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2013年09月23日 (月) | Edit |
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全くのメカ系技術屋的直感なのですが、僕は公称径13cm (Alpair10クラス)よりも大きな振動板にはどうも無理があるような気がしてなりません。あくまでも直感ですがね。

それよりも大きな振動板を見ると、剛性が足りなさそうで頼りなく見え、なんだかムズムズしてしまうという事です(技術屋的直感としてナンカチャウンチャウ?不自然チャウ?無理アルノントチャウ?アカンノントチャウ?という感じがする)。僕は開発のオシゴトではいつもこの「チョッカン」を大事にして来ました。「カン」ピューターというやつです。

蛇足ですが、
この「カン」というのはとっても大事です。暗中模索の状態から、ぢゃぁちょっと、コッチの方向で理論検討してみよう、計算してみよう、実験してみよう、と決める最初の第1歩はカンです。この最初の1歩が当たれば、開発は一気に進みます。当たりが出なければ泥沼です。カンとは「この世に生まれ落ちてから今この瞬間までに蓄積した全ての経験/思考からファジー(または無意識)に導き出される答えです。それまでにどれだけ経験を積み、その経験についてどれだけ深く思考を重ねたかによってカンの精度は向上します。カンを馬鹿にしちゃイッケマセン。アートにおけるインスピレーションもこれと似たようなものでしょう。

さて、本題に戻ります。

振動板の剛性とは別に、運動の制御面(傾けずに真っ直ぐ前後に、できるだけ大きな範囲で直線性を保って動かすという事)では、どうなのでしょうか。この面では、小さい方が有利な点と、大きい方が有利な点があるはずです。そして、どこかで(例えば13cmクラス前後で)バランスするのではないか?という気がしています。もちろんコレも直感です。

例えばAlpairシリーズの場合、公称径18cmのAlpair12もありますが、13cmのAlpair10の方が異様に大きなXmaxを達成しています。このへんについては、次回マークさんにお会いしたときに質問してみたいと思います。

さて、僕が何を言いたいのかというと、設計上の最適バランスが得られるサイズというのが存在するはずであり、そのようなサイズのウーハを必要な個数使えば、徒にデカイ ウーハは不要であろうという事です。

もちろん、古典的方式の場合、小さな密閉型ウーハをいくらタクサン並べても下限周波数を伸ばす事はできません。

バスレフ型の場合はヘルムホルツ共振、密閉型でもドライバの機械的共振を利用するため、再生限界を低周波側に延ばすにはドライバの共振周波数(f0)を下げ(つまり大きな(重い)振動系を使い)、および/または、箱の容積を極端に増やす必要があります。つまり、低音をキチント再生するには極端な大型化を避けて通れないという事です。たとえ小さな部屋で小パワーしか必要なくても。。。。です。これでは全くアキマセン。

しかし、LEANAUDIO方式では共振を殺してデジタルイコライザを使うので、共振周波数(すなわちシステムのサイズ)は基本的に関係アリマセン。そのような共振による僅かなブースト効果なんぞ、デジイコでチョイとブーストするだけで簡単に得られるからです。

結論として、剛性面/運動面で最適なバランスが得られるサイズのウーハ(きっとそのような設計上のベストバランス点が存在するはずです)を、現場の要件(音量、再生下限周波数)に応じて必要な個数だけ使えば良かろうと思われます。また、部品の共有化(量産効果)によるコストの削減も図れるでしょう。

あ、そうそう。ウーハを偶数個使う場合は、半数個のユニットを前後逆に取る付ける事で2次の高調波歪みを殆どキャンセルできます。これを使わない手はアリマセン。

如何でしょうか。

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