールドで聴かない限り、どのような部屋でもその部屋固有のディップやピークが発生します。ハチマル部屋の場合、部屋の大半の部分で概ね250Hzに顕著なディップが発生します。当然ですが、イコライザーによる大雑把な補正が非常に効果的です。
さて、ハチマルがチョット遊んでみようかな?と思っているアイデアをご紹介します。
ステレオのサテライトSPを追加するアイデアです。無指向性にするために、上向きで天井から吊して、天井の反射を利用しようかな?と考えています。あくまでもモノラルが主体であり、サテライトは最小限に効かせれば十分であろうかと思われます。別にテーイして欲しいわけではなく、なんとなく部屋中に音が拡がった感じになるのを狙いとしています。もしかしたら、サテライトもモノラルで良いかもしれません。音楽よりも、CalmRadioの環境音を聴くと楽しめるのではないかと期待しています。最近、寝る時に雷鳴入りの雨の音を静かに流しています。寝入りが良くて具合が良いのですが、おかげで読書が一向進みません。
部屋の隅っこに1個のモノラル スピーカ。一度お試しあれ!
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