FC2ブログ
--年--月--日 (--) | Edit |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009年02月26日 (木) | Edit |
前回までデスクトップ用スピーカについて書いたので、次回からはデスクトップ用のアンプについて書いてみたいと思います。

今回はその前置きとして、2004年のステレオ誌に掲載されたアンプのブラインド テストの結果を紹介したいと思います(というか結果を紹介しているサイトを紹介します)。このテストでは価格が9,800円~3,000,000円 (300倍!)の範囲のアナログ/デジタル アンプ計8台を4人の被験者がブラインドで試聴して「音の好み」に基づいて評価を行っています。ついでに、そのアンプがアナログかデジタルかの当てっこもしています。

まずはコチラ → アンプのブラインドテスト

評価基準が「音質が良い」とか「原音に忠実」とかではなくて「音の好み」である事を念頭に置いて解釈する必要があります。

あくまでも「この試験においては」の前提付きでの結論としては
○「音の好み」と価格に明確な相関は見られない
○デジタル アンプとアナログ アンプを正確に聞き分ける事はできない
といったあたりに落ち着くのでしょうが、注目すべき点がいくつかあります。
 
1) 最高価格のアンプ(アキュフェーズ製)が全員一致で最下位に評価され、2番目に高価なアンプ(ソニー製、1,000,000円)がほぼ全員一致に近い状態で1位に選ばれている。 
 →やはり超高級アンプは、良かれ悪しかれその他のアンプとはっきりとした違いがあるらしい

2) 順位付けの傾向は被験者間で大きな差がみられない( 2番目の人はチョットばらつき気味)。
 →巷の評判はそこそこ参考にしてもよいかもしれない

3) 2位~7位のアンプでは「価格」と「音の好みに」全く相関性がみられない(相関係数0.0115)。
 →ノーコメント

出力が20Wから1000Wまで幅があるし、AV用のマルチ チャンネルアンプも入っているし、値段の割に馬鹿みたいに高出力なのもあるし、、と極端なのを除外して見てみると結局値段相応に高いのが良いという事になりそうな気がしてきました。

参考データ
クリックで拡大
122.jpg121.jpg

まあ、被験者も4名しかいないし、大パワーのアンプと小パワーのアンプを同じ条件で比較する事にも疑問が残るし、完全に鵜呑みにするのは危険ですが、ブラインドテストが異常にタブー視されている不思議の国のオーディオの世界では数少ない貴重な資料だと思います。
なんか軽自動車とフェラーリを街中で走らせて比較しているのに近い感もなきにしもあらずですが。

おそらく最高価格のアキュフェーズは原信号の忠実再生を徹底的に追求し、その結果として他のアンプとははっきりと異なる「音」が出てくるのでしょうが、それが必ずしも被験者の「音の好み」に合わなかったという事なんだと思います。たとえば生演奏と再生音をブラインドで比較して「どれだけ原音に近いか」という評価を行えば結果は違っていたかもしれません。ちなみに被験者は編集者であって、専門家(どんな?)ではなかった -従ってこの結果は信頼に足るものではない- という意見もありますが、そうであれば逆に我々一般のオーディオ ユーザにより近い感覚で評価した結果であると捉える事もできます。
まあ、どちらにしても意味深長な結果ではあります。

話は変わりますが、「音が好みではないアンプ = デジタル アンプ」という被験者の先入観がありありと見て取れるところは面白いです。全員が最下位のアキュフェーズ(アナログ)をデジタルとして判定し、一位のソニー製(デジタル)では4人中3人がアナログと判定しています。真空管アンプが入っていたらどう評価されたか興味ありますね。「音の好み」という評価であれば真空管アンプって結構いい線いくんじゃないかと興味があります(実は僕も小さな真空管アンプを狙ってます)。

こういったブラインド評価がもっと公に行われるようになると良いなと思いますが、それにはメーカーとは関係のないユーザー側の自主的な行動が必要だと思います。

お役に立てたらクリックしてください。ランキングに参加してます
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト
テーマ:オーディオ
ジャンル:趣味・実用

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。